釣りにおいて【根性と理論どっちが大事?】 8時間ルアー投げ続けてみた
2022年09月17日 11:30
抜粋
釣りは理論が大事?それとも根性と気合いが重要?そんな永遠のテーマに、陸っぱりシーバスゲーム愛好家が挑んだ8時間の釣行をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)


ルアー釣りは根性でなんとかなる?
釣り、特にルアーフィッシングは、根性でがむしゃらに投げまくれば釣れるのか?と聞かれれば、ほとんどの方が「そんなわけない!きちんと理論を立てて効率よく釣る方が正解だ」と言うでしょう。その方がスマートですしね。きっと女の子にもモテます。
では、根性論が全く通用しないか?と言えば、そうでもないと思います。ブラックバス釣りでもひたすらカバーを打って、最後にはデカバスを引きずり出すなんてシーンはよくあるでしょう。かっこいいですよね。根性とは違うかもさしれませんが、タフな釣りですよね。
投げ続けた人が勝つ
シーバスでもそうですが、最後はやっぱり諦めず投げ続ける人が強いんです。体力も気力も魚を上回る人が勝つのです。今回はそれを実釣で証明したいと思います。昼から夜までぶっ通しで8時間、気合と根性のドラマをお見せしたいと思います。
村田川でデイシーバスゲーム
8月後半、雨が降ったり、猛暑になったりとアングラーにとってはリスキーな日々が続いた。こんな時は、逆ににわかアングラーが減る。そのタイミングで、デイゲームからシーバスを狙ってみた。場所は千葉県のメジャーリバー、村田川上流域。
当日の状況
曇ってはいるがかなり暑い昼過ぎ、読み通りアングラーは誰一人いない。流れはけっこうある。ベイトもあちこちにいる。濁りもジャストだ。それでも追われている気配はない。そこで、小型バイブレーションで上(トップ)から下(ボトム)まで探ってみることにした。ベイトの大きさには合わないが、泳ぎのキレを重視して5~7gのバイブレーションを選択した。
村田川(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)20cmセイゴ顔出し
一通り上から下まで探ってみたが、全く反応はない。そこで、狙いを対岸のシャローにかえると反応が来た!20cmのセイゴだ。しかし、後が続かない。たまにひったくるアタリがくるがノラナイ……。こうなると、もう止まらない。こからひたすら投げまくる死闘が始まる。
1匹目はセイゴ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)気合いで50cm級キャッチ
投げる。たまにアタリがくる。投げる。掛かってもバレる。ひたすらこんな攻防を数時間続けた。さすがに体力がなくなった時、ふと、リトリーブにテンションが抜けた。その瞬間に皮肉にも食ってきた。
ガッチリアワせて強烈に暴れるシーバス50cm級をキャッチ!ようやく勝った?気分になった。集中力がMAXになっていたからか?ルアーローテーションも、場所移動も全く頭から消えていた。ひたすら投げることだけに集中していた。たまにはこんな釣りもありだろう。結果も出たことだし、デイゲームは満足だ。
ここで帰ってもよかったが、テンションが下がらないので、ナイトゲームに突入した。倒れるまで投げ倒す覚悟だ。
デイゲームで50cm級をキャッチ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)ボイルを狙い撃ち
後半戦のナイトゲームだが、場所を中流域へ移動した。明暗部を狙うためだ。さっそく目の前の明暗付近で激しいボイルが起こる。トップ、シンペン、フローティングミノー、I字系と試すが、何も反応しない。ベイトの数が異常に多く、もはやルアーには反応しない。このボイルを狙ってもダメだと確信。
早々に見切りを付けてボイルから離れた橋脚周りや建物から入る薄明かりを狙うことにした。ここでも小型バイブレーションを選択。
中流域では建物の薄明かりを狙った(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)無心で投げる
ここでもとにかく無心に投げ抜いた。さすがに空腹でめまいがしてきたが、ヌルい釣りや流す釣りは今日は無理だと判断して、やはりここでも5~7gのバイブレーションを使った。
ブリブリ動かして、キレと動きで食わせる、攻めの釣りがしたかったのだ。そうでないと、気持ちが折れそうだ。
待望のヒットもバラシ
これが大正解だった。強気の攻めが効いたのか?ようやくアタリが来た!橋脚ギリギリだ。渾身の鬼アワセをかまし、格闘の末まあまあサイズのシーバスが上がってきたが、昼間の投げ抜いたダメージか?勝負を焦って強引に行き過ぎた。手前で痛恨のバラシとなってしまった。いつの間にか現れた対岸のアングラーも唖然。あれを逃がすか?というような視線が痛かった。
76cm大型シーバス手中
気を取り直して今度は沖の薄明かりを狙った。するとまさかの連続ヒット!時合いのようだ。気合いを入れ直して慎重に行こうとした。すると今までのシーバスとは桁違いのパワーが伝わってくる。コイか?と思ったがエラ洗いしたのでシーバスと確信!
重い、走る、暴れるで、体力が削られ、途中でランディングする自信がなくなったが、最後の力を振り絞った。実際は10分くらいだろうが、1時間くらいに長く感じた死闘もシーバスが弱ってきて、無事76cmのビッグシーバスをキャッチした。陸っぱりでは十分なサイズだろう。
執念?根性?で出した76cmシーバス(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)最終釣果
昼間からポイントの状況を把握し、根性で信じて投げ抜いた末、最高のエンディングとなった。時間は、22時を回っていた。昼間から投げ抜いたシーバスゲームも、8時間近く投げたことになる。根性と釣り人の執念で、デイゲームで2匹、ナイトゲームで1キャッチ1バラシだった。投げ抜いた末、数、型ともに満足行った釣行だ。やはり、最後までフィールドに立ち続けたアングラーこそ夢を見られるのだ。
信じて投げよ
いかがだっただろうか?流れ、ベイト、レンジ、ルアーセレクトなど、シーバスフィッシング1つ取っても頭で考えることはとても多いです。情報が多い世の中、何が正解かは本当の所、誰にも解らないのが釣りだと思います。 それでも、自分が作り上げた釣りのバックボーンを信じるアングラーこそが最終的にはいい思いをする。筆者はこの日、それを強く感じました。
根性だけで魚が釣れるとは言いません。ひたすら投げれば70cmのシーバスが毎回釣れたら苦労しません。やはり、最低限の知識や理論は必要でしょう。そこにプラスで根性や執念が加わることで奇跡が起こるのでしょう。大げさと言われそうですが、信じてみたいですよね。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>
村田川

















