【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しよう

2022年10月27日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

エサ取り名人として名高いカワハギ。独特のおちょぼ口でエサをかすめ取り、釣り人を悶絶させ続けているが近年はそのエサ取り名人をハリに掛けるゲーム性が指示され、熱狂的なカワハギマニアまでいるほどの人気ぶりだ。秋はキモが肥大して、食味もアップする季節。今回は船からのカワハギ釣りについて解説してみたい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しよう

沖釣り好敵手カワハギ

秋の沖釣りといえば、釣り物が豊富で迷ってしまう。マダイも青物もタチウオも魅力的だが、今回紹介するのはカワハギだ。マダイのような豪引でもないし、青物のようなドラグを滑らせるほどのパワーもないが、釣り人を魅了してやまない超のつくほどの人気ターゲットだ。

その人気の秘密は、なんといってもゲーム性だろう。繊細なアタリを捉えて掛けたときの爽快感。まさに知恵比べに勝った瞬間だ。海の中に思いを馳せ、鋭敏な穂先から伝わるシグナルで状況を瞬時に判断し、その小さな口に独特の形をしたハリを掛けていく。

【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しようこのおちょぼ口にハリを掛けよう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

一瞬の判断の遅れが釣果に天と地ほどの差を生み出してしまい、その落差に釣り人は激しく一喜一憂するのだ。スピードもパワーも特筆すべきものはないが、これほど釣り人を熱くさせる沖釣りのターゲットは他にないかもしれない。

と、少々大げさに書いてみたが、ゲーム性の高さは他に類を見ないほど高いことは間違いない。先ほど特筆すべきものがないと書いたが、キモが大きくなるこれからの時期の食味は他のターゲットにはない魅力だ。こってりとしたキモと薄く切った刺し身のキモあえはまさに絶品。痛風持ちの人には気の毒だが、この時期ならではの味覚を楽しめるのは、釣り人の特権といってもいい。

船カワハギ釣りのタックル

カワハギ狙いの基本的なタックルを紹介しよう。

【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しようタックル図(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)

ロッド

各メーカーから、多種多様な専用ロッドが発売されている。一日手持ちで行う釣りなので、そのことを念頭においてなるべく軽量なものを選ぶようにしよう。

リール&ライン

小型のベイトタイプ。カウンター付きは必要ない。そんな水深のある場所ではないので、手返しの面でもハイギアタイプがお勧めだ。

【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しようこれからキモが肥大して食味もアップ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

巻いておくミチイトはPEラインの1号。慣れてくれば0.8号まで落としてみよう。水切れの良さと感度がアップする。穂先絡みを防ぐために、フロロカーボンラインの3~4号を50cm~1mほど接続しておこう。

カワハギ釣りの仕掛け

まずは市販のものから始めよう。胴つき3本バリが基本なのだが、この釣りはハリの交換を頻繁に行う。そのためミキイトとハリスの接続が回転ビーズとハリス止めで作られているものを選ぼう。ミキイトと直結している仕掛けよりも高価だが、ハリの交換を考えると断然費用対効果が高い。

【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しようハリス交換ができるものを選ぼう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ハリはハゲバリタイプとキツネタイプがあるが、最初は両方購入して釣行を重ねるごとに自身の釣りとマッチしていくハリを見つけていこう。

オモリは釣行する海域によって違ってくるが、おおむね30号が基本。状況に合わせて使い分けていくこともあるので、25~50号ぐらいを用意しておく。場所によっては根掛かりでロストすることもあるため、各号何個かずつ用意しておきたい。

また仕掛けの上にセットする集寄板だが、魚を寄せる効果もあると思うが、アタリの伝達の抵抗にもなる。慣れてくるまでは付けなくてもいいと思う。

【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しようこれぞキモパン良型(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

また根掛かりのないポイントで仕掛けを底にはわせるハワセ釣りでは、仕掛けの上に中オモリを付ける。こちらもさまざまな釣法を試していくうちに、必要だと感じれば購入しよう。最初は余計なものは付けず、仕掛けとオモリだけというシンプルなもので始め、必要に応じてその他のアイテムをそろえていくようにしよう。

カワハギ釣りのエサ

定番中の定番はアサリのむき身。各メーカーから冷凍されたものが販売されている。そのまま使ってもいいが、身が柔らかくエサ持ちが悪いことがある。そんなときは短時間でアサリの身を締めて、エサ持ちを良くするサブアイテムも販売されている。

【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しようエサ持ちを良くするサブアイテムも(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

マルキユーの旨〆ソルトやバクバクソルト、アミノ酸αなどがそうだ。粉状、液状それぞれ違うが、アサリの身を締めて集魚力も高める効果もあるので、こちらはぜひ準備してほしい。

アサリの差し方は水管からハリを入れ、黒いキモの部分にハリ先を出す。カワハギに限らず、全ての魚はこのキモが大好物。ここにハリ先を持っていくと、ハリに掛かる確率がアップする。

【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しようハリ先がワタの部分にくるように刺す(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

他に使うエサとしては冷凍ウタセエビやアオイソメなど。冷凍ウタセは1cm角に、アオイソメはハリいっぱいに刺して垂らしがないようにする。いずれにしてもメインのエサはアサリ。エビやムシは魚の目先を変えるときや、予備のエサとして持参しよう。

【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しよう目先を変えるためのムシエサも(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

外道との戦い

カワハギが生息する水深5~40m、岩礁帯やそれに絡む砂地にはカワハギだけでなく、さまざまな魚が多く生息する。ベラやフグ、根魚、小ダイなど。全体的に見ればカワハギの数など、微々たるものだ。

【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しよう外道の代表格キタマクラ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

そんな数多くの中からカワハギを引き出すにはどうすればいいか。まずは仕掛けを頻繁に動かしてやろう。

先に少し触れたハワセ釣りやタタキ釣りなども効果的には違いない。だが、初挑戦でやってみろと言われてすぐにできるわけがない。

【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しよう仕掛けを上下に動かして誘う(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

答えは明快で、仕掛けを50cmの幅で上下に動かし続ける。そしてオモリを底に着けた状態でそのまま静止(ステイ)。この静止時に出るアタリに集中しよう。カワハギはにおいの強いものはもちろん、動くものに興味を示す。この仕掛けを上下させているときにはアタリは出ない。

この動きが速ければ速いほど、カワハギ率が高くなる。それでもベラやキタマクラなどの外道はどうしても掛かるが、外道でも何でも掛けたときの手応え、引きを覚えておこう。これを繰り返していくうちに、ベラのアアタリ、キタマクラのアタリ、カワハギのアタリが分かってくる。

集中力をキープしよう

またどのタイミングでカワハギが掛かってきたかなども、体で覚えていくことを意識して釣りをしていこう。

そのために必要なものは集中力だ。動かした後の静止時に穂先はもちろん、手元に伝わるかすかなアタリをしっかり感知し、それが何のアタリであるか、今エサがどういう状態であるか、など想像する。そして仕掛けを回収して答え合わせ。これを繰り返すことが、本命への確実な道しるべとなる。

【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しよう確実に本命を手にしよう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ここぞというタイミングでアワせるわけだが、ド派手なアワセは必要ない。大きくゆっくりとサオを持ち上げるだけでいい。首尾よくヒットしたら、サオを一定の角度に保ち、一定のスピードでリールを巻いてくる。ハリスがそれなりに太いので、さほど気を使う必要はない。一定を心がけて取り込もう。

ハリ先のチェックを忘れずに

水面に魚が現れたら、ラインテンションを緩めないようにサオ先を下げて一気に抜き上げる。仕掛け自体が短いので、巻きすぎに注意したい。

【2022年・中部】船カワハギ釣り入門 動かす&止めるを意識しよう魚影が見えた瞬間歓喜に包まれる(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

またカワハギに限らずベラやフグなど、口周りの硬い魚を釣った後は必ずハリを交換しよう。見た目は何ともなくても、ミクロで見ればハリ先は必ずなまっている。同じく鋭い掛けバリを使うアユのトモ釣りの名手の言葉で、「まだいいか。面倒くさいは絶対ダメ」というのがある。手間を惜しまずハリ先のチェックは常に行い、少しでも異変があれば、また1匹釣ったら必ず取り替えるようにしよう。

<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース西部版』2022年10月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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