相模湾LT五目船でワカシにショゴ好捕 低めのタナでソーダ交わして手中
2022年09月21日 11:00
抜粋
8月28日(日)に茅ヶ崎のまごうの丸に釣行。今回はLT五目乗合で中島釣友会の月例会を実施した。ワカシ9尾を釣り上げ、井上さんが竿頭となった月例会の模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)
まごうの丸でLT五目釣り
相模湾のコマセシャクリによる五目釣りは、季節に応じてイシダイ、マダイ、イサキ、アジ、サバ、ワカシ、ショゴ(カンパチの幼魚)など、いつ行っても楽しめる。とくに9~10月はワカシ、イナダが多数回遊し、沖釣り初心者にもオススメの時期。8月28日(日)は茅ヶ崎のまごうの丸に釣行した。
当日は出船1時間前に到着し、仕掛け、エサの購入を済ませ、氷も頂いてクーラーに仕舞った。クーラー、タックルバッグなど重い荷物は店のトラックで船着場まで運んでもらい、貴重品、竿などは手に持って船着場までは徒歩約200m。
第二十五まごうの丸に乗船。古山拓也船長にあいさつして右舷トモ寄りに4人並んで座った。
平塚沖水深15~17mで開始
船長から航行中の注意、コロナ感染予防対策のアナウンスがあって、船は左舷に7人、右舷に7人という布陣で6時に出港。私たちは大ドモから順に井上、江原、多田(敬称略)、私で、私が右舷胴の間の真ん中だった。
航程10分で平塚沖の水深15~17mの釣り場に到着。釣り場の天候は曇り、風は北から風速2~3mと弱く、海面はナギ、青緑色の澄んだ潮が東へ流れ、船は潮の流れに立てて東向きだった。
指示ダナとタックル
船長から「水深は15m、12mから海面まで探ってください」と投入OKの合図。私たちが船宿で購入した仕掛けはハリス4号、枝バリがウイリー1本と空バリ1本で構成された2本バリ。
ビシにコマセを8分目ほど詰め、先バリにはオキアミを付けて投入。ビシを13mまで沈めて停止、エサ取りに攻撃されないようにすぐシャクリ始めて12~10mを探った。
船中協力して魚を寄せる
海面まで探らなかったのはソーダを避けるため。下のタナにこだわり過ぎて置き竿にして朝食中にサバフグを2連続で釣り上げたが、最終的には正解だった。
アンカーを入れての掛かり釣りなので、船中協力してコマセを打ち続けて魚を寄せることがキーポイント。すると開始から約15分後、右舷前寄りの百瀬さん親子に強烈なヒット、のされる竿に仲乗りがヘルプ、40cm級ワカシが釣り上げられた。
入れ食いタイム突入
続いてトモ2番の江原さんにもワカシがヒットしたが海面バラシ。と、その魚かどうかは分からないが隣の多田さんにヒット、38cm級ワカシが取り込まれた。
ここからは約1時間いろいろな魚の入れ食い。ソーダが圧倒的多数、続いてサバ、ワカシ、ショゴ。
ワカシは下めのタナでコマセを少しずつが正解で私は3連続ゲット。井上さんは初物を単発で上げたのに続いて2発目は一荷だった。
この日の竿頭を取った井上さんは、中盤以降は電動超低速ズル巻きでソーダを避けてワカシを拾っていった。
低めのタナでショゴ
私はスロージギングのワンピッチ・ワンジャークのテンポで、指示ダナの低い所を狙うと邪魔者はサバとサバフグだけ。海面までシャクる前寄りの人たちはソーダの入れ食いとなっていた。
開始から3時間が経過したころ、私はこの作戦が的中。イカ短を付けた先バリに38cm級ショゴが掛かり、4号ハリスで難なく抜き上げた。
最終釣果
時間の経過とともにワカシのアタリは遠くなり、正午にエボシ岩近くの水深18m前後の根の上へ移動。エンジン流しで釣るなか、船中で35cm級ショゴとワカシが2尾ずつ追釣された。
また、2号ハリスのウイリー仕掛けで狙う人には、ウリンボサイズのイサキがヒットしていた。
13時に沖上がり、最終的な船中釣果は35~40cm級ワカシが0~9尾(越中島釣友会の成績は3~9尾)、同級ショゴが0~1尾、サバ、ソーダが多数交じった。
船長のコメント
「昨日から澄んだ潮が入り、ワカシ、ショゴが食い渋り、ソーダガツオが一気に増えてしまいましたが、水温が下がってくれば再び逆転するでしょう。これからアマダイも始めますので遊びに来てください」
<週刊つりニュース関東版APC・木津光永/TSURINEWS編>