日本海タイラバ五目釣行で本命マダイにアマダイ 渋い時の裏技とは?

2022年12月02日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

各地で人気沸騰中のタイラバだが、それぞれのフィールドでスタイルが違うのが面白い。攻める水深や潮流が違うのだから、当たり前といえば当たり前なのだが、今回はマダイだけでなくおいしい魚が数多く狙える日本海側に着目してみた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

日本海タイラバ五目釣行で本命マダイにアマダイ 渋い時の裏技とは?

日本海でのタイラバ

タイラバ=マダイ。これは全国共通で、どこへ行っても本命はマダイというのは揺るがないだろう。だが、面白いのはこれもほぼどこの海域でもそうなのだが、ゲストとして釣れてくる魚たちが非常に多彩で、喜ばれる魚種が多いということ。タイラバ五目といっていいほど、多種多彩な魚が釣れてくれる。

日本海はほぼ全域でタイラバ船が出ているが、その共通していえるのがディープ~ミドルディープエリアを攻めるということ。浅くても水深は60m台。深ければ130mを超えることもある。

日本海タイラバ五目釣行で本命マダイにアマダイ 渋い時の裏技とは?タイラバでアマダイヒット(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

この深場を船をドテラ流しで攻める。ドテラ流しとは、船を潮や風任せにして横流しにすること。つまりアングラーが右舷でサオを出しているとすると、船はアングラーの背中側、左舷方向へ流れていく。

真下にタイラバを落としたはずなのだが、船がアングラーの背中方向に流れているため、ラインは前方に伸びていく。こうすることで広範囲を探ることができるのだ。

ドテラ流しのデメリットは、根や漁礁などのピンスポットのポイントを集中的に攻めることができないこと。だが日本海エリアでは、広大なフラットエリアがポイントになることが多いため、ドテラ流しが最も適した釣法といえるのだ。

美味しい魚がめじろ押し

さて10月28日に訪れたのは、福井県・おおい町若狭大島のあみや渡船だ。網谷勇樹船長は、このエリアではまだ若手の30台半ば。ここ数年若狭大島沖から冠島周辺、舞鶴沖までタイラバポイントの開拓に余念がない。

マダイ以外で力を入れているのが、アマダイ、レンコダイ(キダイ)など。特に同じ若狭大島のアマダイ専門のはえ縄漁師から情報をもらい、かなりの確率で顔を見ることができるようになったという。

この日同船してくれたのは、大津の宮角さんら2人。まずは港から40分ほど走った水深80mラインを目指す。

タックル

釣具店に行けばタイラバタックルは山ほど種類があるが、選ぶ基準は持ち重りがしないこと、曲がったときにバットがしっかりパワーを発揮できることだ。

日本海タイラバ五目釣行で本命マダイにアマダイ 渋い時の裏技とは?タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)

最近では安価でもしっかりしたロッドやリールが出ているので、デザインや手に取ったときの感覚で選んでほしい。

ロッド

今回の釣行のようにディープからミドルディープを攻める場合、バットからぐにゃりと曲がるロッドはお勧めできない。

またバイトを弾かないソリッドティップが搭載されているものがほとんどだが、ブランクスまでソリッドのフルソリッドモデルも多く出ている。こういったモデルは折れることは決してないが、ムーチングのように曲がることが多く、感度が落ちるという欠点もありやや上級者向けといった感じがする。

リール

カウンター付きがベスト。必ずPEライン0.8号を300m以上巻けるものを選ぶ。ハイギアでもパワーギアでも好みで選ぼう。

ライン

基本はPEライン0.8号だが、慣れてくれば0.6号に落としてもいい。強度的には80cmクラスの大ダイにも十分対応できるが、扱いは丁寧にしたい。かなり細い編みイトなので、少しでも擦れれば高切れの原因になる。

使用するタイラバ

このエリアで使うタイラバだが、重さは120~150gが基本。適度な風であれば、120gで十分事足りるが、船の流れる速度が速ければ150g、それ以上の200gまで上げることもある。

日本海タイラバ五目釣行で本命マダイにアマダイ 渋い時の裏技とは?鉛(上)とタングステン(下)でシルエットの違いは明白(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

タイラバの素材には鉛とタングステンがあるが、タングステン製はとにかく高価。120gで3千円を超えるものもある。だが水深が深いほど、タングステンのメリットは大きく、フォール速度、手感度、アタリの数ともにタングステンに軍配が上がる。

ただ、決して鉛では釣れないわけではない。風が緩い状況なら、鉛でもタングステンでもさほど差が出ないこともあり、状況に応じて使い分けるのが良さそうだ。

ネクタイ

フックシステムは、この日はグロー系のネクタイにアタリが多かった。ただ、オレンジやレッドなどのアピール系にもヒットがあったので、コレが当たり!ということはなかった。これまでの実績から、ムギイカがベイトになる春先ではグロー系にヒットが偏ることが多いが、それ以外ではあまりカラーに偏りが出ることはないように思う。

ちなみに船長のイチオシは金ラメのネクタイ。なぜかこれに替えた途端にアタリが出たということが多いらしい。

当日の使用タックル

今回宮角さんらが使用したタックルは、特に変わったものではなく、一般的なタイラバロッドとリール。ロッドは乗せ調子とか掛け調子など細分化されつつあるが、ソリッドティップ搭載で使用ウェイトが120~150gのものであれば問題なく使えると思う。

日本海タイラバ五目釣行で本命マダイにアマダイ 渋い時の裏技とは?カウンター付きのベイト仕様を2セット(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

リールは小型のベイトリール。パワーギアかハイギアかは好みが分かれるところだが、回収を考えれば多少しんどくてもハイギアが使いやすい……かも。カウンター付きのものも多いが、タイラバにおいてはさほど重要ではないと思う。

ラインはPEライン0.8号を300m。これだけ巻いておけば高切れなどのトラブルがあっても、戦線離脱ということにはならないはずだ。リーダーはフロロカーボンラインの4号を4~6mほど。摩擦系のFGノットでしっかり結束しておく。

渋い時の裏ワザ

午前7時ごろに水深75mで釣り開始。だが、期待に反してなかなかアタリがない。風がほとんどなく、ラインはまっすぐに落ちる状態。潮もあまり動いていないようだ。たまにアタリがあってもハリに乗らないことが続く。やはり活性が低いのか……。

ここで勇樹船長が取り出したのが、ジギングサビキだ。Mサイズの小さめのものをタイラバの上に取り付けると、一発でヒット。20cmを少し超えるレンコダイが上がってきた。

日本海タイラバ五目釣行で本命マダイにアマダイ 渋い時の裏技とは?サビキをつけてアオハタのダブル(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

これを見て宮角さんらもジギングサビキをセット。すると目に見えてアタリが増えてきた。レンコダイがサビキに1匹、タイラバに1匹というダブル、さらにアオハタのダブルまであり、一気ににぎやかになってきた。

サビキ以外では、枝を1本出してワームを付けるのも効果的だという。船長によれば、このサビキやワームにアマダイや大アジなども食ってくるという。たかがサビキだが、可能性は無限大だ。

2度の移動が奏功

ある程度釣果を稼いだところで、船は大きく移動し冠島方面へ。水深100m前後の深場に到着した。このころになると風が少し吹きだし、船が流れ始めてラインに適度な角度がつき始めた。

するとすぐに宮角さんにヒット。今度はレンコダイではなさそうだ。青い海の中から浮上したのは、見た目も鮮やかなアマダイ。サイズは30cmを少し超えるぐらいだが、うれしい1匹には違いない。

日本海タイラバ五目釣行で本命マダイにアマダイ 渋い時の裏技とは?タイラバでアマダイ手中(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

だが、後が続かない。業を煮やした船長が再び移動を決断。一気に舞鶴方面に進路を取る。着いたポイントの水深は70m。これが正解だった。

ワームのトレーラーが効く

まず勇樹船長が40cm弱のアマダイをキャッチ。続けて45cm近い良型も仕留める。釣れたアマダイをよく見ると、フックにワームが付いている。エコギアの熟成タイラバだ。

日本海タイラバ五目釣行で本命マダイにアマダイ 渋い時の裏技とは?アマダイにはワームのトレーラーが効く(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

船長によれば、最近アマダイ狙いでは、このワームのトレーラーが必須になっているという。ただし抵抗が増えるので、場面で使い分けなければならないが、タイラバ釣行の際には持っておいて損はないだろう。

大本命マダイキャッチ

その後、宮角さんにもアマダイがヒットし、順調に釣果を重ねていたが、ついに勇樹船長に本命マダイがヒット。サイズは50cmほどと食べごろサイズだったが、ようやくの大本命にホッとひと息といったところだ。

聞くと底から10mほど巻き上げたところで食ってきたらしい。マダイは底でも食うが、やはり少し上まで巻き上げた方がいいのだ。

日本海タイラバ五目釣行で本命マダイにアマダイ 渋い時の裏技とは?レンコダイ連発(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

アマダイやレンコダイ、アオハタを狙う際は底べったりを狙うのが基本。特にアマダイは砂泥底に潜っており、目の前に通るエサを捕食する。決してエサを追い回すタイプではないので、底近辺を効率よく攻められるかがカギになる。

したがって着底してから巻き上げるのは、せいぜい2~3m。ハイギアのリールでハンドル5回転ぐらいが目安だろう。

対してマダイはエサを積極的に追い回し、中層まで浮いてくることも多い。したがってボトムから20~30mまでの間を探りたい。ただし、アタリは極端に減るため、辛抱が必要になる。アタリの多い底生魚のアマダイやレンコダイを狙うか、一発大物を求めて大ダイを狙うか。それぞれに合ったスタイルで臨んでほしい。

リーダーを切っていく嫌われ者

今回の釣行を通して悩まされ続けたのが、突然フッと軽くなってリーダーが切られる……という場面がちょくちょく見られたこと。宮角さんは3つのタングステンシンカーをロストしてがっくり。

犯人はエソだ。ジギングや泳がせ釣り、はたまたイカメタルでもアングラーを悩ませる嫌われ者だ。ただ釣れるだけならいいが、鋭い歯でリーダーやフックハリスを切ってしまうことも多い。リーダーが切られたら、当然高価なタングステンシンカーは海の藻屑になってしまう。

日本海タイラバ五目釣行で本命マダイにアマダイ 渋い時の裏技とは?厄介者のエソ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

その対策として、エソが多いポイントでは通常のリーダーの先に8~10号のフロロカーボンラインのリーダーを50cmほど付けるか、通常のリーダーをダブルラインにしてタイラバを結ぶかだ。これだけでロストはかなりの確率で防げるはずだ。

終わってみればクーラーはにぎやか

釣行の締めくくりに瀬周りで青物を狙ったが、こちらは不発でコウイカが釣れただけで午後4時に終了となった。釣果はマダイこそ船中1匹に終わったがアマダイ5匹、レンコダイ多数、アオハタ5匹と十分な釣果となった。

日本海タイラバ五目釣行で本命マダイにアマダイ 渋い時の裏技とは?最後に掛かったおまけのコウイカ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

福井県の嶺南地方ではこれからタイラバはもちろん、ジギングやキャスティングで狙う青物が本格化する。持参するタックルは増えてしまうが、豪華なリレー便も楽しめる。ただ冬は出船率が極端に落ちてしまう。少ないナギの日には、ぜひ挑戦してほしい。

<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
あみや渡船
出船場所:若狭大島
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年11月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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