同じリグでも「ライン」で釣果が変わる?五十嵐誠【秋の表層攻め&ボトム攻め】

2022年09月29日 16:20

[釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」]

抜粋

こんにちは!サンラインサポートプロアングラーの五十嵐誠です。

さぁ、いよいよ季節は秋です。秋といえば、もっともスモールマウスバスの強烈なファイトが楽しめるタイミング。そこで、今回は僕のホームレイクでもあり、ガイド業もしている野尻湖(長野県)の「秋のスモールマウスバス攻略」について、お話ししたいと思います。

五十嵐 誠(Igarashi Makoto) プロフィール

五十嵐誠 makoto igarashi 1985年生まれ、落花生の名産地・千葉県八街市出身。 野尻湖、河口湖、桧原湖、亀山ダムでプロガイドとして活動中。 2019年より自身の新ブランド『FOLLOW』を展開。2021年より、一旦休止していたJB TOP50に再エントリー、現在参戦中。

ファイトが年間で一番強くなる秋

秋×野尻湖

基本的に野尻湖のスモールマウスバスは、春のスポーニングを終え、梅雨~夏と体力の回復に努めてきたバスたちが、いよいよマックスコンディションを迎える季節。体型もコロンコロンの筋肉質で、ファイトも一年で1番強くなる季節です。

しかし、万全の態勢に回復したバスたちはしっかりと餌を見切る能力も高くなり、しっかりマッチしていないとルアーで騙すことが難しくなる季節でもあります。加えて、夏に温められた表層の水温が下がり水の比重が変わって、深い方にある冷たい水と混ざる「ターンオーバー」が始まります。

水温躍層が崩れた湖では、魚たちが快適に過ごせるレンジの幅が一気に広がる季節なので、水面から水深20m以上まで生息域が広がり、狙うべきポジションが一気に広がる季節でもあります。

同じリグでも「ライン」で釣果が変わる?

そんな時に同じリグでも、バスのコンディションやシチュエーションによって「ライン」を変えてやることによって、バイトチャンスやキャッチ率が上がることがあるんです。

水面でボイルしている時はノーシンカーや表層I字系プラグ、プロップベイトなど

水温が下がってきたとはいえ、春は水温8℃でもボイルする事を考えると…寒いからって表層系をセレクトから外すのはもったいない!

サーモクラインが無くなってくるこの季節は、水深10メートルにいた魚がベイトを追って、一気に水面でナブラのようにボイルするなんて事も多々あります。

①:PEラインセッティング

ロッド:61L
ライン:ソルティメイト PEエギULT HS4 0.4号
リーダー:トルネードVハード1.5号
ルアー:フォロースティック3.2、ジョーダン等

サンライン公式「ソルティメイト PEエギULT HS4」詳細ページはこちら

ポイントはPEラインを使うこと。PEラインは飛距離が出しやすいのと、伸びが少なくフッキングパワーを伝えやすいというのがメリットになります。

一方、デメリットとしては伸びが少なくダイレクト感が強いこと。もし、バイトしてくるバスのスピードが早すぎてルアーが口からこぼれやすい事があったら、ラインが水中に沈みやすく若干の伸びしろのあるフロロカーボンラインを使うことをおすすめします。

②:フロロカーボンセッティング

ロッド:60UL
ライン:シューター・FCスナイパー2.5lb
ルアー:フォロースティック等

サンライン公式「シューター・FCスナイパー」詳細ページはこちら

ダウンショット、ネコリグなどのボトム系ライトリグ

魚が沈んでいる時は、ボトム系のライトリグを使用。こちらも状況に応じてPEラインとフロロカーボンラインを使い分けています。

使い分ける目安は、シンカーの重さ。重いシンカーを使う時はPEセッティングです。シンカーが重い場合はラインのテンションが張りやすく深いレンジでもボトムの感触とバイトをしっかりと捉えフッキングパワーをしっかり伝えられるのがメリット。また、リーダーを太くできるのでファイト中にダウンショットのシンカーが暴れて飛んでいきにくい、というのもメリットだと思います。※シンカーが切れる時にフックから切れてしまう事があるので、重いシンカーを使う時はフックからシンカーまでを太いラインで組む事をお勧めします。

①:PEラインセッティング

ロッド:60UL
ライン:ソルティメイト PEエギULT HS4 0.4号
リーダー:トルネードVハード1.5号
ルアー:ヤゴォォォォン、ワッキーティーチャー、マイクロスワンプ、イモケムシなど
シンカー:1.8g〜3.5g

使用ラインは表層系と同じで、感度の良さが魅力の「ソルティメイト PEエギULT HS4」を使用しています。

②:フロロカーボンセッティング

ロッド:60UL
ライン:シューター・FCスナイパー 3lb
ルアー:ワッキーティーチャー5、スワンプミニ、マイクロスワンプ、イモケムシ、ヤゴォォォォン等
シンカー:0.9g〜1.8g

フロロカーボンセッティングでボトム系ライトリグを使うメリットとしては、ラインが沈んでくれるので軽いリグが浮き上がりにくくラインをボトムに這わせやすい事が挙げられます。

例えばネコリグなどを軽いシンカーで、ボトム付近をフワフワとナチュラルなアクションをさせたい時や、ラインが沈むのを利用してリグをボトムから浮き上がらせにくくさせたい時などは、フロロカーボンラインの方がバイトが多くなる事が多い気がします。

どちらのラインも出しどころによって、ものすごくメリットを作り出す事ができるので、是非お試しください!

PEラインの使い分け

最後にPEラインについて。僕が使用するPEラインは、「PEエギULT HS4」と、「ソルティメイト PEジガーULT 4本組」です。

そもそもPEラインには4本撚りと8本撚りがあるんですが、4本撚り(HS4)は8本撚りと比べ、擦れに少し強く表面がザラザラしていてノットが組みやすいという特長があります。一方、8本撚り(HS8)のメリットとしては、4本撚りと比べラインの柔らかさが特長。そのためクセがつきにくく、触り心地がシルキーなので飛距離が出やすいです。

ちなみに僕がバスフィッシングのライトリグで使うPEは、サンラインのエギング用とジギング用にある「ULTシリーズ」の細い号数。とりわけ、ボトムを触る時は強度重視で4本撚りのPEラインを多用する事が多いです。

「ULT」とはアルティメットPEの意。数あるサンラインのPEラインの素材の中でも、引張強度はナイロンラインの3.5倍ともっとも強く、ライン操作に優れた張りのある糸質が特長です。

この小さな違いが大きな1匹を釣れてきてくれる事があるので、是非いろいろ使い比べてみてくださいね!

もっと詳しく知りたい!興味がある!なんて方は、よろしければ五十嵐ガイドもやっておりますので、ぜひ遊びに来てください!

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!

 

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