【2022年】盛夏のアユトモ釣り攻略 狙う時間帯とポイント別の釣り方
2022年07月11日 17:00
抜粋
2022年のアユのトモ釣りシーズンが開幕。和歌山県では5月1日に解禁した河川もあり、6月中には中部河川ではほぼ解禁され、熱くて暑い盛夏のトモ釣りシーズン突入だ。そこで今回は盛夏のハイシーズンのトモ釣りでいかに野アユを掛けていくか、より数を釣るにはどうしたら良いかを、私なりに解説させていただきたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)


盛夏のトモ釣り
初期のトモ釣りは解禁したばかりでアユ、川がまだ出来上がっていない反面、瀬では元気なアユがいたら飛びついてきて簡単に釣れる。しかし日に日に釣り荒れが進み、誰もが狙えオトリが簡単に入るポイントでは、増水後やたまたま数日釣り人が入川しなかった以外は難しい展開になる。
トモ釣りはこれからハイシーズンへ(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)しかし、6月後半になるとアユも成長し、20cm前後の型が多くなる。アユを扱うにもちょうど良いサイズで、そこそこ馬力があり泳ぎも良く、中級者の釣り人にとっては最高に楽しめるシーズンだ。
盛夏のハイシーズンのトモ釣りでいかに野アユを掛けていくか、より数を釣るにはどうしたら良いかを、私なりに解説させていただきたい。
サオ
近年各メーカーからたくさんのサオが発売され、どのサオを購入すればいいか悩んでしまう。しかし選択のポイントは、1シーズンで一番入川するホームグラウンドに照準を合わせることだ。
アユ釣り道具が豊富な釣具店でアユ釣り担当の店員さんに相談し、サオや道具を実際に手に取って、希望金額内で見積もりを出してもらうのが最も確実で後悔することがない。高い買い物だけに慎重に検討したい。
銀影競技スペシャルT85(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)私のサオは2021モデルの銀影競技スペシャルT85。コンセプトはオトリをハイレスポンスに動かし、狙った筋を瞬時に通し自在に止めて、掛かれば即座に引き抜く。このTの特性を徹底的に追及し、パワーとスピードを突き詰め磨き上げた新生スペシャルTだ。
そして自重が203gとめちゃくちゃ軽く、8.5mなので、私がホームグラウンドとする三重県・宮川上流、大内山川では1シーズンストレスなく使用できるサオだ。
仕掛け
トモ釣りの仕掛け、特に水中イトとハリについて解説しよう。
仕掛け図(作図:週刊つりニュース中部版 武田英敏)水中イト
中級者の釣り人ならほとんどが自分流の仕掛けを作り、仕掛け作りを楽しみ釣行する河川に合わせて水中イト、ハリを準備すると思う。水中イトの種類は複合メタル、ハイブリッドメタル、ナイロンライン、フロロカーボンラインがある。年間通して複合メタルで釣りをする人が大半だが、私は盛夏ぐらいからフロロカーボンラインの使用が多くなる。
最高に楽しめるシーズンの到来だ(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)梅雨が明けて渇水時期になると、私のホームグラウンドでは泳がせ主体の群れアユ狙いをしなくては数が稼げず、複合メタルを使用して釣り切ったと思っても、フロロカーボンラインに交換すると拾えることが多々ある。
ハリ
ハリはいろいろなタイプがあり、私が使用しているバリバスのハリならASTEAギブ超早掛けタイプ。最大の特徴は独特なシワリR形状から構成されたフトコロ。早掛けハリの世界を一段と進化させ、超早掛けバリの世界を確立。触れれば掛かると言わせる伝統のハリが復活した。
ASTEA・TYPE2短軸早掛け(オールラウンドタイプ)は掛けバリで、迷ったらタイプ2と言われるほど多くの人から支持を得ており、浅場、深場とどんなフィールドでも安心して使える。
ハリは河川に応じて使い分ける(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)ASTEA・TYPE3キツネ改良は、大アユ狙いに圧倒的な実績を誇る。GRAN独自の素材の特性を生かし、パワーあふれる野アユの硬いウロコも貫通するハリ先を実現。キツネ形状のフトコロが発揮する。抱き込むような保持力の良さも大アユ狙いに最適。
ASTEA914Zは、中~小型アユをターゲットとした軽量オールラウンドタイプで、一度掛かれば深く刺さって保持力を発揮。内を向くハリ先形状のおかげで根掛かりが少ない一方、魚への掛かりは速い。
完全仕掛けや張り替え仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)以上のこれらを、状況ごとに使い分けて使用している。イカリパックも発売されており、こちらでも十分使用できるので私はイカリパックを使用している。ハリハリスの号数を変えたいときのみバラバリを使用する。
当たり前の話だが、ハリは一番重要で、魚との唯一の接点だ。おろそかにすると釣果にかなり影響する。その河川の川底の地形、アユの質に合ったハリの選択も重要だ。
早朝と夕方が狙い目
梅雨が明け渇水期になると、やはり日中の釣りはかなり厳しくなってくる。増水があり川がリセットされた数日は、瀬でも普通に釣れ爆釣も夢ではない。しかし日がたつにつれ、水位も下がってくると瀬での釣りはかなり厳しくなってくる。
かといってアユ自体は一日のうち、数回は捕食時間がある。そして早朝と夕方は太陽の光が水面に当たる角度で、群れアユのアユとの間隔が狭くなり、絡みやすくなるようにも思える。私が釣りをしていて経験したことで、科学的には証明されていないと思うが……。
スイッチが入れば入れ掛かり!(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)時間があれば早朝(午前4時半~7時半)、夕方(午後5時~7時)に瀬、トロ場、チャラ瀬などでアユがいることが確認できるポイントで釣りをしてみたら面白いと思う。
河川にもよるが、盛夏なら夕方の水温が少し下がったときなども狙いめになることもある。変化でスイッチが入ってアユが動きだせば釣れなかったポイントでも一変し、入れ掛かりになることも多々ある。
ポイント別の攻め方
上下流に淵やトロ場などのタンクがあるポイントは、かなりの群れアユがストックされている。必ず時間帯によって捕食するため、アユが動きだし釣れなかったポイント、アユが見えなかったポイントでも、アユが差してくる。
群れアユが動きだすと周りの追い気がなかったアユも活性が上がり、やる気が出て真っ黄色になるアユもいる。追い気満々になり比較的簡単に釣れてしまうが、長くは続かないのでタイミング良く釣っていきたい。
活性が上がると真っ黄色に(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)群れが動きだし一斉にコケを食(は)みだすと、その中でもヤンチャなアユがナワバリを持ち、見る見るうちに真っ黄色に変色する。追い気満々になり、サイトフィッシングで逆上げで釣っていけば簡単に釣れる。しかし根掛かりは禁物だ。また5分ほどで群れが移動してしまうので、チャンスを逃さないようにしたい。
トロ場、チャラ瀬狙いの場合は泳がせ釣りで、立ち位置によってもオトリが泳ぐコースが変わり、足元から泳がせていったときなども、見逃していたすぐ近くで掛かることもある。オトリアユが泳ぎやすいコースもあり、立ち位置が同じだと毎回同じコースを泳いでいくため、釣りこぼしのないようにしたい。
仕掛けの使い分け
複合メタルを使っているポイントでナイロンライン、フロロカーボンラインに変更するだけでも変化があり、オトリアユの泳ぎが変わって、掛からなかったアユが掛かることもある。
流れが緩やかな河川では泳がせがメイン(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)仕掛け図には完全仕掛け、イカリパックを掲載してあるが、もちろん仕掛けも自分で作成し、ハリも同じ号数でもハリハリスの号数を変えたり、ナイロンライン、フロロカーボンラインのハリハリスを使い分けたりもしている。
あの手この手で釣果を伸ばそう
釣りは面倒なことをして、「たられば」をなくせば必ず釣果は上がる。私自身も釣り始めて2時間とコンスタントに掛かっているときは、神経を集中させていろいろなことを実施できる。だが時間がたつにつれて体力的にも疲れてくると「1匹掛かってから」と、思ってしまう釣り師の悪いところが出てしまう。
教訓は「5分掛からなければ何かを変える」が大事だと思う。
盛夏の河川選択は、天然遡上のある河川に釣行しよう。そして事前に情報収集することも釣果に比例する。
最盛期のアユ釣りを存分に楽しもう(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)最後に最近は釣り以外のモラルとして、アユ疾病蔓延防止(冷水病対策)についても注意が必要だ。まず釣ったアユ、オトリアユは必ず持ち帰る。他の河川でオトリアユとして購入したアユ、他の河川で釣ったアユはオトリアユとして持ち込まない。使用後の釣り道具は、十分に乾燥消毒すること。
それでは盛夏のアユのトモ釣りを安全に楽しんでいただきたい。
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<週刊つりニュース中部版 武田英敏/TSURINEWS編>














