秋は陸っぱりルアー釣りのベストシーズン 【場所・対象魚・ルアー】
2022年10月03日 11:30
抜粋
秋は何を釣るにも最高の季節。ルアーマンにとってこの時期こそ、毎週のようにフィールドに赴くシーズンだ。今回は手軽にエントリーできる陸っぱりのポイントで楽しめる、スリリングなライトゲームを紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)


ターゲット
ライトゲームのターゲットを紹介しよう。
シオと呼ばれるカンパチの若魚も好ターゲット(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)メッキ
この時期に狙いたいライトゲームのターゲットで、真っ先に名前が挙がるのがメッキだ。早い年だと、6月の下旬から500円玉ぐらいのマメサイズが活発にルアーを追い、8月後半になれば20cmオーバーの良型も痛快なファイトを楽しませてくれる。
メッキとは南海のビッグゲームでおなじみのGT(ジャイアントトレバリー)、和名でいえばロウニンアジ、そしてギンガメアジやカスミアジといったヒラアジ類の幼魚の総称だ。
彼らは遠く南の海から黒潮に乗って、紀伊半島までやって来る。本来は真冬になって水温が下がりきってしまうと、ほとんどが死んでしまう死滅回遊魚なのだが、近年の温暖化で海水温が下がらず、越冬して大型化する個体もいるようだ。
小さくても遺伝子は変わらず、ルアーに対する反応は抜群。ミノーをトゥイッチしてくると、後ろから群れになって猛烈な勢いでチェイスしてくる。トップウオーターにも反応が良く、水面を割ってバイトしてくる様子は、まさにミニGTゲームといったところだ。
カマス
メッキを狙っていてよくヒットしてくるのがカマスだ。陸っぱりからでは20cm前後のサイズが多いが、ポイントによっては40cm近い大型がヒットしてくることもある。鋭い歯が特徴で、細いリーダーを使っているとバイトの瞬間に、フッと軽くなって切られてしまうことも多い。
どう猛ながら食べても美味しい魚(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)食味は最高ランクに位置し、特に三重県でアラハダと呼ばれるアカカマスは脂の乗りが最高。干物もいいが、新鮮なものは刺し身で食べるとそのうまさにびっくりするだろう。
どう猛なフィッシュイーターで、メッキ狙いの高速トゥイッチにもガンガンヒットしてくるし、アジ狙いのワームのスローなストレートリトリーブにも食ってくる。群れが濃いときは太ハリス仕様のカマスサビキを投入すると、入れ食いを楽しめることもある。
青物
オフショアでは、ジギングやキャスティングで狙う青物も、回遊次第で陸っぱりで狙える。オフショアで釣るような大型はまず出ないが、ブリ族であればツバス(イナダ)~ハマチ、カンパチなら40cm前後までのシオと呼ばれるサイズがほとんどだ。まれにアイブリといったレアフィッシュもヒットする。
小さくてもカンパチ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)特に今年はシオの数が多いようで、三重県の南伊勢~尾鷲までのエリアで一時は大フィーバーになっていた。大量のベイトが港内に入り込み、何を投げても釣れるという状態も珍しくなかったようだ。
タックル
この釣りは、足で釣り歩くランガンスタイルが基本。なのでフィールドに持ち込むタックルは1本に絞る。
タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)ロッド
ライトゲーム専用ロッドというのは少ないが、万能に使える1本を挙げるとすればクロダイのボトムゲームで使用するチニングロッド、あるいは少し硬めのアジングロッドあたりが適当だ。長さは6ft台後半~7ft台前半が使いやすいだろう。
リール
スピニング2000~2500番クラス。高速でルアーを動かす場面が多いので、必ずハイギアモデルを選択したい。
ライン
ルアーへのレスポンス性が高く感度もいいPEラインが断然お勧め。太さは飛距離も考えて、0.3~0.4号ぐらいを、150mも巻いておけば十分だ。
PEラインの先にはショックリーダーとして、フロロカーボンラインの4~6lb(1~1.5号)を50~80cmほど接続しておく。結束方法はFGノットが最も強度が高いが、現場で組むときはトリプルエイトノットや電車結びでもOK。
ルアー
メッキもカマスも青物も、ボトムから表層までを泳ぐ魚。根魚のようにボトムべったりを狙えばいい……というわけではないので、ボトムからトップまで探れるルアーを用意したい。
シンキングミノー
万能選手といえるのがシンキングミノーだ。自重があるので飛距離が稼げ、着水してからのカウントダウンで探るレンジも思いのまま。最近ではヘビーウエートモデルも多く出ており、さらなる飛距離の向上も。
シンキングミノーは必勝(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)モデルによってフォール速度が違うので、状況に合わせて使い分ける。ライトゲームにおいては必須アイテムといえる。大きさは4~6cm。
トップウォータープラグ
朝夕のマヅメ時にキャストしたいのが、トップウォータープラグだ。水しぶきを上げて魚を誘惑するポッパー、なまめかしいドッグウオークを見せるフローティングペンシル、水面直下で誘うならシンキングペンシルなど。できればこの3種類は持っておいてほしい。こちらも大きさは4~6cm。
ポッパーとシンペン(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)メタルジグ
こちらも表層からボトムまで探れる万能選手だが、シンキングミノーに比べて鉛製なのであっという間に沈んでしまう。そこに魚がいるかどうか、最初に投げるサーチベイト的な役割を果たすことが多い。
メタルジグは3-7g(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)キャストしてボトムまで落とし、ロッドで小刻みにシャクりながら高速で誘ってきたり、水面を高速スキッピングさせたりする。メッキや青物がいればチェイスがあるので、すぐにフォローでシンキングミノーやシンキングペンシルを投入すると、すぐにヒットに持ち込める。
ポイント
ライトゲームのポイントを紹介しよう。
漁港
狙うポイントだが、真っ先に目がいきやすいのが漁港だろう。
まずは潮通しの良い堤防先端付近を狙いたい(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)潮通しのいい先端付近も狙いめだが、浅場にベイトを追い込んで捕食できるスロープ周りなども好ポイントだ。水中に沈み根やストラクチャーがあれば、その周辺も必ず狙いたい。
シャローを形成するスロープも絶好のポイントになる(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)河口
そして秋に外せないのが河口周りだ。淡水と海水が入り混じるエリアでは、メッキや青物だけでなくクロダイやシーバスなども交じってヒットする。岸に近いカケアガリや橋脚周りには、必ずルアーを通してみよう。マヅメ時にはナブラやボイルが起きやすい
サーフ
キスを釣るような遠浅で砂地のみのサーフは望み薄だが、磯に挟まれたサーフ、高台から見て沖に沈み根などがあるサーフ、遊泳禁止の急深のサーフなら有望だ。漁港のスロープ周りと同じで、マヅメにはベイトを波打ち際まで追い込んで、捕食するシーンをよく見かける。
急深なサーフも狙ってみたい(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)いずれにしても、ゴールデンタイムとなるのは朝夕のマヅメ時。この好機にどのポイントに入るのかで、釣果が大きく左右される。運によるところも大きいが、1投、2投して反応がなければ移動するのはNG。ランガンが基本と書いたが、チャンスタイムのマヅメ時はある程度腰を据えて、ありとあらゆるルアーを使い持てる引き出しを駆使して釣っていこう。
バーブレスのススメ
渓流や管理釣り場、ナマズ釣りなどでは当たり前となっているバーブレスフック。バレやすいというのは先入観に他ならず、貫通力はバーブありのフックの比ではなくフトコロまでしっかり刺さってくれて、よほどテンションを緩めない限りバレることはなく、バーブレスの方がバレにくいといっても過言ではない。
さらに何といっても安全性が高く、万が一の事故でも大ケガにはつながりにくい。
最初はどうしても不安があると思うが、思い切ってバーブレスフックを使ってほしい。その性能の高さに驚くはずだ。
ルアーローテーション
メッキもカマスも青物も、同じルアーで、同じカラーで、同じ動きで釣れ続くことはまずない。1匹、2匹釣って後が続かなくなったら、こまめにルアーローテーションしていこう。ルアー交換の頻度が釣果の差になるといってもいいほどだ。
もちろん同じルアーでのカラーローテーションも有効だ。
安全第一で楽しもう
秋とはいえ、日中はまだまだ暑い日が続く。釣りに熱中するあまり、水分補給を忘れないようにし、帽子や偏光グラスもしっかり装着しておこう。もちろんライフジャケットの着用も必須だ。
実りの秋を満喫しよう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>


















