【2022年】五目イカダ釣り入門 魅力と対象魚ごとの釣り方を解説
2022年09月16日 11:30
抜粋
猛暑の夏が終わろうとしている。ホッとするやら寂しいやら複雑な気持ちだが、アングラーにとってはこれから釣りの絶好のシーズンを迎える。ここ最近、人気が高まっているのが、イカダでの五目釣り。クロダイオンリーだったイカダはすでに過去のもの。ファミリーでもカップルでも楽しめる五目イカダを紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)


五目イカダ釣りの魅力
五目イカダの魅力のひとつは、手軽さと敷居の低さだろう。クロダイ釣りのように専用のサオが必須なわけでもなく、細かいアタリを見極める必要もない。また五目釣りなので、全ての魚が本命といえる。サビキ、チョイ投げ、ミャク釣りと好みの釣り方で遊べ、特に難しい技術も必要ない。
人気ナンバーワンはアジ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)足場の良さも魅力だ。水面まで近いので、大物が掛かったときの取り込みも楽だし、万が一の落水時にも救助しやすい。安全安心、堤防よりも魚影が濃いとなれば、コレはもう行くしかない。
狙える魚
全ての魚が本命だと書いたが、やはりそれぞれ人気のあるなしは存在する。そんななかでダントツで人気があるのがアジだろう。秋が深まれば堤防ではまず釣れない30cm近い良型も十分狙えるようになる。
秋は良型が狙える(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)夏の魚キスはチョイ投げのターゲット。9月後半になれば落ちギスシーズンに入り、20cmオーバーの良型も出るようになる。ミャク釣りやダンゴ釣りでのターゲットがヘダイだ。南知多方面ではマナジと呼ばれるこの魚、秋は脂の乗りが良く塩焼きが最高にうまい。手のひらサイズが主体になるが、これを狙って釣行する人も多い。クロダイほど難易度は高くなく、まきエサに着けば数釣りが楽しめる魚だ。
食味&引きともに評価が高いヘダイ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)また秋といえば、カワハギを外すことはできない。船のような良型が出ることはあまりないが、20cmクラスまでならコンスタントに狙える。
他にイカダの周りに根があれば、ハタ類やカサゴ類などの根魚も高確率で狙える。食べておいしい魚だけに、置きザオで狙ってみるのも面白いかもしれない。
タックル
基本的に今持っている手持ちのタックルのほとんどが流用できる。バスフィッシングをしている人ならバスロッド、エギンガーならエギングロッド、他にシーバスロッド、カワハギザオ、万能の振り出しザオなどほぼ何でも使えるといって過言ではない。
ただ1つ条件とつけるとするなら、できるだけ短めのサオが使いやすいだろう。足場がいいといいっても、イカダの上はスペースが限られる。できるだけ取り回しのいい長さを選ぼう。目安は3mまでだろう。
エサはオキアミが万能(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)リールはスピニングでもベイトでも好みでいいが、チョイ投げするならスピニング、真下を釣るならどちらでもいい。
ミチイトはできるだけPEラインを使おう。堤防よりも水深がある場合が多いので、感度のいいイトがお勧めだ。太さは1号もあれば十分。PEラインはコシがないので、穂先絡みを防ぐためフロロカーボン3号の先イトを1mほど接続しておこう。結び方は電車結びでもチチワ接続でもいい。
まきエサ
クロダイ釣りに代表されるように、イカダ釣り=ダンゴと思う人は多いと思う。これは五目釣りにも当てはまることで、ダンゴをまけばクロダイだけでなくアジやヘダイ、カワハギなどにも抜群の集魚効果を発揮する。
五目釣りもダンゴが有効(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)今はウェットタイプで、開封してそのまま使えるものも出ているので、できれば1袋は持っていくといいだろう。
サビキ仕掛け
アジを釣るなら、何といってもサビキ仕掛け。ただ堤防の小アジとは違い、20cmを超えるものも普通に釣れるのでハリスは1号以上、ハリは6号以上のものを選びたい。
チューブ式アミエビが便利(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)良型に的を絞って狙いたいという人には、テンビンフカセがお勧めだ。20cm以上の片テンビンにまきエサカゴとオモリを付け、全長1.5mの2本バリ吹き流し仕掛けをセットする。
サビキではハリスが短いため、良型のアジは警戒して食いにくいが自然にさしエサが流れるテンビンフカセは、良型を狙って食わせやすいのだ。
チョイ投げ
チョイ投げなら、ボート用の市販キス仕掛け。市販仕掛けはハリスが0.8~1号と細いものが多いので、自作もお勧め。その場合はハリス1.5号以上の太めで作成しよう。仕掛けが底をはうチョイ投げでは、ハリスの太さは食いには全く関係ない。ハリは流線、キスバリの8号以上。オモリは6~12号程度まで用意しておけば大丈夫だ。
カワハギ仕掛け
カワハギは市販のカワハギ仕掛けだが、釣れるサイズが比較的小ぶりのものが多いので、ハリは3~4号の小さめのものを選ぶようにしよう。
カワハギにはアサリ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)だがイカダのあなどれない点は、カワハギにしろキスにしろ、思わぬ良型が釣れること。小さいのしかいないだろうと思っていると、思わぬ良型が掛かってハリが折られることもあるので、少し大きめの5号も持っておいて損はない。オモリは船で狙うときほど水深がないので、8~10号ぐらいまであれば十分だ。
胴つき仕掛け
食べておいしいヘダイは、カワハギ仕掛けでも十分狙えるが、堤防の根魚用胴つき仕掛けがお勧め。手のひらサイズでも引きはなかなかのものなので、ハリスは1.5号以上のものを選びたい。
釣り方
イカダ五目の釣り方を解説しよう。
アジ
狙うタナは基本的に底が中心になる。サビキなら堤防と釣り方は全く同じだ。底まで落としてサオを振り、まきエサのアミエビを放出してアタリを待つ。
テンビンフカセだと、いったん底まで落とし仕掛け分+30cmほど余分に巻き上げ、ハリスがナジむまで10~15秒ほど待ってからまきエサを放出する。これでまきエサとさしエサのオキアミが同調しているはずだ。
キス
ボートや堤防のチョイ投げと全く同じ釣り方だ。エサはイシゴカイやアオイソメ。ハリいっぱいに刺して垂らしは短めにしておこう。アタリがあっても即アワセはせず、少し送り込んでサオを立てるぐらいでいい。
カワハギ
船釣りよりも動きが少ない誘いが有効だ。船から狙う場合はタタキ釣り、ハワセ釣りなどいろいろなテクニックが認知されているが、イカダのカワハギはクロダイ釣り師からエサ取りとして嫌われているように、食欲旺盛で誘わなくても果敢にエサを食いにくる。軽く仕掛けを上下させ、違和感があれば止めて本アタリが出るのを待とう。
ヘダイ
ヘダイにいたっては誘いすら必要ないほど。エサはオキアミ、ゴカイ類と何でもこい。胴つき仕掛けを底まで落として待つだけ。カワハギもヘダイも、狙うタナは基本的に底なので少し底を切って待つ。
ヘダイは数が出るイチオシのターゲット(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)アタリがなければ時々小さめのダンゴを入れて様子を見よう。ダンゴの中にアミエビなどを混ぜておくのも効果的だ。
違った楽しみ方も
もしアジ狙いで10cm前後の小アジが釣れたら、ぜひ泳がせ釣りにも挑戦してほしい。仕掛けは胴つき1本バリで、イカダの真下に落としてもいいし軽く投げてもいい。
ヒットするのは根周りならマハタやオオモンハタなどのハタ類、砂地であればマゴチやヒラメなども食ってくる。
泳がせではこんなマハタが狙える(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)ダンゴやアミエビをまいて、見える範囲にアジやサバ、コノシロなどが群がるのが見えたら、ぜひノベザオでのウキ釣りやミャク釣りを試してほしい。仕掛けはハゼ釣りやアジの一本釣りの仕掛けで、ハリスはやや太めの1号ぐらいにしておく。サビキで鈴なりも楽しいが、キュンキュンと軟ザオを絞り込む引きを味わいながら、1匹ずつ釣るのも非常に楽しい。
また普段ルアーフィッシングに熱中している人なら、青物のナブラが出たときはジグやミノーを投げてみるとかなり激アツなファイトが楽しめる。
これからはアオリイカの季節(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)またこれからは秋のアオリイカシーズンで、イカダから狙ってみるのも面白い。こちらは別で特集と組む予定だが、エギンガーの皆さんはぜひエギングロッドとエギを持参してほしい。
新鮮な状態で持ち帰ろう
釣った魚はスカリで生かしておいてもいいが、まだまだ表水温が高いこの時期、スカリに入れておくと知らない間に死んでいたなんてこともある。持ち帰る魚は1匹ずつ丁寧に絞めて血抜きをし、氷の入ったクーラーに入れて持ち帰ろう。
またこの時期の日中は真夏並みの暑さになることもある。堤防と違い、ちょっとコンビニまで買い物に……とはいかないのがイカダの釣り。大きめのクーラーに氷も飲料も多めに用意して釣行していただきたい。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>


















