期間限定『泳がせ根魚五目(イワシメバル)』でヒラメ乱舞【ちがさき丸】
2020年02月29日 11:30
抜粋
2月24日(月・祝)、例年2~3月の期間限定で楽しめる相模湾「イワシメバル」改め『LT泳がせ根魚五目』で神奈川県ちがさき丸に乗船。本命根魚以外にも、船中ヒラメが乱舞の釣行をHowToまじえてお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・小菊)


相模湾「イワシメバル」
相模湾の2~3月の風物詩「イワシメバル」とは、10cmほどの活きたシコイワシを泳がせてメバルを狙う釣りのことだ。「泳がせ釣り=大型魚」というイメージが強いが、こちらはライト泳がせ釣りといったところか。
2ヶ月間の期間限定ではあるが、メバルだけでなくカサゴやヒラメやハタ類など嬉しいゲストも登場するとあって、人気の高い釣物だ。
エサのシコイワシ(提供:TSURINEWS編集部・小菊)「イワシメバル」のタックル&仕掛け
イワシメバルの専用竿は3mの極軟調子と、なかなかマニアック。他の釣物への流用もハードルが高い。そのため、今回はストレスなく使えるライトゲームロッドのタックルを使用した。
当日使用したライトゲーム用ロッド(提供:TSURINEWS編集部・小菊)竿(ロッド):リーディング64 SS-210
竿は15号のオモリに対応し、かつシコイワシがフィッシュイーターを嫌って暴れる様子が手元で感じられるもの。さらに、大型ヒラメやハタ類とのやり取りが可能である必要がある。
リール:オシアコンクエストCT301HG
リールは竿とセットで持ち重りしないものを選ぼう。最近の製品はエントリーモデルでも、お値段以上のドラグ性能が搭載されているので、使いやすさ視点で選べばOK。
ライン:PEライン1.5号
ラインは感度重視でPEラインの1.5~2.0号を選ぼう。感度が落ちると、イワシの動きが感じられない他、底を切る対応が遅れるて根掛かりのリスクも高まってしまう。
仕掛け:2本針の泳がせ仕掛け
仕掛けは、最も工夫のし甲斐がある要素だ。幹糸・ハリス・針の組み合わせ方は無限にある。選び方の一番大事なポイントは、小さなシコイワシの泳ぎを極力邪魔しないこと。
そのため、イワシへの負担軽減を目的に、細軸の『ヤマメ針』が使われることが多い。ただ、注意したいのが、ヒラメなどの大型魚が掛かると曲がってしまうことがある点だ。
対処法としては、メバル&カサゴ用と大物用の2パターンを用意しよう。大物用はチヌ針が一般的だが、こちらも色々と試す価値はある。
「イワシメバル」の釣り方
イワシメバルの釣り方の重要ポイントは大きく分けて2つ。
1.イワシを弱らせない
ひとつ目は前項でも触れた通り、エサのイワシをいかにストレスなく泳がせるかが重要だ。具体的には、イケスから足元のバケツに移すイワシの数は必要最低限(3~4匹程度)とし、針付けは出来るだけ水の中で迅速に行おう。
2.根掛かりを減らす
どの釣りでも同様だが、仕掛けを水中に入れておく時間が長いほど釣果はあがりやすい。ただ、この釣りは荒い根を積極的に攻める。2〜5mの根が乱立している場所で釣ることもある。
そのため、気を抜くとすぐに根掛かりで仕掛けをロストしてしまう。この回数が多いと、釣りをする時間よりも仕掛けを組む時間の方が長かったなんてことにもなってしまう。
具体的には、置き竿にせず手持ちで常に仕掛けの上下が出来る様にし、船長の「だんだんと浅くなってきます」などのアナウンスをしっかり聞いて事前にタナの調整をしておこう。
ちがさき丸『泳がせ根魚五目』に乗船
2月24日、神奈川県のちがさき丸の「イワシメバル」改め『泳がせ根魚五目』に、釣り友2人と乗船した。
同船は、仲乗りが同乗して活きエサの配布や取り込みをフォローしてくれるので、釣りに集中することができる。当日は快晴でナギ予報の絶好の釣り日和の中、朝7時に出港。人気釣物だけあって2隻出しだ。
えぼし岩(姥島)周りでカサゴ
最初のポイントは行程約10分のえぼし岩(姥島)周り。ポイント到着直前に仲乗りが活きエサのシコイワシをバケツに入れて配ってくれる。
岩ギリギリを攻める船長の操船のお陰で、当日ファーストヒットは20cm後半のカサゴ。
ファーストヒットはカサゴ(提供:TSURINEWS編集部・小菊)お次は逃げ惑うイワシのサインが竿先に表れた後に、一気にドラグが引き出される。竿で溜めるがフックアウト。ヤマメ針が伸ばされていた。同タイミングで同乗者にスズキの水面バラシがあったので、シーバスだったことにしておこう。
ちがさき港からすぐのえぼし岩(提供:TSURINEWS編集部・小菊)江ノ島周りでアカハタ
江ノ島周りのポイント(提供:TSURINEWS編集部・小菊)えぼし岩周りでこまめに流し変えた後、江ノ島周りへ移動。すると、水面下2mほどにベイトの姿が目視できた。これは大物チャンスかと気合いが入るが、残念ながらこの流しはノーヒット。
たまに見えるベイトの群れも追われる様子はなく、のんびり泳いでいる様。その後の流し変えで、鋭角的なアタリが到来。水面に浮かんだのはアカハタだ。
根魚が好調(提供:TSURINEWS編集部・小菊)オニカサゴも登場
カサゴのヒットを間に挟みつつ、再びイワシがイタズラされているアタリ。リーチだ。ラインを張って本アタリに備えるも、なかなか食い込まない。
ゆっくり聞き上げると魚は付いてるものの根に潜られてしまった模様だ。無理に引っ張ってはラインが切れてしまうので、ここはジックリ根比べだ。
ラインにテンションをかけず、緩ませ過ぎずで待つこと40秒。竿先に出たグングンという引きが、魚が根から出た合図だ。上がってきたのは、イズカサゴではないオニカサゴ。美味しい好ゲストだ。
左が通常のカサゴで右がオニカサゴ(提供:TSURINEWS編集部・ちがさき丸)ちがさき沖で肉厚ヒラメ!
江ノ島周りに見切りをつけ、再度ちがさき沖へ移動。朝イチのえぼし岩周辺ではなく、砂地と根が混在するポイントで後半戦がスタート。2投するも反応が無い。ただ、これは祭りの前の静けさだった。
左の右隣の釣り友の米田さんの竿が、前アタリの後に海面に突き刺さる。今日一番の曲がりを見せる竿。仲乗りが構えるタモにおさまったのはヒラメだ。船上での検量では1.8kgと、サイズの割には重量がある。
船長曰く、根についているヒラメは砂地で釣れるものと比較して肉厚で、市場価格でも高値がつく傾向があるとのこと。
船中ヒラメアタリ連発!
関根さんはヒラメ3尾を手中(提供:ちがさき丸)そして、ここから船中ヒラメ のアタリが連発!
左隣の関根さんは圧巻のヒラメ3連発で、ヒラメ 竿頭をゲット。ミヨシの常連さんも肉厚ヒラメを手中。
その後、筆者にも1枚。反対舷でもアタリが連発し、その度に仲乗りがタモを持って船上を駆け回る。2時間弱で船中ヒラメ9枚、アタリはその倍以上と、ちがさき沖のポテンシャルを充分に感じることが出来た。
米田さんがあげた1.8kgヒラメ(提供:ちがさき丸))最終釣果
筆者の最終釣果(提供:TSURINEWS編集部・小菊)ヒラメ祭りの熱気おさまらない中、納竿。最終釣果は30cm級カサゴ3尾、オニカサゴ1尾、アカハタ2尾、ヒラメ1尾。船中釣果はヒラメ0~3尾、メバル0~3尾、カサゴ2~8尾、アカハタ0~3尾となった。
米田さんは良型メバルも手中に(提供:TSURINEWS編集部・小菊)メバルこそ派手な釣果はなかったものの、『泳がせ根魚五目』の名にふさわしい釣果となった。
真空状態で熟成中(提供:TSURINEWS編集部・小菊)駐車場でスタック連発
満足釣果でめでたしめでたし・・・、とはいかなかった。ちがさき港の駐車場へ戻ると、砂にタイヤを取られてスタックしている車が多数。レスキューも多数と、なかなか混沌とした状況だ。
さらに、釣り友の関根さんの車も通路選択を誤りスタック。他釣り客の手も借りて大人3人の力を合わせて救助を行う。さらに、近くにスタックして途方に暮れていた方がいたので、こちらも同様に救助。
スタック現場(提供:TSURINEWS編集部・小菊)釣り人の一致団結力を世の中に見せつける結果となった。ちがさき港の駐車場は、砂浜に石を敷き詰めて固めた地面だ。場所によっては砂が溜まって深くなっているところがある。ここに入ってしまうと、ノーマル車だと1発でスタックする。
さらに、街灯がないため夜明け前は真っ暗で地面の状況がわかりにくい。入り口に近い便利なエリアだったとしても、車が止まっていないポイントがあったら、そこは危険エリアだと考えて避けることが具体的な対応策だろうか。「釣行は家に帰るまでが釣行です」とまでは正直思わないが、どうせなら余計なお金や時間は取られないほうがよい。若干の注意で楽しい釣行をしていただきたい。
<小菊/TSURINEWS・デジタル編集部>
















