節約しながら健康的に釣りを楽しむコツ 値上げ戦国時代の釣行スタイル?

2022年07月22日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

身の回りのものがことごとく値上がりしている昨今、釣り人の皆さんにおかれては、釣行に少なからず影響が出ているのではないだろうか。今回は、節約しながら健康になれる釣行のコツを紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

節約釣行で釣果をあげる

2ヶ月に一度のペースで続く値上げ。ガソリンはレギュラーで170円を軽く越え、給与も上がらない……。こうなると趣味などを楽しむ時間が減る人も多いのではないだろうか?もちろん、釣りもそう。釣りに行くためのガソリン代、釣具代、安くない買い物だ。

加えてこの夏は、6月から35℃を超える猛暑続きで釣りどころではない。釣りは行きたいけれど、健康を害してまでは行きたくないし、趣味にそこまでお金はかけられない。

腕と工夫で釣果をものにしよう(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

ではどうしたら良いか?「釣果、快適、節約」この3つのバランスを取るにはどうしたら良いのか?今回は、節約と釣果にスポットを当てて、筆者のシーバスフィッシングの経験を元に解説してみたい。

歩くことの重要性

健康記事を書くつもりはないが、少し健康の話しにも触れてみたい。釣りにおいて足腰は要だ。ランガンという言葉があるように、特にルアーフィッシングにおいて、歩くことは釣果に繋がると言っても過言ではない。

ポイントをランガン(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

しかし、現代のアングラーは泥臭く歩かない。足がダルいだの、腰が痛いだの言っていては良い釣果に出会えるはずもない。歳を取れば誰でも筋力が落ち、フルキャストを繰り返せば腰や肩が悲鳴を上げる。しかも何時間も立ち続けるなんて、もはや修業と言ってよい。

だからと言って釣りのためにわざわざジムに通う人もいないだろう。では、体を鍛えようにも時間もお金ももったいない!そんな時はどうしたら良いか?

釣りで鍛える釣りのための体

ズバリ、釣りをしながら鍛える!これに限ると思う。

まず、近場の河川などだが、一駅くらいなら歩いてエントリーしてほしい。そのくらい歩けば、車では絶対入れないポイントが必ずあるはずだ。自分だけの手付かずのポイントが発見出来るし、人が釣れなくても自分だけ釣ることも可能だ。

そのためには、30~40分くらい歩けるようにしてほしい。これには思わぬ副産物もある。まず車を使わないので、ガソリン代の節約になり、盗難やイタズラの心配もないから釣りに集中できる。また、路上駐車で捕まることもない。

ポイントを打ちながら歩き倒すべし(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

さらに、軽いウォーキングにもなるし、荷物を背負い込んで何kmも歩き続ければ、軍隊さながらの立派なトレーニングにもなる。間違いなく運動不足の解消にもなるし、足腰は鍛えられる(筆者が体感済。効果あります)。

初めからいきなり30~40分も強行軍で歩く必要はない。少しづつ無理の無い範囲で歩く機会を増やして行けばよい。まさに釣行のたびに体が鍛えられ、スレてないポイントで爆釣!さらに節約にもなる。一石二鳥、三鳥?とはこのことだろう。

荷物は最小限で釣る工夫を

とはいえ、釣りは荷物が必要になる。ロッド、リール、ネット、小物類……。徒歩の釣りでこれらをどうまとめるかがポイントになるが、問題ない。

4ピースロッドが好適

ロッドは6ft前後の、4ピースで十分釣りになる。仕舞寸法は50cm前後のものが多く、これなら仕事のバッグにも収まる。短いように感じるが、キャストを工夫すれば問題なく遠投はできる。むしろ、低い橋脚下などをピンポイントで攻めたい場合などは、扱いやすく無敵だ。

竿とリールはここまで小さくできる(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

少々乱暴に言ってしまえば、慣れてしまえばロッドの長さなど気にならないのだ。パワーも昔に比べれば4ピースロッドも進化していて、びっくりする。しかも、1万円前後から買えるものもあったりして、こちらも経済的だ。部屋にしまうときもかさばらないのもいい。

70cm前後のシーバスや、それ以上が掛かっても普通に釣れるから釣果も心配はいらない。糸を太くして、リーダーも摩擦に強いものを選べば、シーバス、クロダイ、マゴチと、身近には遊んでくれるターゲットは多い。

ランディングネット

ランディングネットも、網の部分とシャフトの部分を別々にしてしまえば、コンパクトにまとまる。タモの大きさも50cmもあれば、大概の魚はすくえる。こうなると、普通のリュックでもシーバスフィッシングに必要なものは全て収納できることになる。

ネットの収納(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

電車釣行も可能

ルアーだって、セレクトして持って行けばそれほどかさばらない。さらにここまで来ると、電車釣行もおすすめだ。少々遠い場所でもこれなら手軽に行ける。慣れてくれば、仕事だと嘘を付いて釣りに行くことも全然可能だ。後のことは責任持てないが、試してみるのも良いだろう。

リュックにはまだ余裕あり(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

無理せず節約して楽しむ

いかがだっただろうか。現代は、何かと値上げ値上げとうんざりする。ガソリン代も価格表を見ると、それだけで週末の釣りを控えたくなる。ルアーフィッシングは、手軽に見えてけっこうお金も時間もかかる。

スマートスタイルでもシーバスは釣れる(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

そんな値上げ戦国時代に、賢く釣りをするための考えが少しは変わっただろうか?これは、ルアーフィッシングに限らず他の釣りにも応用できるので、工夫して活用してもいいだろう。

無理はNG

しかし、誤解がないように書いておくと、何も全て節約しなさいと言っているわけではない。真夏の炎天下に大きな荷物を背負ってランガンなど、いくら節約と言えどこれはやめてもらいたい。

また、かなり遠い場所(他県)などへ自転車などを使って釣りに行くのもおすすめ出来ない。疲労などで安全運転が出来なくなる恐れがあるからだ。さらに、パンクやチェーンが外れれば、工具が無いとどうにもならない。あくまでも、自分の行ける範囲で節約釣行をおすすめする。

中古品の活用も

全てのルアーフィッシングをこれで補うことはできないが、少なくとも節約のヒントにはなるだろう。

中古で釣具を買うという手もあるが、これはロッドやリールはやめておいた方がよい。使い捨ての気持ちで選ぶならよいが、よほど中古品の目利きに慣れていない限り、控えた方が無難だ。それでも買うなら、店員とコミニュケーションを取り、商品の情報を引き出しながら慎重に選ぶと良いだろう。

釣りはかけがえのない時間を釣り人に与えてくれる。それが世の中の情勢で出来なくなってしまうのは悲しい。多くの釣り人が、日々の生活の中で変わらず釣りを楽しめるようになればと筆者は常に願う。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>

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