フィッシングパークTOIでマダイ&マアジ釣り 生け簀の外でメジナも御用
2022年08月23日 17:00
抜粋
夏の家族旅行最終日は絶対釣果が見込める「フィッシングパークTOI」に釣行した。そこでヘチ竿を使用してマダイやマアジ、イカダの外ではメジナを釣り上げ強烈な引きを味わえて期待以上に楽しかった釣りと、アフターフィッシングをリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
フィッシングパークTOI
旅行最終日は筆者一押しの「フィッシングパークTOI」で釣りをして釣った魚は持ち帰って食べることにした。今年の春に妻と釣行しとても簡単に釣れたことと、最終日なら持ち帰って食べても鮮度の心配が不要だからだ。
さらにホテルのスタッフからは「夏休みでコマセが効いているのでイカダの外ではサビキで豆アジが釣れるかも」とアドバイスをいただき、他のポイントへの選択肢はなくなった。
当日の天候とタックル
最終日も真夏らしい暑さだったが、釣り堀の受付付近には自動販売機があり、さらにイカダは屋根が付いている場所があるので安心して釣りをすることができた。
イサキ期待しつつマアジ釣り
11時ごろに現地に到着。受付で当日の対象魚を尋ねると「マアジとマダイ、それとイサキ」との事だった。前回妻と訪れた時には対象魚にイサキは含まれていなかったので釣れることを期待した。
イカダに移り、当日も最初はマアジから釣ることにした。まずは釣りの知識が皆無に等しい義兄にハリにエサを付けて貰い、初心者がどのようにエサを付けるのかを試してみた。すると思った通りあまりよろしくない付け方だったので、甥っ子に基本的なエサの付け方を教える。
未使用のヘチ竿初使用
今回は購入してからまだ一度も使用していないヘチ竿を持ち込んだ。
今回釣り堀に使用した目的は主に2つ。一つは魚が掛かった時の調子や感覚を試してみたかったのと、もう一つは甥っ子に軟らかい竿での魚とのやり取りを楽しんでみてもらいたかったということだ。
リールはタイコリールではなく子供でも扱いやすいスピニングリールにした。
まずは筆者がアジをキャッチ
筆者が釣り方のレクチャーも兼ねて釣りを開始。すると1投目からヒット。決して大きなアジではないが軟らかいヘチ竿での魚との駆け引きが楽しい。無事に取込みに成功。しかしつい興奮してしまいリールを巻き過ぎてヨリモドシをトップガイドに巻き込んでしまった。
「折れたかな……」と心配だったがチタン穂先のおかげもあり事なきを得て一安心。そもそもこの竿はヨリモドシ等を巻き込んでも折れないとの事に魅かれて購入したのだが、意図せぬタイミングで穂先の強度も確認できてよかった……。
甥っ子も1投目からマアジをゲット
次に甥っ子がチャレンジ。貸し竿のハリに自分でエサを付けて投入。ゆるんでいたイトが張りだしたのをアタリと捉えてアワセを入れるとヒット。こちらも無事に取込み嬉しそうだ。
次に引き味の違いを体感してもらいたくてヘチ竿で試してもらう。すると貸し竿とは違う魚の引きの強さに驚きながらも2匹目をゲット。かなり気に入ったのか、以後ヘチ竿のみを使用。
筆者三振後に甥がヒット
筆者が釣りを再開。しかし、アタリはあるがアワセのタイミングがあわず3回連続で空振り。三振となったので釣り手は甥っ子に交代する。すると彼はいともたやすくアジを釣り上げどや顔。
その後お互い追釣してアジ釣りは終了することにした。
マダイの生け簀に移動
マダイの生け簀に移動して第1投。こちらもすぐにアタリがあり、しっかりアワセを入れるとヒットした。ヘチ竿ならではの魚とのやり取りを楽しみながらタモで掬って1匹目をゲット。
クロダイではないがマダイで竿の感覚もつかめてよかったと実感。勿論竿に不満はなく、むしろ大満足でよかった。
甥っ子もマダイと格闘
続けて甥っ子がチャレンジ。魚が掛かると真剣な表情でやり取りしている。
筆者が「竿を立てて」とアドバイスを送ると両手で必死に竿を握り、魚を引き寄せてタモでゲット。その瞬間彼は「「はぁー」と大きく息を吐きだしていた。
甥っ子が言うには、凄く興奮したらしく足もガクガクだったらしい。お互いマダイも追釣して、アフターフィッシングが楽しみになってきた。
義兄は生簀外での釣り
一方、義兄は貸し竿で終始イカダの外での釣りをしていたが、釣果がない状態が続く。
姉が、「上の方は小魚だけど下の方に大きい魚が泳いでいる」というので見に行くと、上層はクロホシイシモチやタカベと小メジナ、その下には確かにマダイやメジナと思われる大きな魚が7~8匹、悠々と泳いでいた。
コマセが切れるといなくなるが、まけばすぐに寄ってくる。筆者も外で釣りをしてみることにした。
生け簀の外で26cmメジナをゲット
水が綺麗なのでサイトフィッシング(見釣り)でチャレンジ。魚がエサを食べた瞬間にアワせると明らかに小物とは違う引きが伝わってきた。釣り上げたのは所謂、足裏サイズのメジナ。
前回妻と訪れた時、イカダの外ではクロホシイシモチしか釣れなかったので特に嬉しかった。
続けて生簀外でマダイヒット
メジナのハリを外す時にハリスが切れたのでタックルボックスの一番上にあった1.25号のハリスにチェンジして仕掛けを再度投入。
まずはエサ取りの小物の層を無事に通過すると、案の定大型の魚が寄ってきたので後はエサに食いつくのを待つのみ。
するとマダイらしき大型魚がエサにパクリと食いついてきたのでアワセるとヒット。「やったぁ!」と思ったのも束の間の喜びだった。強烈な引きで一瞬にしてハリス切れ。まさに秒殺。
義兄キタマクラを釣る
義兄にも遂にヒット。しかし人生初の釣り上げた魚がキタマクラで苦笑。ちなみにこの魚はフグの仲間で皮膚にも毒があるので素手で触らないように注意したい。
当日の釣果
帰路渋滞が予想されるので12時半に納竿。正味1時間半位の釣りだったが、生け簀内外で釣りをして凄く充実した釣行となった。
釣果は、
筆者:マダイ2匹(31~33cm)、マアジ2匹(21~22cm)メジナ1匹(26cm)
甥っ子:マダイ3匹(31~33cm)、マアジ5匹(21~24cm)
義兄:キタマクラ1匹(13cm)
という内容だった。
釣果のポイントと反省点
生け簀での釣りのポイントは、しっかりコマセを撒いてきちんとしたエサ付けが出来れば間違いなく釣れるはず。手元に伝わってくるアタリを取るよりサイトフィッシングで魚がエサを口にした瞬間にアワせるのがお勧めだ。
反省点は、イカダの外での釣りで、リールのドラグをキチキチに閉めていたことと、面倒だからと言って、タックルボックスの一番上にあった細ハリスを使用したことに尽きる。次回必ずリベンジしたい(生け簀のイサキも釣りたかった……)。
アフターフィッシング
釣った魚は翌日刺身と塩焼きにして食べたが、脂が乗っていて、凄く美味しかった。甥っ子も「凄く美味しい。好きなお刺身が2つ増えた」と言ってご満悦。別の日にはマダイをフライにした様で格別の美味さだったとの事。
最後に今回の旅行で、ホテルや釣具店のスタッフのアドバイスのお陰で大変楽しい釣りが出来た事をこの場を借りてお礼申し上げたい。
<藤倉聡/TSURINEWSライター>
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