グラディカルは2022年新発売のグライドアクションを得意とするビッグベイト【ダイワ】
2022年09月02日 07:02
抜粋
グラディカルは2022年新発売のグライドアクションを得意とするビッグベイト【ダイワ】
バス釣りで活用するビッグベイトが、オールラウンダーである必要はありません。
左右に極端にテーブルターンできるのなら、ただ巻きアクションは破綻してもかまわない!という大胆な着想。
これが、グラディカルのベースに息づいています。
2022年ダイワから新登場するビッグベイト、注目に値するのではないでしょうか。
グラディカルとは
グラディカルとは、2022年ダイワからリリースされる、バス釣り用ビッグベイトのことです。
サイズ設定は、全長が14.7cmで、ウエイトが79g。
まさしくビッグベイトなスペックを、しっかり与えられています。
特徴的なのは、体高がずいぶんとあること。
まるでフナやブルーギルを彷彿とさせますが、そういうフラットサイドな魚に似せたくてこのカタチになったのではありません。
グラディカルが得意とする、グライドアクションを小気味よく発生させるためのカタチなのです。
グライドアクションとは、左右へのテーブルターンのことで、僅かなロッドワークを与えるだけで実現してしまいます。
ノリーズのヒラトップ140Fを使ったことのある人なら、イメージしやすいでしょう。
このアクション、バスを誘うのに極めて有効です。
何故なら、移動距離を短く抑えられるので、バイトしやすい対象となるからです。
左右にテーブルターンしているだけで、大して前進はしていないという状態。
これは凝視しているバスにとって、チャンス以外のナニモノでもないでしょう。
バスから離れていく方向を向いていないので、襲いかかればカンタンに追い付ける!と判断できます。
バスに対して横腹を晒していることになるので、弱点に噛み付きやすい状況が整っていることにもなります。
あらゆる意味でバスに有利なシチュエーションを生み出している、それをルアーが表現できていることが素晴らしいといえるでしょう。
グラディカルには、トレブルフックが2つ装備されています。
前方は1/0番、後方は1番。
スプリットリングは4番サイズと大き目で、それがスイベル式の回転フックアイに装着されています。
バイトしてきたバスが不意に暴れてもアイがフックごと回って、フックアウトするのを防いてくれるでしょう。
グラディカルの側面にはサイドフックアイが装備!
グラディカルの側面に注目してください。
オプションのフックアイが設けられています。
ここにトレブルフックを装着すれば、腹の下側からフックが無くなります。
ボトムに引っ掛かりづらくなり、ボディを沈めて使うときにとても有効です。
ただし、そのままではグラディカルは沈みませんから、オモリを追加することになります。
頭部のアゴ下を見てみると、オモリをぶら下げるためのアイが付けられています。
ここにスリムシンカーをぶら下げれば、シンカーのみボトムにタッチして、その真上の中層を浮遊するグラディカルが出来上がります。
この状態でロッドワークを加えると、ボトム付近でグライドアクションを発生させることができるのです。
移動距離を抑えつつ、丁寧に誘いをかけたいアングラーにとって、このオプション機能はとても魅力的でしょう。
アゴ下に付けるシンカーは、エギングゲームのエギに装着するスリムシンカーが転用できそうです。
またボディ側面のフックアイには、フェザー付きのトレブルフックを付ければ、より一層ベイトフィッシュっぽく見えるはずです。
釣り場でいろいろと組み合わせながら、ベストなセッティングを導き出してください。
合計7種類のカラーバリエーションから選択可能!
グラディカルには、全部で7種類のカラーバリエーションがラインナップされています。
●マットキンブナカラー
●マットギンブナカラー
●生ギルカラー
●マットギルカラー
●チャートバックギルカラー
●ブルーバックチャートカラー
●アデルグリーンギルカラー
フナやブルーギルに似た配色はもちろん、派手でよく目立つ配色も用意されているのが嬉しいです。
グラディカルを投入したいシチュエーションを考えてみましょう。
まずは、護岸エリアで変化に富んだ場所。
例えば、水門周りでシェードと水深のあるところなら、迷わずグラディカルをキャストしたくなります。
それから、沖合いの地形変化。
ブレイクラインやハンプなどの位置が分かっているのなら、その真上でグライドアクションを発生させたいものです。
重めのウエイトを伴なっているので、ロングキャストによる沖合いへのアプローチは、とても楽におこなえるでしょう。
グラディカルを操るのに向いているおすすめタックルを選んでみた!
グラディカルをキャストしてグライドアクションを発生させるのに適している、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
79gというウエイトを背負えるブランクスがロッドには必要ですが、単に硬いだけだと操作性が下がります。
ある程度曲がりのあるテイストのほうが、バスのバイトがあったときに弾かずに済むでしょう。
リールは、太いラインを大量にストック可能なベイトリールがマッチします。
ダイワ(DAIWA) バスロッド ブラックレーベルSG 7111XHXB 釣り竿
ダイワのブラックレーベルシリーズの中から、長めのベイトロッドを選んでみました。
全長2.41mで継数は2本、グリップジョイント方式を採っているので、仕舞寸法は210cmと長くなっています。
ウエイトは173gで、先径/元径は2.4/17.4mmと太目。
適合するルアーウエイトは、最大84gまでですから、グラディカルをキャストしやすいでしょう。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら14lbから30lbまで。
PEラインなら、最大6号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99%になっています。
元々はウィードカバーなどをパンチングで攻めるロッドですが、軽めのテキサスリグでもキャスト可能な柔軟性を持ち合わせているので、とても扱いやすい印象です。
実売価格は3万円台と、ハイスペックならではの価格帯に設定されています。
ダイワ 21 タトゥーラ TW 300XH
人気のタトゥーラTWシリーズの中から、300番モデルのエクストラハイギア仕様を選んでみました。
ギア比は8.1対1なので、ハンドルを1回転する間に109cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は余裕の11kgで、ラインキャパはモノフィラメントラインなら、25lbを145m巻けます。
PEラインなら、5号を160m巻くことが可能です。
ウエイトは325gと重めで、スプール径は43mm。
ボールベアリングは、7個搭載しています。
実際に手に取ってみると、さほど大きな印象はなく、手のひらにしっかり収まってパーミングしやすいです。
ハンドル回転は、エクストラハイギアの割りには軽めで、ラインスラックを素早く回収するのに優れています。
実売価格は2万円台と、コスパ優秀な価格帯に設定されています。
グラディカルの気になる発売日はいつ?
グラディカルの気になる発売日は、2022年の10月を予定しています。
メーカー希望販売価格は、4,000円です。
多くのルアーメーカーからビッグベイトが発売されていますが、グライドアクションら特化してただ巻きアクションを切り捨てているのは、とても潔いと感じます。
ユーザーが目的を定めて購入することができますし、グライドアクションをマスターするのも早まるでしょう。
リールハンドルの操作のみでグライドアクションを出せるようになれば、ロッドを振り回せないような釣り場で重宝するのは間違いありません。
ダブルフックに換装して、カバー周りも積極的に攻めてみたいものです。