天草のナイトエギング釣行で秋イカ2杯 変化球的なシャクリが的中?
2022年10月05日 17:00
抜粋
「熊本県の天草エリアは秋イカだらけ」、そんな情報を聞き夜のエギング釣行に出かけた筆者。オーソドックスなシャクリ方ではノーヒット。あの手この手で本命2杯をキャッチした模様をレポート。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野口昭伸)
秋イカ狙いエギング釣行
1週間前の釣行ではアナゴ釣りで粘りすぎてしまい、エギングが一切出来ずに帰宅してしまった。そこで、9月16日に再度天草へ向かい、エギングを行った。通詞島に行こうとしたが、通詞島に渡る橋は現在夜間工事で完全通行止、付近の二江地区で空いている場所をランガンすることにした。
当日の状況
この日は中潮満潮直後からエントリー。満潮は22時ごろだ。なんとなく濁りがあるが潮の流れがあるので大丈夫と判断。
釣果を聞くに「天草は現在、秋アオリイカまみれ」とのこと。ドラグは激緩にし、セッティングは秋イカに対応しつつも、気持ちは大物を待ち望んでいた。
使用タックル
タックルは、ロッドはMebius86Mに、リールは17セフィアCI4+C3000SDHHG。PEライン0.8号にリーダー2号のセッティングで挑んだ。
様々なシャクリ方を試す
既に潮は下げ方向に流れ始めていた。スーパーシャロー系の3.5号をセット、それでも秋イカは当たってくるので気は抜けない。いつも通りオーソドックスな縦向きのシャクリから始めた。
しばらくアタりがないので、シャクリ方を変えてみる。横向きのシャクリ、いわゆる「ダート」に変更。しかしこれもアタらない。今度は完全に着底させてからシャクってみる。いつも着底はさせずシャロー帯しか探らないので、自分なりにパターンを変えたつもりだったが、これもアタリなしだった。
ただ巻きでアオリイカヒット
次はシャクらずにただ巻くだけを試す。すると1度だけイカパンチ?流木接触?したような感覚があった。もう一度同じポイントを巻いて試してみる。「ジィィィィー……!」やっとアタった!巻いている最中にアタるのはとても焦る。
アタりの勢いは良かったものの、上げてみると3.5号エギと変わらないサイズのアオリイカだった。このサイズじゃ気持ちが満たされない……。まだまだ時間があるので狙い続ける。
ワンピッチジャークで追加
先ほどまでのパターンでは反応無くなってしまった。また新しいパターンを試みる。ルアーではおなじみの「ワンピッチジャーク」を試してみる。ここではエギが沈む間を与える目的で、インターバルは少し長めに取ってみた。
この長めのインターバルが功を奏したのか?強めのアタリが出た!「乗った!」「……がまた小さそう……」
無事に2杯目をキャッチしたが、先ほどよりも大きいがまだまだ秋イカサイズだった。そうしてパターンを試しているうちに水位が無くなってしまい、朝3時前には納竿となった。
柔軟な思考が大事
エギングの基本操作はシャクることである。今回オーソドックスなシャクりでは反応が無かったので、半ばヤケクソになってアプローチ方法を変えてみた。それが良かったのか結果が出て良かった。
思い起こせば、エギング始めたころはシャクりなんてまともに出来なかった。それこそシャクることを知らず、ルアーのように巻いていた頃もあった。不思議なもので、それでもイカが釣れたことがあったので、どんなやり方でも海にさえ投げていれば釣れないことはないのでは?と思ってしまう。
エギングでは、シャクることがメインの動きになるので、スレている場所ではこういった真新しい動きはイカの興味を誘うのかもしれない。
<野口昭伸/TSURINEWSライター>
天草・二江地区