海水浴しながらの釣り【泳ぎ釣り】で良型カサゴ ヒット瞬間丸見えで興奮

2022年09月02日 16:30

[TSURINEWS]

抜粋

釣りとしてマイナーな釣法である泳ぎ釣り。泳ぎ釣りとはなんぞや?と思いこの記事を覗いている人もいるだろう。先に言うと、このマイナー釣法「泳ぎ釣り」がめちゃくちゃ楽しいのだ。以前も紹介した泳ぎ釣りだが、今回その魅力を釣行の様子と共にお伝えしたい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)

泳ぎ釣りの魅力

この泳ぎ釣りだが、海を全身で楽しむことができるのが何よりの魅力。シュノーケリングをしながら釣りをするため、最低限シュノーケリングと釣りのどちらの操作もできないといけないが、慣れればそんなに難しいことない。釣りとしては小物中心なため気張らずに、まずは海の中で泳ぐ魚や海中の景色を楽しむことができれば及第的。というのはシュノーケルや海水浴視点での魅力。

では続いて釣り人視点の魅力もお伝えする。陸っぱりで根魚を狙ったりしていると「あそこのゴロタ浜はさ、釣れそうだけど地形的にすぐ根掛かりして……」「15m沖に顔を出してる岩が邪魔であそこは打てないんだよね……」そんな理由で少なからず存在している普段は選ばれず、なんなら忘れ去られているポイントが絶好な釣り場となる。

普段の釣りではなかなか上手くたたけないところも泳いで直上まで行くのだ。障害なんてあってないようなもの。実際潜ればわかるのだが、そんな「竿抜けポイント」は型も数も豊富だったりする。

サオ抜けポイントで良型が狙える(提供:TSURINEWSライター永井航)

泳ぎ釣りのタックル&仕掛け

タックルに関しては水没が前提となるため、それ相応のものを使いたい。特にリールは1発でダメになるとくらいの考えでいた方がダメージがない。安いものだったり、リールは使わないという選択肢もいい。また竿も竿先が細いものや軟らかいものだと、わずかな水圧にも負けてコントロールがしにくくなるため硬めのものがオススメ。

仕掛け

仕掛けはブラクリとかでもいいが市販の物だと錘が軽くて水中での操作性がよくないため、自作が無難。またハリスが長いとそれも操作性に関わるため、ハリスはオモリの長さ程度で十分。先イトにオモリ、そのオモリに数cmのイトとハリでしっかりと釣果を上げられるだろう。

ちなみに横着な私は、市販のブラクリにオモリを余分に括り付けた大変不恰好な仕掛けでやっている。

エサ

次にエサだが、根魚狙いなら身エサやイカの切り身などがオススメ。マルチに狙うならオキアミやイソメがいいだろう。マルチに狙う場合対象によってはハリのサイズもかえたい。エサは口が縛れるネットに入れて腕なり腰なりにくくりつけておくと便利だ。ビニール袋だと水中では使いにくいため避けるのが無難。

エサは使わずにソフトルアーで遊ぶのもいいだろう。

海水浴でポイントチェック

当日は彼女とその妹と3人で、シュノーケリングを楽しみに三重県南部に。シュノーケリング初体験の2人に海の楽しさを知ってもらおうという企画のため、釣りは2人が疲れて海を上がってから暗くなるまでの短時間勝負。

3人で泳いでいる時からもちろん、どこに魚がついているかの観察に抜かりはない。釣り人がいないと見えて40cmクラスもチラホラ。小型ならいくらでも釣れそうな状況。予定通り2人が先に上がり私はタックルを引っ提げ再エントリー。今回は安物の万能ルアー竿にリールはなしで竿一杯分のイトだけをつけ、エサはオキアミと身エサを用意。

シュノーケリングの様子(提供:TSURINEWSライター永井航)

早々に小型がヒット

意気揚々と海に入ると、不思議なことにさっきまで沢山いたアカハタが減っている。殺気が伝わっているに違いないと思いながら沖に進むと、殺気を感じていなさそうなカサゴとまだ恐れというものを知らないであろう小型のアカハタを発見。いずれもリリースサイズだが魚の活性を見たくエサを投下。さすがにあっさりと釣れて一安心。

さっと逃してゆっくり泳いでいると、さっきからどうもウツボがついてくる。ついてくるだけならまだしも釣りに夢中になり、ふと横を見たらウツボとこんにちは。はどう考えても気持ちの良い場面ではない。身エサに寄せられているのだろうと判断し、早々に身エサだけ投棄。

小型ながらアカハタゲット(提供:TSURINEWSライター永井航)

良型カサゴをキャッチ

投棄してからさらに泳いでいるとかなり大きそうなカサゴを発見。エサを落とすと、しっかり見ているようで射程に入った瞬間にバイト。さっとアワせて無事御用。私が手をパッと広げた時の親指の先から小指の先が大体22cmないくらいなのだが、それよりも尻尾分大きい良型。ポケットからストリンガーを出し一緒に遊泳。

泳ぎ出してすぐ、次なるターゲットを発見!デカい!!今釣ったカサゴよりさらに1、2回りはある大型個体。こちらもエサをそろそろと落とすと待ってましたとバイト。あっさりキャッチ。

泳ぎ釣りの時は逃がさないためにストリンガーに掛けてからハリを外すのだが、ストリンガーに掛けようとしたときにカサゴが暴れる。暴れた際にヒレとエラをパンパンに広げたカサゴのトゲが手袋を貫通し私にブスっと。思わず掴んでいた手を離してしまい、まさかのフックアウト。そこまでハリ掛かりは悪くなかったはずだが、後の祭り。自由を取り戻したカサゴは猛スピードで棲家へ帰ってしまった。

諦め悪く狙ってもよかったが、再び食わせるのは暗くなるまでには難しいと判断し次へ。

アカハタにカサゴを追加

今までは見えている魚を食わせていたが、今度は良さそうな隙間にエサを落とし込むことに。あっという間にリリースクラスのアカハタが数匹釣れて、次の落とし込みで引き上げようかというところでいいアタリ。少し深場を攻めており、海底の岩に掴まりながら落とし込んでいたため、私が急浮上しアワセと魚の引きずり出しを行うと、まずまずの良型カサゴがズボッと隙間から飛び出してきた。このカサゴもキープし納竿とした。

1匹目ほどではないが23cm程の十分良型。32~3cmクラスをポロっとしているためか不完全燃焼感は否めないが、暗くなる前に引き上げた。

キープしたカサゴ2匹(提供:TSURINEWSライター永井航)

泳ぎ釣りの注意点

当日は2匹のカサゴを持ち帰り、サイズを測ると26cmと23cmだった。リリースではアカハタ3匹にカサゴ2匹が釣れ、1時間強としては十分釣れただろう。アカハタは水中でも根回りをウロウロしているので比較的目立つが、カサゴはじっとしているため動くまで気づかないこともあるだろう。しかし不思議と経験を積むと少しずつ見つけられるようになる。

泳ぎ釣りは水中での扱いが難しいためある程度の慣れや工夫が必要だが、サイトフィッシングもしやすく楽しさは間違いない。一方、水中で行うが故に危険は必ず付き纏う。泳げるかどうかの確認だけでなく天候など様々な情報の入手は抜かりなく。また決して無理はしないようにしてほしい。

<永井航/TSURINEWSライター>

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