満月の日は釣れないと言われるワケ 釣りやすくなるターゲットもいる?
2022年10月28日 11:30
抜粋
ショアの夜釣りでは、満月回りの釣りは難しいといわれる。特に、常夜灯に依存するアジ・メバルのライトゲームや、シーバスなども反応が薄くなる。その理由はなぜなのだろう?
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)


なぜ満月回りは釣れ渋る?
まず、満月回りとは。月回りのうちで、月が満ちていく周期のことだ。新月の状態から、満月に近づいていく周期を、満月回りという。中でも、半月から満月に近くなっていく中潮から大潮回りが、特に満月回りとしてショアの釣り人には難しいと言われがちである。筆者もあまり好きな潮ではない。
常夜灯の依存度が高いライトゲーム目線から言うと、満月周りは、海に光量が多く、常夜灯の効果が薄れてしまい、魚が散ってしまうのが釣れ渋る理由だ。光合成で増殖するプランクトンを捕食対象とするベイト、そしてそれに着く魚が散ってしまって釣れにくくなる。
「ポイントが絞りにくい」ともいえる
常夜灯効果が薄れ、海全面に光が散ってしまうため、魚の着き場所が特定しにくい。満月回りが難しいといわれるゆえんだ。ただ、魚そのものが少なくなるわけではない。むしろそちこちで高活性になっている可能性があるが、その着き場所が絞り込みにくいのだ。
また常夜灯効果が薄れることによって、アジなどのベイトにつくフィッシュイーターも、散り散りになってしまう。その代表的な例が、タチウオだ。タチウオそのものは決して常夜灯周りが釣れやすいわけではない。しかし、タチウオは常夜灯に向かっていくアジやその他のベイトを追うわけで、その道筋を打つのがセオリーとなるのだが、ベイトの群れが満月の光量で散ってしまうと、釣りにくい。
常夜灯効果が効きにくくなる(提供:TSURINEWSライター井上海生)満月回りのポイントを絞り込むには
魚が散ってしまう満月周りの海。しかし、魚は必ず潮流に影響を受けて動くので、そこを読んで釣っていくことができる。アジングを例にとると、潮の重みがクッとジグヘッドに乗るようなところ。便宜的にいえば「左右から来る潮がクッションしているような場所」で、こういうポイントには特にプランクトンが溜まる。つまり魚が着きやすい。そしてその周りに別のフィッシュイーターも集まる。
オープンウォーターのボトムの地形変化を知っておくと、根魚やメバルも釣りやすくなる。根魚は比較的満月による光量の影響を受けにくいので、あまり気にせず釣れる。
デイで確認した地形変化を打とう(提供:TSURINEWSライター井上海生)もうひとつ大事なことを言うと、満月回りでは、ルアーのカラーにも注意したい。光の影響でシルエットがかなり出やすいので、クリア系を優先的にローテーションしよう。ちなみに筆者の感覚では、満月の海では白がもっともシルエットが出やすいと思う。魚には黒っぽく見えるそうだ。
高活性化する魚もいる
満月回りではあらゆる魚が釣れにくくなるというような言い方をしたが、そんなことはない。逆に満月の海の方が高活性となる魚種もいる。代表的なのは、アオリイカだ。常夜灯に依存しないオープンウォーターのイカは、天敵となるタチウオの群れが散る満月回りの方が、反応がよくなる。
また春のバチパターンのシーバス、バチパターンのメバルも満月回りがいい。バチ抜けは光量の多い日に良くなるので、満月周りに何なら常夜灯が絡んでも、相乗効果で活性が上がる。
バチ抜けシーバスは満月回り(提供:TSURINEWSライター井上海生)結論 あまり考えずに釣ればOK
以上、満月回りの釣りについて解説してきた。いろいろと詳しく言っておいて何もかもひっくり返してしまうようだが、筆者としては、「あまり考えずに釣ればOK」とも思う。確かに魚は散るが、別にそれで最終的な釣果が歴然とかわるような気はしない。
ケーススタディとして満月回りは常夜灯を捨てて潮を見て動き、魚を発見する釣りをしてみてもいいが、ランガンで捉えきれないこともある。魚も動けば人も動く、これだと二重に動きが永遠に重ならない。私は、満月回りは魚が溜まる条件だけ見つけて、そこで定点観測することにしている。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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