大人気の敦賀湾イカメタル釣行でトップ15杯 時合い短く二枚潮にも苦戦
2022年07月28日 16:30
抜粋
好天に恵まれた6月下旬。イカメタルの聖地ともいえる敦賀湾でイカメタルを楽しむため、敦賀港の一美丸に乗り込んだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター笠野忠義)

人気の敦賀湾イカメタル
筆者の地元石川県の船宿は今の時期、予約がいっぱいでなかなか乗れない状況が続いている。福井でイカメタルは三国沖・鷹巣沖・越前沖は釣行したことがあるが、敦賀は初。
筆者も30年近く前、敦賀に住んでいた経験があるが、その時は今ほど釣りに打ち込んでいなかったため、今思うと残念である。数年後には新幹線が開通することもあって、各方面からのアクセスもよくなるだろう。
観光スポットも
敦賀には、日本三大松原である「気比の松原」や、大鳥居が有名な「気比神宮」、恋愛の神様で有名な「金ヶ崎宮」がある。敦賀に来た際はぜひ寄っていただきたいスポットである。
当日の状況
当日利用した釣り船は、敦賀みなと大橋下に停泊している一美丸。夕方17時20分 船に乗り込み、沖のポイントに向かった。釣り座はトモの真ん中。港を出て、約1時間。敦賀の隣、河野の甲楽城漁港沖のポイントに着いた。
出船前の一美丸(提供:TSURINEWSライター笠野忠義)二枚潮
通常であればパラシュートアンカーでの流しの釣りなのだが、今回は潮の状況からアンカーを下ろした。水深は約80m。無風で釣りやすい状況だったが、二枚潮で、ボトム付近の潮が速く、仕掛けが斜めに入っていく状態。周りとオマツリにならないように注意しながら仕掛けを落としていった。
スッテの号数
船長の指示は「スッテ20号から」。スッテの号数は船長の指示に従い、状況でオマツリしやすいこともあるので、仕掛けを下ろすときは周りの状況を見ながら仕掛けを下ろすこと。斜めに入りすぎると思ったら、仕掛けを回収し入れなおすか、スッテの号数を上げるなど対応をしよう。くれぐれも船長からのアナウンスに従うこと。スッテの号数は、指示のあった号数より下には下げないこと。
オマツリは協力プレイ
船に乗り込んだらみんな仲間。オマツリして不満げな表情をする前に、自分からオマツリしない工夫をして、帰港まで全員楽しい思い出を持って帰るくらいの気持ちを持とう。
当日も、あまり慣れていないような人が横についてオマツリしてしまったが、最悪の時はラインを切って、つないで・・・という場面も出てくる。せめて、ラインとラインのつなぎ方はマスターしてきていただきたいと思う。
タックルは「掛調子」と「乗せ調子」
タックルは掛調子のものと乗せ調子のものの2タックルを持ち込んだ。「どう違うの?」と思うところではあろうかと思う。簡単に言ってしまうと、ロッドの張りの違い。
掛調子はティップから微妙に張りがあり、スッテをキビキビ動かせるのが特徴。乗せ調子は掛調子と比べるとややティップが軟らかい。スッテをキビキビ動かすとなると多少なりとも難があるが、軟らかい特性がゆえに、船の揺れをティップが吸収してくれるので、仕掛けを安定させやすい。使い分けなど詳しいことは改めて解説したいと思う。
タックルデータ
ロッド:エメラルダスMX イカメタル K56ULB-S
リール:スパルタンMX IC150HL
ライン:エメラルダスデュラセンサー×8 0.6号
リグはスッテ単体
ロッド:エメラルダスAIRAGS イカメタル N65LB
リール:キャタリナ IC 100SHL
ライン:エメラルダスデュラセンサー×8 0.6号
リグはオバマリグ
日がある内は
まずタックルは、きびきびした動きで誘いを入れたいと思い掛調子のロッドをチョイスした。明るいうちはボトムを攻めるというセオリー通りの攻め方を展開し、毎回はじめはきびきびとした動きで見せるつもりで「スッテ単体」のリグをセット。また、ロッドもショートロッドということもあって、取り回しを考慮してのチョイスであった。
港から出港して1時間。6時30分ごろから釣りを開始した。船長の言う通り、2枚潮で底潮の流れが速く、ボトムを取って底を切ると斜めに仕掛けが入っていく状況。オマツリしないように気を使いながら仕掛けを下ろすが、アタリももらえず苦戦した。
時折、タングステンのスッテも入れてみたが、状況はさほど変わらなかった。日が落ち、夜焚きでの釣りになるまでは反応は一切なかった。
釣り場風景(提供:TSURINEWSライター笠野忠義)誘い方
基本の誘いはシャクリを入れてからテンションフォールで狙うタナまで再び落とす(リールは巻かない)。エギングのように激しくシャクリを入れる必要は全然ない。大きすぎず、小さすぎず、キビキビとスッテを動かすイメージを持って操作してほしい。
1段でも2段でも。それ以上はシャクリを入れても一緒ではないかと思う。できるだけラインスラックは「ださないように」。ラインスラックが出ていると、もしフォールでアタったとしても、アタリがわからず、ラインスラック以上にアワセを入れないとかからないのだ。
しっかり止める
狙うタナで、ロッドをシェイクする「たたき」を入れて、その後ピタッと止めて待つ。「ここだ!」というところで、たたきで粘ってしまっては群れが散ってしまう可能性があるので、くれぐれも上記の誘いとコンビネーションで使っていただきたい。
誘い下げ
ワンピッチショートジャークで誘いを入れつつ、一旦狙うタナから外し、テンションフォールの時に、少しずつラインを出し、狙うタナまで再び落とす(誘い下げ)。ワンピッチで誘う場合は、誘いすぎると後がしんどくなるので、「だいたい〇m誘おう」と決めたほうがいい。あまり長すぎると、仕掛けを下ろすのに時間がかかりすぎてチャンスを逃すことになる。
ちょっと難しくなってくるが、シャクリの後にリールのクラッチを切っておき、サミングしておく。ティップにテンションがかかってロッドを下げていくときにサミングしている指を軽く緩めてラインを出す。一気にこのタナ!というところまで出してしまうと、ラインスラックが多くなってしまう。下手をすると群れがいたとしても散ってしまう可能性が大きい。
オバマリグへ変更
ポイント到着後1時間。周りもアタリはない様子で、ライトが点灯するタイミングでコウイカが船中で1杯上がった。これまで広いレンジをスッテ単体で探ってきたが反応がなく、ここで誘い方を変更。
鉛スッテと浮きスッテ・エギを付けるオバマリグにチェンジし、スローな展開で広範囲を探ろうという作戦だ。スッテ単体と違って、鉛スッテがキビキビとした誘いに対し、浮きスッテはゆっくりした誘いの2段構えだ。
オバマリグ(提供:TSURINEWSライター笠野忠義)タックルも変更
また、ロッドも金属穂先のロッドで目感度だけでなく手感度でもアタリを取っていけることからチョイス。 アタリもなく来たので、早くアタリをもらいたい一心であった。オバマリグは広いタナを探れ、動きの違うリグで状況を把握するために選んだ。夜焚きになると、ボトムからマイカが浮いてきて浅いタナでも釣れるようになるが、タナがころころかわりやすいので、上下2段でアタリを出そうという考えだ。
誘い
スッテ単体とは違って、誘ってはしっかり止めて待つスタイルになる。誘いは上記と同じだが、テンションフォールしてタナまで来たら、ピタッと止めるのが肝である。先ほども話したが、浮きスッテはスローな動きのため、止めている間も幾分かはフォールして誘っているので、誘いを入れた後はしっかり止めて……「待つ」。筆者は最低10秒待つようにしている。待つ長さは特にこだわってはいない。
開始2時間後に待望のヒット
ポイントに到着して2時間。ようやく自分にもヒットした。水深73m。ボトム付近の誘い下げで、良型のマイカのヒットであった。また、この後も浮きスッテと鉛スッテ両方にヒットすることもあった。しかし、状況は一変。アタリもピタッと止まり、時合いは一瞬であった。
タナは見つけるが乗らない状況
その後、10m~30mの船長アナウンスの中、その下に良型がいるだろうとアナウンスのタナより下で探りを入れていると46m~56mでタナを見つけ、隣の乗船者と情報共有しながらタナを探って2人でそのタナに合わせていったが、アタリはすれどなかなか掛からない状態が続いた。
後半は、潮も緩くなり、スッテも20号から15号・12号にチェンジして丹念に探ったが、ボトムではエソ、中層ではコゾクラ、表層にはトビウオの群れが現れ、魚に追われて表層にかなりの数が浮いてきたが、そのまま時間は過ぎ、魚影を見つめながら終了となった。
最終釣果
結果は残念な結果で、スルメイカ1杯とマイカ5杯であった。数は残念ではあったが、釣行的にはリグを駆使したり、アナウンスの下の層に別の群れを見つけたり、やりきった釣行であった。当日の竿頭は15杯であった。
最終釣果(提供:TSURINEWSライター笠野忠義)乗船時の注意
イカメタル船乗船時の注意点を最後に紹介しておこう。
・スッテの号数は事前に出船確認の連絡を入れる際に確認
・スッテ使用号数は船長のアナウンスに従う
・オマツリしそうな時はスッテの号数を上げたり、リグを入れ直しして、極力オマツリにならないように配慮する。
・キャストは周りの状況を確認してから行う
・混雑している場面でのキャストは極力控える
当然のことだが、ライフジャケットの貸し出しを行っているが、持参すること。そして、きちんと着用する。周りの人たちと情報を共有し、みんなで楽しい釣りをすることが大事だ。
帰港後の一美丸(提供:TSURINEWSライター笠野忠義)<笠野忠義/TSURINEWSライター>
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