アニサキスは電流でやっつけろ!熊本大学とジャパン・シーフーズが開発した殺虫技術が画期的だと話題に

2022年08月01日 18:00

[FISHING JAPAN]

抜粋

アニサキスは電流でやっつけろ!熊本大学とジャパン・シーフーズが開発した殺虫技術が画期的だと話題に

最近、激しい痛みを引き起こすアニサキス食中毒が広く知られるようになってきました。

この食中毒の対策としてアニサキスの除去と魚の加熱・冷凍が推奨されていますが、昨年新たな殺虫技術が開発されたのをご存知でしょうか。

今回は熊本大学と鮮魚加工食品メーカーの株式会社ジャパン・シーフーズが開発した「パルス処理」についてお伝えしていきたいと思います。

水産業界を救う技術として期待され、発表から一年以上が経過した今でもメディアで頻度高く取り上げられる画期的な方法に要注目です。

アニサキスとは?

アニサキスはサバ・アジ・イカなどの魚介類の体内に棲みつく寄生虫の一種です。

人体に入ると胃壁や腸壁に引っ付き、食中毒を引き起こします。

激しい腹痛・吐き気・嘔吐・腹膜炎が主な症状です。

アニサキスは全長2~3cmなので目視で確認して除去できるほか、-20℃で24時間以上冷凍するか、70℃で1分以上加熱すると死滅することが分かっています。

そのため、釣った魚を個人で消費する際は上記の対応を取ることが推奨されています。

市場に出回る生魚のアニサキス対策は難しい

魚を個人消費する場合はアニサキスを除去・加熱・冷凍することで食中毒のリスクを無くすことができます。

しかし、流通する生魚のアニサキス対策は複雑かつ困難です。

冷凍処理をすればアニサキスを死滅させることができるのですが、冷凍した魚は品質が落ちてしまい、価値が下がってしまいます。

そのため、水産業界ではアニサキス食中毒のリスクのない新鮮な生魚を提供する方法が長年模索されています。

電流でアニサキスを死滅させる技術が開発される

熊本大学と株式会社ジャパン・シーフーズが開発したアニサキスの殺虫技術はパルスパワーを用いたものです。

パルスパワーというのは極めて短い時間に生み出される巨大電力のことです。

魚に瞬間的な高圧電流をかける処理(=パルス処理)を行うと、アニサキスが死滅することが実験で明らかになりました。

実験では魚身に仕込んだ1,000匹のアニサキスを全て殺すことに成功しています。

また、電流を流しても身の品質は落ちなかったとのことです。

今後パルス処理は水産業界全体で採用される技術になるのではないかと期待されています。

ジャパン・シーフーズはアニサキス殺虫装置の実用化も視野に入れています。

「アニサキスは怖くない」と言える世の中へ

今回はパルスパワーを用いたアニサキス殺虫技術についてお伝えしました。

生魚の鮮度と安全を守るパルス処理は今後ますます注目されるでしょう。

この技術が水産業界全体に普及し、もっとおいしく安全に魚が食べられる世の中になることを願います。

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