クロダイ『堤防ヘチ釣り』の魅力4選 究極の接近戦は気配消せるかがキモ
2022年07月16日 11:30
抜粋
クロダイのヘチ釣りは何となく玄人っぽい釣り人がやっているというイメージだがそもそもヘチ釣りとはどんな釣りなの?と疑問に思っている釣り人も多い。今回はそのヘチ釣りについて入門者がのめり込むような魅力を解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター石田一聖)


1、ヘチ釣りは究極の接近戦
防波堤でのフカセ釣りはやや遠投し、定点にまきエサをまいて魚を寄せジッと待つ釣りだが、ヘチ釣りは全く違う。岸壁の際に着いたエサを求めて寄って来たクロダイを、岸壁に足音を立てず忍び寄り間合いを詰め一瞬で仕留める。
また、晴れた日は太陽の向きにも注意を払い、自分の影が水面に映り込まないようにする。釣れる時は水面から30cmくらいで釣れるので、に人の気配を消しながら釣ることが重要である。まきエサもせずエサを落としただけで最速で一投目から大物が釣れることがこの釣り最大の魅力だ。
自らの影を映さぬように忍び足で仕掛けを入れる(提供:TSURINEWSライター石田一聖)2、自らクロダイに出逢いに行く
岸壁にエサを求めて寄って来る魚は長い堤防だと実際どこにいるか分からない。この釣りは定点でジッと待っている釣りではない。魚がいる場所を推理し、ここだと思う場所で仕掛けを落とし自ら魚に出会いに行く。
クロダイは群れで移動する場合も多く特定の場所だけ釣れることがあるので、その時の状況を観察しながらいち早く釣果に繋げるのだ。そしてついにその日の1匹に出会えると、何年やっていても毎回感動することだろう。
3、落とすだけでもやり込み要素大
長い堤防。他にも釣り人はたくさんいる。釣れていないのはなぜか自分だけ。しかもアタリすらない。という経験はないだろうか?この釣りは落とし方が最大の難点。その日その時の風や潮の流れでオモリを選択し、魚が好むパターンをいち早くつかまなければいけない。
釣り場の水深にもよるが仕掛けを早く落とし過ぎてもいけない。ゆっくりと竿先にテンションをかけながら落とすのが基本だが、ゆっくりにも程度がある。
筆者の場合は落とす際、オモリはガン玉のBを基本にエサの重さも含め適度に潮の流れがつかめるくらいの設定で何度もかえる。いわゆる「自然に違和感なく落とす」を実現するためだ。人より1匹でも多く釣りたいなら、一日を通して潮や風が変化する中で仕掛けがずっと同じパターンでいいわけない。そこに気付いた釣り人だけが釣果に繋がるのだ。
パターンをつかめば好釣果が狙える(提供:TSURINEWSライター石田一聖)4、歩数稼げて健康に
釣り人は早寝早起きが基本。それだけでも健康的だが、ヘチ釣りは長い堤防または岸壁でランガンして行くので、とにかく歩く。魚に出会えるまで歩く。一日最大で3kmほど歩くこともある。
筆者が通う堤防は比較的70歳を超えるベテランの釣り人が多いが皆元気に歩く。そしてランガンのスピードがめちゃくちゃ速い。積極的に撃てば撃つほど釣れる確率は上がるわけで、ベテランたちはそれを極めているようだ。長い堤防で彼らに出会う度に竿を曲げている。
ヘチ釣りはアタリを構える時の静寂と魚を掛けてからの動作がスナイパーのようでどことなく美しい。自らの感覚を究極に研ぎ澄まして獲物を探しそして確実に仕留める。近場の防波堤でこんなスリリングな釣りは他にない。是非この夏にヘチ釣りに入門してはいかがだろう。
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<石田一聖/TSURINEWSライター>
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