【2022年・中部】寒グレ狙いフカセ釣り入門 エサ取り減って大型好機
2022年12月17日 11:30
抜粋
いよいよ磯グレ師が待ち焦がれた寒グレシーズンが開幕だ。冷たい北西風が吹く厳しい時期だが、太平洋側の磯ではナギの日が増え、邪魔なエサ取りが減って大型グレが釣りやすくなる。特にシーズン前半は中型の数釣りに大型も狙えてサイコーに楽しい!今回は寒グレフカセ釣り攻略法について解説した。ぜひ参考に熱いシーズンを楽しんでほしい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版・大道勝彦)


紀東エリアの概況
平均水温の上昇か、真冬の紀東でも15度台までしか下がらなくなり、13度台まで下がっていたころにはいなかった南方系の魚が見られるようになった。イガミ(ブダイ)もかなり増えた。海藻が生えにくくなった上に、冬場でも魚の活性が下がらず海藻を食べてしまう。
グレに関しては、今までなかったような湧きグレがたまに見られるようになり、尾長グレも増えたように思う。
紀東の磯ではひと昔前と比べて釣り人が減っており、平日であればいわゆる一級磯貸し切りということも当たり前で、以前より競争が減って釣りやすいし、40cmオーバーがよく釣れる。
しばらく南伊勢町で解禁したエリアの釣果が目立っていたが、それも落ち着いてきており、古くからの磯釣り道場である錦や尾鷲の釣果が盛り返してきた。高速道路も延伸されて、尾鷲や熊野に行くのもラクに感じる。渡船屋の廃業や値上げといったマイナス面も見られるが、紀伊長島三浦の磯渡しが再開され、よく釣れている。
紀伊長島三浦の渡船が再開されよく釣れている(提供:週刊つりニュース中部版・大道勝彦)ウエア
防寒性の高いしっかりしたウエアを着用したい。最近は気温が氷点下を割り込むことが少なく、防寒性能よりオールシーズン着られることを意識したものが増えたが、やはり爆風下では寒いこともある。インナー、使い捨てカイロ、ネックウオーマーなどで着膨れしないよう調節しよう。
足元はフェルトスパイクがオススメだ。すり減ったら安全のためケチらず取り替えること。
冬場は昼すぎまでの渡船店が多く、まきエサや食料が少ない。荷物はなるべくロッドケース、エサバッカン、磯クーラー(もしくはトーナメントバッカンなど)の3点セットに収め、間違い防止に名前やクラブ名を大きく書いておこう。
ロッドケースの隙間にも小物や食料が詰め込める。うまく荷物を詰めて2点にすればなお良しだが、1点が重くなり過ぎないように。重いは事故の元、多いは忘れの元だ。
防寒性の高いしっかりしたウエアで大物と対峙(提供:週刊つりニュース中部版・大道勝彦)タックル
この時期はあくまで口太グレ狙いとしたい。バランス的にラインは2号辺りがオススメだが、たまにブチ切られることもある。バラシを追いかけて強じんなタックルにしても、結局狙いの口太はあまり釣れない。
さっきブチ切っていったのは口太ではない……。そう思う割り切りが必要だ。かといって30cm級しか獲れないような仕掛けで食わせても、シーズン初期は引きが強く大グレを逃してしまう。最初はそれでも満足だが、何年も磯釣りをしていれば30cmはいらない。せっかく渡船で来たのだからあくまで40cmオーバー、50cmオーバーだと思うようになるだろう。
私が使っているサオはグレ競技スペシャルⅣ1.25~1.5号。張りが強めで扱いやすく、また号数以上のパワーも秘めている。長さは5mがバランスがいい。
リールは2500番のレバーブレーキ付き。ラインはミチイトがナイロン2号、ハリスはフロロカーボン2号。前述した理由の通り、この時期はこれ以上太くせず細くもせず、粘りたいものだ。PEのミチイトも流行してきたので、チャレンジしてみるのもいいだろう。
磯際での強烈な突っ込みに耐えられるタックルで(提供:週刊つりニュース中部版・大道勝彦)ハリはセレクトグレかくわせグレの6号、5号をメインに、食い渋りを感じたら4号。
最近は紀東でも、グレが沖で釣れるケースが増え、狙うエリアが広がった。以前は20m沖なら遠投と言われたが、今はちょい沖の感覚だ。
人気のウキ、ゼクトは体積が大きくモデルチェンジしたが、遠投が効くのでバリエーションの広い釣りにマッチするだろう。
タモは5mが扱いやすいが、まれにあと少しが届かないことがある。6mだとほとんどの場面で届くが、長過ぎて持て余すことがあり重い。オススメは5.3m。釣り座により5mと6mの2本を使い分ける手もある。マルチフレックスタモの柄6.0~5.0mなら1本でいけるが6mの重さになる。タモ枠は45cm。大物用と割り切るなら50cm。
美しい磯からの朝日は最高(提供:週刊つりニュース中部版・大道勝彦)エサ
一時期はまきエサ、さしエサともボイルオキアミで釣るボイル釣法がはやったが、まきエサはまた生オキアミと配合エサ派が増えた。しかしオキアミの高騰もあり、増量系の配合エサやヌカで増量させるなど、工夫するといいだろう。
昼すぎまでの釣りでまきエサの量は、生オキアミ4.5kgに配合エサ2袋程度。状況により少しつぶしたボイルオキアミを加える。まきエサとさしエサで色が違うと違和感があり、加工さしエサもオススメだ。
厳しい状況で手にした1枚は嬉しい(提供:週刊つりニュース中部版・大道勝彦)釣り方
シーズン前半は、G2~2B辺りのウキを使用した半遊動仕掛けが使いやすいが、2~3ヒロでアタリが出るなら0号ウキを使った軽い仕掛けが自然で食いもいい。タナが深く風も強い状況では、半遊動の方がしっかりタナ取りができるしナジみが早い。
土日に混雑する状況なら、釣り座の前で早くナジませるためにも半遊動だろう。仕掛けがナジんで潮のヨレに乗れば、ゆっくり沈むようにガン玉追加で調整しよう。
タナはさしエサが取られる辺りを狙うが、エサ取りが多くエサが取られ過ぎるときは、少しずつタナを浅くして少しずつ沖寄りを狙う。取られないときはタナを深くし、仕掛けを磯際に寄せる。ダメなら沖を深めに釣る。どこかでドンピシャのポイントがあるはずだ。
アタリがあれば3つ数えての遅アワセ。シーズン初期には、30m遠投で潮下を狙う手もある。00ウキなどで沖を沈ませて待っていると、バチバチっとアタリがくる。
釣れないと深場、深場へと意識がいくが、逆に浅場の磯でアタリが多くよく釣れることもある。
40cmオーバーを釣った女性(提供:週刊つりニュース中部版・大道勝彦)湧きグレ
最近は紀東でも湧きグレが出ることがある。水面をパクパクしているからと、そこにばかり合わせようとしないこと。ウキ下は1~1.5ヒロ程度、群れの下を狙う。下の方が型がいいし、ウロウロしているヤツが食う。
さしエサがウキから近いと食わない。ウキを沈めると警戒する。ウキの直下以外にはガン玉は打たずにフカせる。オキアミを磯の上で乾かせば、沈まずに水面が釣れる。大きめのウキで遠投するが、下膨れ型のウキは着水音が大きく群れが沈む。
強風や流れによってまきエサがたまると、磯際や地方の浅場までグレがくる場合がある。湧きグレというより乱舞だが、そんな潮に当たれば40cmオーバーの2ケタ釣りも夢ではない。私は昨シーズン2回達成している。
例えば古和浦の平家とハナレとの水道。昨年あの後ろ側のサラシに乱舞することがあった。
古和浦の門前でグレ乱舞41~46cm11匹(提供:週刊つりニュース中部版・大道勝彦)ラインの張り
基本的にグレ釣りはラインの張りを意識して釣るが、張ると釣りにくい状況もあり絶対ではない。アタリが渋いときはやや張り加減を強めて、積極的に穂先でコツコツアタリを取るようにする。スパッと一気にウキを持っていくような高活性のときは、やや緩めていいだろう。
張り加減が分からないならたまにサオ先を潮上に上げ、スーッとラインを真っすぐにして緩める「時々の張り」をするといい。ラインが真っすぐになるとアタリが伝わりやすく、また誘いになる。
潮を読んで仕掛けの張りを意識しよう(提供:週刊つりニュース中部版・大道勝彦)変化
釣り人側の変化として若者が減り、平均年齢が上がってきた。50歳を超えると体力は低下して踏ん張りが効かず、老眼もくる。若い釣り人より劣る面が出てくるが、寒グレは経験値の面がとても大きい。熟練者の見せ場であり、じっくり狙ってぜひ大型を持ち帰ってほしい。毎日階段を歩くだけで足腰はしっかりする。少し筋トレでもすればまだまだ頑張れるはずだ。
今はクラブに入らなくてもネットでいろいろな情報が手に入る。ただネットを見て釣りに行って帰るのもシンプルでいいが、仲間がいると楽しいし、いろいろな生の役立ち情報が聞ける。好きなメーカーや好きな雰囲気のクラブに入るのもいいと思う。
最近磯からワームやジグなどで、根魚を狙う若い人が増えた。慣れない人はこれをブラクリ仕掛けでやってみると、結構お土産の根魚が釣れて面白い。磯では根掛かりしやすいのでサオ下に落とすだけだが、エサ釣りなのでとっつきやすい。オススメは4号、ボイルオキアミを付けるといい。
クラブに入ると楽しい釣り仲間に出会える(提供:週刊つりニュース中部版・大道勝彦)<週刊つりニュース中部版・大道勝彦>
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