初心者も入門可能な堤防イシダイ釣りの魅力 【実は身近な岸壁にも?】
2022年09月10日 11:30
抜粋
磯の王者といわれるイシダイは意外にも身近に生息し、しかも本格的なタックルではなく意外にも安価なライトタックルで釣ることができる。また、エサも自分で採取できるので財布にも優しく、しかも大物に出会えるとあって、まさに夢のような釣りだ。今回は初心者がそのイシダイに出会うため最短の釣り方について解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター石田一聖)


最大の魅力は強烈な引き
イシダイといえばいわゆる三段引きと言われる、独特なアタリ方が一般的に知られている。まずはエサを啄ばむ前アタリから、エサを咥えてからの押さえ込み。そして魚が反転し穂先が瞬時に海中に突っ込む本アタリ。そしてサオが限界まで絞り込まれた時にアワせるという一連の流れだ。
静かな海で突然稲妻が海を切り裂くような衝撃的な引きが、このイシダイ釣りの最大の魅力だ。
イシダイはどこにいる?
イシダイが幻と言われるゆえんは、なかなか簡単に釣れないことでもある。それはイシダイがいない場所で釣りをしている可能性が高い。
そして、特にビギナーはイシダイは磯にしかいないと思っている人がいるみたいだが、元々イシダイは比較的浅い岩礁帯の海に生息し、その付近のケーソンやテトラなど住処となる場所や、沖に突き出ている防波堤などに数多く潜んでいる。
港からわずか3分の防波堤で釣れたイシダイ(提供:TSURINEWSライター石田一聖)イシダイは警戒心が強い魚?
最近筆者はGoProという文明の利器を手に入れ防波堤などで釣りの合間に水中を撮影している。その時に捉えた映像を解析すると、イシダイは警戒するどころかどの魚よりも真っ先にエサをめがけて浮いてくることが分かった。
例えば防波堤の際でエサを探して泳いでいたりするのを人間が覗き込めば、だいたいどの魚でも逃げるが、それは当たり前のこと。イシダイに限らず水中での魚の行動はどうもそれとは違い、我先にとエサを食おうとする姿はとても油断しているとも言える。
堤防に居着いているイシダイ(提供:TSURINEWSライター石田一聖)堤防イシダイ釣りのタックル
防波堤でのイシダイ釣りは本格的なイシダイ釣りと違い、ハリスワイヤーなど使用しない。ミチイトは12号ハリスは10~12号を使用する。ハリは好みにもよるが、伊勢尼10~12号相当であればいい。竿は磯竿の4号相当の物で、リールは12号のミチイトが150mほど巻ける物を使用。
筆者が使うのは専用のヘチリールだが、ライトジギングで使用するPEライン3号以上が巻けるベイトリールなどもいい。
イシダイ専用のタイコリール(提供:TSURINEWSライター石田一聖)使用するエサ
ライトタックルにおけるイシダイ釣りでは、アシハラガニやガンガゼウニ、バフンウニを使用する。アシハラガニはその名の通り葦原に生息する大型のカニで、イシダイがよく釣れる。
ガンガゼウニは漁港などの岸壁に数多くいるので網で取ることができる。ただし漁港によっては採取禁止の場所もあるので、事前に確認が必要だ。
昔は遠征必須だった
なぜイシダイが幻なのかいろいろと考えてみると、元々イシダイ釣りは50年ほど前に長崎県の憧れの島、男女群島などの離島で流行った釣りで、当時渡船などなかった時代にそこまで行くのに半日を要し、到着してさらに伝馬船に乗り磯へと渡っていたことから、イシダイ釣りとはまさに冒険家レベルの釣りというイメージが広まったのでは?と推察している。
そして渡船が営業開始し全国からイシダイ師たちが押し寄せた。その様子を当時多くのテレビ番組や雑誌で紹介された。確かに今でも男女群島ではイシダイが数釣りできるが、イシダイに限れば筆者のように近場の防波堤や地磯でイシダイ釣りをしている釣り人も多数いることから、イシダイは身近な魚であり、そんなに遠くない存在だと思う。
紹介した通りイシダイの生態や釣り方など理解すれば、意外にも安近短で出来る釣りだと認識することができる。イシダイとの距離を遠く幻としているのは釣り人自身の思い込みなのかもしれない。
次回は具体的な場所選びと釣り方について解説する。
<石田一聖/TSURINEWSライター>
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