冬の湾奥ライトゲームの大型ゲスト対策 シーバスとチヌは獲れる?

2022年12月06日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

ほとんど必然的にくるので、もはや偶然ともいえない、冬のライトゲームの大型襲来。チヌ、そしてシーバス。たまにボラ混じり。この中であきらめなければ仕方ないのがボラだが、取れてしまうこともある。すべてのアクシデント大型魚は、ただひとつの心構えで取れる。ドラグだ。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

冬の湾奥ライトゲームの大型ゲスト対策 シーバスとチヌは獲れる?

毎冬必ずくる湾奥ゲスト

湾奥のゲストとして、毎冬警戒しなければいけないのが、シーバスとチヌ(クロダイ)である。特に大阪湾奥では、チヌがとにかく多いので、もうこの魚は必ず一度二度はくると思っていた方がいい。

冬の湾奥ライトゲームの大型ゲスト対策 シーバスとチヌは獲れる?30cm級から年無しまで(提供:TSURINEWSライター井上海生)

バカでかいなと思うような引きは、ほとんどボラだ。へんな引きは、スレがかりしたエイだと思おう。これはもう潔く高切れしていいところで切ってしまった方がいい。

取れそうなアタリ、あまり遠くにいきすぎない魚はシーバスかチヌで、シーバスはエラ洗い、チヌは叩くような引きをするのが特徴。アクシデンタリーに食ってくるので、まさかパターンを作ることなどできないが、フィネスでやっているとこのへんの大型魚が食ってくるのも、単調な釣りに刺激を与えてくれる。

基本はスレていて食わない

ただご存じのようにチヌもシーバスもあまりおいしいとは言えない魚なので、基本的に釣れてもリリースされるのがほとんど。よって学習個体が多い。そのため、スレているのだが、スレている個体は魚の専用ルアーで釣られていることが多いため、フィネスのワームやルアーにはめっちゃ食ってくる。

私も昨春には、メバルのバチ抜けルアーでシーバスをLT化した。スレていて食わないという状況は、アテにならないともいえる。

冬の湾奥ライトゲームの大型ゲスト対策 シーバスとチヌは獲れる?LTシーバスパターン化(提供:TSURINEWSライター井上海生)

冬場は低水温化していて、尚のこと釣れにくいこれらの魚だが、アクシデンタリーに必ず一尾は出ると思っておこう。特にチヌだ。後述するが、メバルとほとんど着き場所がかわらないので、ほとんど事故ともいえないほど、食ってくる。

タチウオワインドをする人は、シーバスにも気を付けたい。シーバスのひとむかし前の秋冬の釣り方は、キワのダーティングだ。そもそもワインドは、シーバスのメソッドだとも聞いたことがある。いつ狂い食いしてくるかもしれない。タチウオはタモが不要だが、シーバスは必要だ。

チヌはメバルと着き場所が同じ

メバルはキワ。チヌもキワ。よって、真冬でもメバリングを通してやっていると、チヌはほとんど不可避なアクシデント大型魚といえる。今年はまた湾奥では水温が高いので、11月12月は、毎釣行10%はくるかもしれないという想定を持とう。

小さいワームは口に入りやすい。ライトブリームといってチヌのフィネス化は夏場の常套手段となりつつある。筆者の印象では、特にマイクロメタルをチヌが好む印象がある。汽水域ではキビレの大型が来るかもしれないので、注意したい。

ランディングできる場所を確保しよう

タモ必須ともいえるが、メバリング・アジングには最大のお荷物となるのがタモだ。よって、これらの魚はできれば、直接フィッシュグリップで取ってしまいたい。そうなるとランディングできる場所があるかどうかも問題となる。

できれば下のような、水面に近い場所でのランディングが理想的だ。こういう場所で空気を吸わせてしまえば、エラ呼吸しかできない魚は一気に弱る。足場がよくないので人間側も慎重にいく必要があるが、体力をたっぷり削れば、そんなに焦らなくても大丈夫。ゆっくりと行こう。

冬の湾奥ライトゲームの大型ゲスト対策 シーバスとチヌは獲れる?取れる場所を見ておきたい(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ライトラインではドラグで体力を削る

さて、やっとドラグのところまで話がきた。

このような大型魚をフィネスで弱らせて取るには、ただひとつ、リールのドラグが武器となる。PEライン0.3号を張っていても魚が有利の条件なので、対等にやろうとして釣り人が勝てるものではない。ドラグを緩めに出して、魚を泳がせて体力を削ろう。

居着きのトレードマークともいえる身が白い魚は、基本的に回遊しないため(それゆえに身が白いともいわれる)、根本的に体力がない。だからドラグを出して泳がせれば、確実に弱っていく。年無しのチヌや80cm以上のシーバスがくれば、15分くらいかかることもあるが、逆にいえば時間をかければ必ず寄せて取れる。

ややこしいのがシーバスの場合はエラ洗いがあることと、どちらも根潜りする魚であることだが、そうなったら仕方ない。

外れても仕方ない

アクシデントで襲来する大型魚は、まあ、取れたらラッキーだという気持ちで臨もう。こちらの心構えとして、春にシーバスはバチ抜けで、夏にチヌは本格的に取れる。そのときはタモを持っていくので、もうちょいいいラインシステムを組む。冬の大型魚は、事故みたいなものだ。気持ちをラクにして挑もう。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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