琵琶湖&流入河川でハスゲーム堪能 小アユ釣りとセットで楽しさ倍増
2022年08月01日 11:45
抜粋
空梅雨や季節外れの暑さ、寒さでさまざまな釣り物のシーズンインが遅れていた滋賀県の琵琶湖だが、梅雨が明けて本格的な夏の到来とともににぎやかになってきた。ルアーフィッシング入門に最適なハスゲームも、湖北、湖東エリアで好調の報が聞こえてくるなか、フィッシングタックル・カリプソの大宮店長とともに、高島市の知内川周辺へ出かけた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版・編集部)
知内浜でハスゲーム釣行
今回はハスゲームを楽しんだ後に、おいしい小アユも釣って昼に唐揚げにして食べようという企画。
午前5時に知内浜オートキャンプ場で大宮さんと待ち合わせ、前日からキャンプ場で宿泊していた長谷川さん一行と合流。早速タックルを準備して浜へ向かった。

ボイルは産卵行動?
今回は可児市の女性アングラーの青木さんも同行。ハスゲームはビギナーだが、やる気満々で浜からキャストを開始した。
朝はあちこちでボイルが確認できるが、大宮さんによればこのボイルは捕食ではなく、ハタキと呼ばれる産卵行動なのだとか。

同行者にニゴイ
その言葉通り、なかなかヒットが遠い。それでも早々にサオを曲げたのは大宮さん。だがドラグを鳴らしまくってギュンギュン走りまくったのは、定番ゲストのニゴイだ。これはこれで釣って楽しいターゲット。
大宮さんいわく、「ジャパニーズターポンです」。

隣のアングラーに待望のハス
それぞれひざぐらいまで水に浸かってキャストしているが、これがとにかく涼しい。早朝でも結構な蒸し暑さだったのだが、快適に釣りを楽しめる。
すると隣でキャストしていたアングラーに、待望のハスがヒット。さらに小ぶりのニゴイも連続ヒットし、してやったりだ。
一方の青木さんは苦戦が続くが、ようやくロッドがド派手に曲がった。ドラグがうなりを上げ、ラインが水面を切り裂く。これは…やっぱりのニゴイだったが、この日初ヒットに青木さんは満足顔だった。

ゲリラ豪雨の後は百瀬川へ
ここで怪しげだった空から大粒の雨が落ちてきた。遠くでも雷も鳴っている。すぐにゲリラ豪雨並みに降りそうな感じがしたので、大宮さんから「いったん休憩しましょう」との言葉。
それぞれ車やテントの中に避難したと思ったら、前が見えないほどの豪雨になった。取りあえず待機を余儀なくされたが、1時間もしないうちに雨は小康状態になった。
ここで大宮さんと青木さん、私の3人ですぐ隣の百瀬川へ様子を見に行くことにした。現場に到着すると、水は濁り気味だがそこまで状況は悪くなさそう。時折ハスらしきモジリも見える。

小アユ釣りでブレイク
早速キャストを開始すると、青木さんにバイトがあったがフッキングせず。大宮さんも隣でなんとか1匹釣らせようと、アドバイスを送り続ける。
だが再び雨がひどくなったので、いったん中断し次は手軽に楽しめる小アユ釣りに切り替えることにした。

雨が再度小降りになったタイミングで、百瀬川の上流域に入る。いい感じで水が増えており、いかにも釣れそうだが、ハス同様小アユの活性も今ひとつ。これまでの渇水の影響が抜け切れていないのか…。

それでもポツポツながらもアタリは出て、1時間半ほどで昼に食べる分は十分に確保。

小アユ&ハスを唐揚げで
ついでに大宮さんがキャッチした30cm級のハスも食材に加わり、その後はキャンプ場へ。

昼からハスゲームを再開する予定だったが、予報とは大違いの大雨に爆風まで吹きだし、まるで嵐の様相に。とても釣りどころではなく、やむなく終了となった。
夏休みは琵琶湖へ!
今回は天候にたたられた釣行となったが、晴れて暑い日が続けばハスゲームは、もっともっとイージーに楽しめるはず。もちろん小アユも同じく渇水が続かない限り、3ケタ釣果も十分望めるだろう。
夏休みはぜひ仲間で、家族で、カップルで琵琶湖へ出かけて楽しんでほしい。

<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>