揖保川のアユトモ釣りで24cm頭に12匹 掛けバリ変更で良型を好捕
2022年10月05日 17:00
抜粋
9月15日、釣友から釣行同行のリクエストを受けて、兵庫県の揖保川へ仲良し釣行。この時期は、揖保川も3次放流のアユが大きく育ち、瀬で良型のパワーを楽しめる。最盛期のアユ釣りを楽しむと同時に、できれば2ケタ釣果を目標にしてサオを出してみた当日の釣りをリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森雨魚)
高井釣具店でオトリを調達
当日は、最寄りの「高井釣具店」で1か月前よりもひと回りほども大きく見える20cm超のオトリを購入。親切に対応して下さる大社長に感謝しながら、1年振りの釣友との再会に気持ちをワクワクさせながら待ち合わせ場所の通称「住宅前」に車を走らせた。
当日のタックル
サオ:剛流 8.5~9.0m(2WAY ZOOM)
仕掛け:複合メタル完全仕掛け0.15号
ハリ:ダブ蝶一角・8.0号、チラシ荒瀬・9.0号(3本バリ)、妃刃・7.5号(3本イカリ)
ダブル蝶バリで1匹目
現地で午前8時に待ち合わせた釣友と再会し、去年と少しもかわっていない彼に少し安心したのもつかの間。ひと足先に私は、下流のトロ場上の小ポイントから釣りのスタートを切ってみた。
時折、跳ねる群れアユが私を触発する。掛かるかな?と、3本イカリで半信半疑にオトリを送り込んで泳がせてみるが、やはり掛からない。分かっているけど一応やってみる。
仕方なく3本イカリからダブルの蝶バリにかえ、ゆっくりと泳がせて上らせると、なんと一発でヒット!このハリの特徴は所かまわずのフッキングするところで、22cmサイズの群れアユはしっかり腹掛かりしていた。とにかく天然オトリが取れた。
3本イカリにかえて連発
再度3本イカリにかえて、この若アユを今度は小ポイントのチャラ瀬でゆっくり引き上げてみる。
オトリを止めて少し待つと、「しめた!」目印を下流に引き込む会心のアタリが出た。宙を舞って飛び込んできたのは、体高のある24cmサイズの良型のメスアユ。こいつは何よりも嬉しい1匹だ。
その後、このメスアユが釣りリズムをよくしてくれ、サオ抜けの対岸の小ポイントでサイクルよく5匹取り込んだところで、上手の釣友と釣りポイントをバトンタッチ。元気そうなアユを引き船内の2匹残し、後はオトリ缶に移して沈めたのち、今度は上流部の対岸のテトラ際筋を3本チラシバリでじっくりと攻めてみることにした。
群れアユに同調させ追加
するとオトリの動きが変だ。急に下流に走ったり、上ったり……。どうやら群れアユが居るらしい。ダブルの蝶バリを即座に交換し、同調した頃合いを計って、シェイク&スパイラルを時折掛けると、またしてもラッキーヒット。今日はついている。
取り込んだ掛かりアユのサイズも24cmサイズとまずまずだ。そして、手早くオトリをチェンジ。群れに同調する元気のある内が勝負だ。
流心を上流に上って対岸へと走り2匹目が即ヒット。やはり吉と出た。
反応なくなり小休止
しかし、その後は待てど暮らせど反応なし。群れはどこへ行ったやら?さらに、上流から釣り人も釣り下ってきた。
日差しも強くなってきたフィールドは、頬を汗が伝う。水温上昇がやや気になってきた。引き船内の温度計は26℃。早速、下流に移動し沈めたオトリ缶に4匹を移して対岸で釣りをする釣友を対面に、ほっと溜息をつきながら河原で小休止を取ることにした。
しばらく彼の釣りを見ていると「 よし!掛かった!」丁寧な根気ある釣りで、小ポイントで攻めた成果が出たようだ。何故か自分のことのように嬉しくなってしまいながら、無事に取り込んで対岸からグッドとサインを送ってくれる彼の表情はさわやかだ。
3本チラシで流心を攻め3連発
そろそろ私の帰宅時間が迫ってきた。私なりの今日のおさらいの釣りタイムとなる。チラシバリをセットして対岸の彼と向かい合ってサオを出してみると、元気オトリが流心に入るや否や、目印は一気に下流に走る。しっかりとためて水面を割った掛かりアユはタモにナイスイン。やはりガッチリ・フッキングしたチラシバリは、安心して取り込める。
その後も上手く循環した釣りが続き、3匹を追加し、今日の締めのおさらいの釣りとした。
釣友も良型に満足
午後2時、仲良し釣行の釣りが終了。釣友は、にこやかに微笑み、ちょっと緊張気味に今日イチのアユを持って見せてくれた。
釣り友って、本当にいいですね。競い合うことなく、助け合い、導き合い。この時、この瞬間を思いっ切りへだたりなく楽しめる。
もっともっと彼と一緒に釣りをしたかった。しかし、私にとっては釣り納め時。またの再会を楽しみにと、ひと足先に納竿とすることとなった。
最終釣果と今後の揖保川
当日は、サオ抜けポイントにすんなりと入れてラッキーなスタートとなり、状況に応じて掛けバリのタイプをかえたことにより釣果も12匹と、なんとかツ抜けすることができた。
また、さらに反省として元気オトリの水温管理&交換のタイミングのサイクル・リズムも大切だと実感した半日だった。
揖保川では、もうすでに尺アユが釣れだしている。今後は、剛腕タックルで挑むことをお勧めする。荒瀬・急瀬でパワフルな尺アユがアユのトモ釣りの醍醐味を楽しませてくれることだろう。台風一過が狙い時になりそうだ。
<森雨魚/TSURINEWSライター>
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