博多湾テンヤタチウオ釣りで大型乱舞 120cm級頭に船中100尾超え
2022年08月24日 11:30
抜粋
7月下旬、福岡市・姪浜漁港のKAIYUで博多湾のタチウオ釣りに行って来ました。最近の釣果速報をチェックしていると、1人40~50尾釣ったという情報もあり、期待に胸が膨らみます。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 赤堀泉)
KAIYUでテンヤタチウオ釣り
午前5時30分に出船。船長から「数釣り?サイズ狙い?」と聞かれたため、私は大きいサイズで引きを楽しめるポイントを希望しました。地域によって基準は違うようですが、120cm&指5本を超えるドラゴン級のタチウオを釣りたいと意気込みます。
30分ほどでポイントに到着すると、すでに大船団が待ち受けていました。冬の間は、なかなか口を使ってくれなかったタチウオにはジグで勝負しましたが、最近はテンヤ釣りの方が釣れているとの船長情報。私はテンヤ釣りのみで挑みます。前回の釣行では、かなり潮が速く軽いテンヤ仕掛けでは底が取れなかったので、重い仕掛けも準備しました。
早々に船中大型サイズ連打
1投目、キビナゴを6号テンヤにワイヤーでていねいに巻いて投入します。誘い方はさまざまありますが、博多湾はスローのただ巻きが一番効果的だと思います。朝方の活性はすこぶる良く、1投目から同行者にドラグが出るかなりの大型サイズが上がりました。そして、ほかの同船者も次々と掛けます。
私はいつもと違う硬めのサオを使っていたため、アタリはあるのにアワセのタイミングが少しずれてしまい、ハリ掛かりしないのが2回続いたため、サオをいつものテンヤ専用に変更。
サオを替えた1投目、ようやく私にも待望のヒット!しかもかなり良い引き、緊張の1尾目はドラゴン級!やはりテンヤ釣りは、タチウオの強烈なアタックにアワせてハリに掛けていく、このやり取りがたまらなく楽しいです。続けてさらなる大物を狙います。
124.5cm指8本のドラゴン浮上
風が少し強いため、船が流され軽いオモリではやはり底取りが難しいですが、逆に斜めにラインが出るため、広範囲を探ることができます。
その後も全員にヒットが続きます。ガツン!とした大きなアタリの後、簡単に上がってくるかどうかでの大きさの違いが分かります。良型は出るものの、ドラゴン級のヒットがなかったため、一緒に行った同行者がエサをキビナゴからイワシに、オモリを30号の大きなものに変更しました。
なかなかイワシにヒットがなく、やっぱりキビナゴかな……と思っていた時にドスン!と、強烈なアタリでサオがしなります。少し大きそうだなーと思って見ていると、上がってきた魚体はとんでもない驚きの大きさ!船長にタモ入れをお願いし無事キャッチ!
今まで見たことのない圧巻の長さ124.5cmで指8本サイズ、思わず声が出ました。私も同じサイズを釣りたいとエサをイワシに変更しますが、なかなかアタりません。
コンスタントに良型が浮上
やがて朝イチの活性もなくなり、エサを食いには来ますがついばむアタリになり、なかなか乗ってきませんでした。
食いが浅くなった時間帯には、ジグで釣っていた同船者に釣果が上がっていました。口は使わなくてもアタックがある時間帯にジグは有効のようです。
再びエサをキビナゴに戻し誘いを入れます。その後もコンスタントに釣れ続けたため、小型はリリースしながらひたすらドラゴン級を狙っていると、100cmは超えている良型がたくさん上がることに本当に驚きました。
ハリにいろいろ細工をし、アピールを強めにしていろいろ付けてみましたが、結果的にはシンプルな仕掛けに一番反応が良かったです。隣の人は、オオナゴというエサを使って数釣っていました。
船中100尾超え
「最後の1流しにします」と船長からアナウンスがあり、数は十分釣っていたので再度ドラゴン級に挑戦。最後の望みをかけ、30号仕掛けにイワシをセットし、底付近をていねいに探ります。そして、そろそろ道具の片付けに入ったころ、ドスンとしたアタリがありドラグが出ました。最初だけの強い引きかな?と思ったのですが手応えが違いました。
上がってきたのは大きな銀色の魚体「船長タモー!」と興奮ぎみに叫び、長い魚体をネットインしてもらいました。最後の最後にやりました。120cm超えのドラゴン級を私もゲットすることができ、有終の美を迎えたところで納竿。
この日は、5人で船中100尾超えの釣果。私たちも2人でリリース含め約50尾と大満足の釣行になりました、100~120cm級が10尾以上いて、博多湾でこのサイズが連発したのは初めてでした。
大きいタチウオは脂が乗っていて、刺し身はもちろん蒲焼きにしても身がふわふわで最高においしかったです。
<週刊つりニュース西部版 赤堀泉/TSURINEWS編>