【2022年】伊勢湾サワラキャスティン入門 シーズン・タックル・釣り方

2022年10月18日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

近年伊勢湾で超絶人気のサワラのキャスティングゲーム。ボートからルアーを投げまくり、海面爆裂で1mクラスの大型サワラとのビッグファイトが楽しめる。そんな大興奮かつぜいたくなオフショアルアーゲームを、昨年も伊勢湾のサワラを釣りまくった私がナビゲートしよう。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

【2022年】伊勢湾サワラキャスティン入門 シーズン・タックル・釣り方

サワラキャスティングとは

船やボートからルアーをキャストして、大型のサワラを狙うルアーゲーム。その魅力は恐ろしいスピードで海面まで猛然とルアーにアタックする大興奮のシーンを視覚で楽しめるだけでなく、リールのドラグから煙が出るほどの勢いで抵抗する強烈な引きを堪能できることにある。

【2022年】伊勢湾サワラキャスティン入門 シーズン・タックル・釣り方この秋イチオシの豪快なゲームだ(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

また回遊するサワラを追い求める過程では、トリヤマや海面のナブラに加え、サワラの豪快なジャンプを見つけるといった、アドレナリン全開のシーンとも遭遇する。サワラ以外にもハマチ、マダイ、シーバスなど魚食性の強い魚もターゲットとなり、入れ食いモードに突入することも珍しくはない。

釣れる時期

サワラは、魚へんに春と書いて鰆(サワラ)と読むだけに、春の魚であるイメージをお持ちかもしれない。しかし、私のホームグラウンドである伊勢湾内では、秋の足音が聞こえ始める9月ごろからサワラキャスティングのシーズンイン。秋が深まるにつれハイシーズンを迎え、年内いっぱいまで楽しめる。

特にこの時期は積極的にイワシなどの小魚を求めて海面付近を回遊し、湾内の浅瀬へと多くの個体が入ってくる。そのため食欲が非常に旺盛で、数釣りが楽しめる絶好のタイミングとなる。

釣れてくるサイズは80cmオーバーの脂ノリノリのでっぷりとしたメタボぞろいで、その食味は絶品そのものだ。また伊勢湾口では、春先にも超大型の個体が産卵のため接岸し、一発超大物狙いといったキャスティングゲームも楽しめる。

タックル

サワラ狙いの基本的なタックルを紹介しよう。

【2022年】伊勢湾サワラキャスティン入門 シーズン・タックル・釣り方タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

ロッド

キャスト性能を左右する振り抜きやすさや激しいルアーアクションを可能とする操作性に加え、大型魚とファイトするパワーも重要だ。そんななか近年の大ブームが拍車をかけ、各メーカー専用ロッドが次々とラインナップされ、オフショア用のシーバスモデルのMHやシイラモデルのLパワーでも流用は可能だ。

ロッドレングスは船上での取り回しを考慮し、7~7.5ft程度が扱いやすい。対応するルアーウェイトは、メタルジグのキャストも想定し、50g程度のモデルをオススメしたい。

リール

スピニングモデルを選択し、スピーディーなアクションと巻き取り時の力強さが必要となるため、サイズは4000番クラス前後で、1回転辺りの巻き取り量は1m程度のハイギアモデルが扱いやすい。

ライン

大型サワラの強烈なダッシュを受け止めるため、メインラインはPEライン1.5号程度。先端には根ズレに強いフロロカーボンラインリーダーの7~10号程度を、50cm~1mほど結束しよう。

またトラブルの軽減には結び目が小さい摩擦系ノットがオススメで、キャスト時はガイドの中に入りすぎないことも注意したい。

ルアー

ルアーは主に3種類の使い分けとなり、パイロットルアーとなるのが、表層付近を激しいアクションで探る140cm30g程度のフローティングやスローシンキングのミノー。捕食が比較的下手なサワラに対し、3フックシステムでフッキングの確率も上げている。

【2022年】伊勢湾サワラキャスティン入門 シーズン・タックル・釣り方各種ルアーを用意(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

また表層付近で反応がない場合は、ブレードジグの出番だ。メタルジグに楕円形の鉄板が装着されており、光の反射によるアピール力と、高速巻きによる直線的なアクションで手返し良く縦方向のレンジを探れる優位性がある。また、この二つのルアーの中間的な使い方を可能とするのが、120mm前後40g程度のヘビーウェイトミノーだ。ルアーのウェイトがあるため、素早いアクションでも海面から飛び出すことがなく、沈めて斜めに探るといったことも可能だ。

私の実績カラーは、ルアー本体のホログラムのきらめきを重視し、レッドヘッドカラーや派手なチャート系も調子が良かった。また、サワラに効くとされるグローカラーにも注目している。

サワラカッター対策

そして、サワラ釣りで一番悩ましいのが、サワラの鋭い歯によるラインブレイクだ。「サワラカッター」とも呼ばれるその切れ味は、少しでもラインが触れればスパッと一刀両断。その対策はサワラ釣り師の永遠のテーマと言えよう。

【2022年】伊勢湾サワラキャスティン入門 シーズン・タックル・釣り方ラインカッター対策の編み込み(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

私の対策としては、ルアーからの距離を少しでも取るため、ルアーとの接続にはステンレス素材のベアリング付きスナップを使用し、ルアーアクションへの影響を極力小さくするため、リーダーの先端を3cm程度編み込むことで、直接リーダー本線にサワラの歯が当たることを防いでいる。

また、リーダーの先端にナイロンラインリーダーの100lb程度を15cm前後、先イトとして結束する場合もある。しかし、この対策は効果こそ絶大なものの、ルアーアクションのレスポンス低下やフックへのイト絡みといったデメリットも多少感じている。

【2022年】伊勢湾サワラキャスティン入門 シーズン・タックル・釣り方サワラの鋭い歯(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

そこで私の使い分けとしては、ルアーを激しく動かすアクション重視の場合は、リーダーの編み込みで対応し、直線的なアクションで探る場合は、太いナイロンリーダーを先イトとすることで対応している。最近は市販のワイヤーリーダーや先イトの販売も多い。さまざまな考察でサワラカッター対策は試していただきたい。

キャスト方法や狙い方

トリヤマや海面がバチャバチャと騒がしい状況では、誰もがいち早くルアーを投げ入れたいものだ。しかしキャストの開始は船長の合図に従い、後方の安全確認は必ず行おう。また同船者と声をかけ合い、キャストのタイミングをずらすことで、ロッド同士の接触や着水後のルアー絡みも防げる。遊漁船においてはアンダーキャストのみなど、ルールを設けている場合もあるので事前に確認しておこう。

またキャストの狙い位置としては、より遠くに投げて広範囲を探るといったことを基本に、数羽であっても海鳥が飛んでいる下や潮目の境目、海面が周辺よりモジモジしているなどの変化も、エサとなる小魚がたまっているケースが多く、サワラのヒット率が高いシチュエーションといえる。

【2022年】伊勢湾サワラキャスティン入門 シーズン・タックル・釣り方ひたすらキャストを繰り返す(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

また明らかにサワラがジャンプしているなど、その存在が目視できる状況では、狙いを絞りサワラの頭が向いている進行方向にルアーを投げ入れる。このように多くのサワラと出会うためには、状況の変化を見逃さない観察力と、キャストテクニックの両方が必要となってくる。

ルアーアクション

アクションは2パターンが軸となる。まずは海面付近を回遊するサワラに狙いを絞り、ジャークアクションでミノープラグを左右に激しく横っ飛びさせ、海面直下へとサワラを誘い出すイメージでアクションさせる。

ロッドの角度は、ルアーが海面から飛び出さないことを基本に、ラインを強くたたくイメージでバシッバシッとロッドをあおり、アクションの間には一瞬の間を作ることで、ルアーにアタックさせるタイミングを意図的に作る。

【2022年】伊勢湾サワラキャスティン入門 シーズン・タックル・釣り方恐ろしいほどのスピードでアングラーを魅了してくれる(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

またブレードジグやヘビーシンキングミノーを使った高速巻きも代表的なアクションとなり、表層付近に加え、水深の中層や底をいったん取ってから開始する。巻きスピードは、ルアー回収時などのスピードをイメージし、海面へと飛び出さないことを基本に1投ごとにスピードを変化させることで反応を探る。ジャークアクション同様、一瞬巻きを止めることで間を作りヒットへと持ち込むなども有効なテクニックとなる。

ヒットした際のアタリはガツンッと明確な衝撃が手元まで伝わり、ロッドが締め込まれる。しっかりとロッドをあおりフッキングへ持ち込もう。

ファイトのコツ

フッキング後のファーストダッシュはミサイルが飛んでいくようなスピードで、一気にリールのドラグが逆回転する。まずはサワラの動きが止まるまでしっかり待つことで体力を奪い、その後は巻けるときは巻き、引いたら待つ。焦らずファイトを楽しもう。

そして船べりまで寄ってからが、バラシの一番多いタイミングとなる。再度猛ダッシュによる抵抗があることを念頭におき、ラインが船底で擦られることに注意し、ロッドの穂先を海面に突っ込むなどで対応する。

【2022年】伊勢湾サワラキャスティン入門 シーズン・タックル・釣り方「タモに入ってきてもらう」という意識が大事(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

そしてタモ入れ時は抵抗するサワラに対し、強引に引っ張り上げるのではなく、船から離れた際にはロッドの曲がりで持ちこたえ、船に寄ってきた際にのみラインを巻くことで、自然とサワラは浮上する。

また、横走りするサワラの進行方向を変えたいときには、頭の方向にロッドの穂先を持っていきテンションをかけることで、サワラ自らが方向を変えてくれる。このようにタモ入れ時はバラシを軽減するため「タモに入れる」ではなく、サワラを誘導し、「タモに入ってきてもらう」という意識を持つことが大事だ。

「トロサワラ」の食味を堪能しよう

伊勢湾のサワラは秋から冬にかけて、脂ノリノリの真っ白な身でトロサワラと呼ばれるほどの超美味である。

【2022年】伊勢湾サワラキャスティン入門 シーズン・タックル・釣り方 脂ノリノリのサワラ(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

今シーズンも昨年に引き続き、すでに大爆釣を予感させる釣果が聞こえてきている。伊勢湾のサワラキャスティングゲームはこれからが本番だ。

【2022年】伊勢湾サワラキャスティン入門 シーズン・タックル・釣り方あぶりにすると最高(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

<週刊つりニュース中部版 橋本広基/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年10月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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