投げ釣りにおける【魚が釣れない時間帯の活用術3選】 何か変えるが重要

2022年10月09日 16:30

[TSURINEWS]

抜粋

魚の食いは、1日の実釣時間の間、決して一定ではない。どうしても食う時間、食わない時間が存在する。ここではこの食わない時間の有効活用術を紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)

投げ釣りにおける【魚が釣れない時間帯の活用術3選】 何か変えるが重要

魚の食いは一定でない

釣りには様々なジャンルがある。船釣り、磯釣り、ルアーフィッシング(ショア、オフショア)、波止釣り、川釣り、投げ釣り、最近では海上釣り堀も一つの大きなジャンルに成長するなど、アングラーの舞台は多様化している。私の場合は主にキスの投げ釣りとハゼのミャク釣りである。

どのジャンルのアングラーもご承知のことであるが、魚の食いは1日の実釣時間の間、決して一定ではない(非常に活性が高いときに、まれに何時間も釣れ続く場合もある)。

食いが立った時に集中

人間の世界に話を置きかえてみよう。例えばある料理店が昼前から深夜まで店を開けていたとする。常連であれ一見のお客様であれ、店が特によく賑わう時間はランチタイムと夕方6時過ぎから9時位ではないだろうか。この時間帯はかき入れ時で、そこに料理の素材も、料理人はじめとする店のスタッフの技も集中させているはずだ(もちろん、日本料理では、素材の仕込みや品書きを考えることなど、お客様の目に見えないところでの仕事も多いと思う)。

釣りにおいては、我々アングラーが料理店、お客様は魚なのである。魚の活性が高まってきた時、あるいは大型魚狙いでチャンスと思われる時合(=料理店のかきいれ時)に、アングラーの技術も、エサも、根気も集中するようにしたい。

投げ釣りの特徴

特に投げ釣りは、その釣りの特性上、実際の飛距離の数字とは別に、竿を曲げて仕掛けを遠投するというキャスティング操作において他のジャンルの釣りとは比べ物にならない位、体幹の力を使っている。仕掛けの回収もエネルギーを要する。キスの投げ釣りも同様であるが、複数の竿を置き竿にしてカレイやタイ類などの大型魚を狙うときはなおさらである。

このような投げ釣りの特長を考えながら、魚信が遠のいた時の対処法を自身の経験の中からいくつか紹介してみたい。この記事を読んでいただいているアングラーの方々のアイデアとも合わせていただき、参考にしていただければ幸いである。

投げ釣りにおける【魚が釣れない時間帯の活用術3選】 何か変えるが重要魚の食いは一定でない(提供:TSURINEWSライター牧野博)

1、他の釣り人の釣りを観察

1つのポイントで1日釣り続けるのであれば、いったん仕掛けを回収、気温の高い時期であれば水分補給して休憩する。列車釣行であれば、少し日陰になった場所を探してそこで休んで体力を温存する。料理店ならデータイムの準備中の時間と同じだ。

また、こういう時は、他のアングラーの釣り方やキャスティングなどを見るいいチャンスでもある。状況にもよるが、自分と同じ釣りジャンルで上手いアングラーだと思ったら、挨拶して釣況を尋ねたり、アドバイスをもらったりするのもいいと思う。私にもそうした経験が多くある。

自身のキャスティングの癖や、サビキ方の要改善点などは、自分自身ではなかなか捉えることができないが、同じ釣りをする他のアングラーが見ると結構捉えられるものである。ただし、他のアングラーの釣り方、時にキャスティングを見る時は、竿やオモリの軌道をよく考え、操作に邪魔にならない離れた場所で、事故にならないように充分注意することが必要である。

逆に自身が他のアングラーから尋ねられたり、アドバイスを求められたときには、事故を起こさないように、キャスティング時の安全にいつも以上に注意しなければならない。

2、腹ごしらえをする

魚のお食事タイムが終わったら、料理店=アングラーのまかないタイムだ。食べ物を持参しているのならそれを食べてもいいし、チェーン店のうどん店や食堂が近くにある恵まれた釣り場なら、そこを利用してもいいと思う(ただし、道具はいったんクルマに仕舞うことになる)。 

また、次の3とも関係するが、次々にポイントをかえながらのランガン釣行の場合は、食事を取りながら次のポイントを考えたり、食事時間込みでの移動時間にしたりすることもできる。

3、ポイントを移動する

例えば潮止まりで魚の活性が遠のいたような場合、他のポイントでも同じような状況であることが多い。こうした場合を考え、2か所以上のポイントを探りたいのであれば、釣行前にあらかじめ候補になるポイントを考えておくと、スムーズに移動できる。

特に低水温期の場合(キス狙いで冬場~早春)、潮のよく動く午後の時間帯に、遠近2~3投して超スローでさびいても、まったく魚の気配が感じられないこともある。これは、料理店でいうと、お客様のこない場所で店を出しているのと同じだ。そのまま粘っていると、オデコ(釣果ゼロ)の可能性も限りなく高まってしまう。

この場合は、速やかに移動する。より水深がある、風裏になるなど、それまで釣っていた ポイントと明確に条件の異なるポイントに移動する。事前に他のアングラーや釣具店などで、釣況の情報が入手できれば参考になると思う。クルマでも少し移動に時間がかかる場合もあり、安全のためにも移動するかどうかの決断は早くすること。それにより釣果アップ(というよりオデコ回避)の可能性がそれだけ高まるし、うまくすればツ抜けに近い釣果も望める。

何かをかえることが必要

投げ釣りの釣行時の気分転換方法(というより魚が食いやんだときの対処法)を料理店とお客様の関係になぞらえながら解説してみた。自身の経験や他のキャスターから学んだことをいろいろと思い出しながら文章をつづったが、とりとめのない内容になってしまった。

ただ、釣りをしていて魚の食いが低下したり、ぴたりと食いやんだ時、少しでも釣果をプラスしようと考えるならば、それまでの釣り方を一度見つめ直し、何か変化をつけることが必要である。これは、間違いなく真実である。

釣り場の状況にもよるが、ここに述べた以外に、投げる方向を少しかえる。根掛かり覚悟でシモリの周辺を探る。あるいはさらに遠投して今より15~20m先のポイントを探る。逆に超近投で波口を集中的に探るなど、様々な方法がある。

今は、情報がキーポイントになる場合もある。そんな、様々な経験の引き出しが積み重なり、いろいろな状況での対処法が少しずつ釣果に結びついてきたとき、それが最善の気分転換法になるのではないだろうか。

投げ釣りにおける【魚が釣れない時間帯の活用術3選】 何か変えるが重要何かをかえることが釣果につながる(提供:TSURINEWSライター牧野博)

<牧野博/TSURINEWSライター> 

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