中古釣り具を賢く購入&楽しむ方法3選 人気ルアーが要注意のワケとは?
2023年01月01日 11:30
抜粋
物価上昇とともに注目されているのが、中古市場だろう。そこで、今回は中古釣り具購入の注意点と、楽しみ方を筆者なりに紹介してみよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)


拡大する中古市場
中古、リサイクル、そう聞くと何か地味な印象を受けるが、今はそうではない。中古車市場は今だかつてないほど賑わっているし、盗難被害が続出しているのも中古車市場にしかない、希少なスポーツカーだ。これは単に原材料不足で新車が納車できないとか、昨今の増税からではない。昔の車の方がデザインも走りも魅力的だからだ。エコや電気もいいが、やはり昔の車には理屈じゃないよさがあるように思える。
これは釣り具の世界でも同じだ。車とは少し勝手が違うが、中古の竿やリール、ルアーなどのお宝を探すのはこの上なく楽しい時間だ。筆者の地元千葉県には中古釣り具を扱うお店が多く、筆者も足しげく通ってきたが、いつも店内はお客で溢れている。
中古ルアー(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)中古釣具ブーム?
中古釣り具のブーム?は確実に来ている。様々な物やサービスが軒並み値上げされ、もはや”ダメになったら捨てて買えばいい”と言うバブルを引きずる時代ではない。いい物を探す眼を持ち、長く愛用する時代だ。
趣味の釣具もそうだ。竿やリールの新作をポンポン買っていたら、奥さんにいつか刺されてしまうかもしれない。そこで、中古釣り具を愛用する筆者が「独眼流」であみ出した中古釣り具を買うマル秘ポイントをご紹介したい。私は失敗しないので、ぜひ参考にしてもらいたい。
独眼流とは?
中古で竿やリール、ルアーなどを選ぶ場合、筆者が何より大切にしているのが、先入観を持たないことだ。エッジに小傷があるからこのリールはヤバイだとか、やけにキレイで安いから、バッタもんじゃないか?とか、目玉がないからこのルアーはカッコ悪いだとか、確かに慎重になるのは悪いことではない。
が、しかし、中古だということを忘れてはならない。一度は誰かの手によって釣りを経験しているのだ。傷のひとつやふたつあって当たり前だ。基本的な機能に欠陥がある場合は論外だが、竿ならちゃんと曲がって魚のパワーに耐えられればいいし、リールなら巻ければよい。少し乱暴だが、中古品を買うならばそのくらいに考えておくといい。
もう少し突っ込んで話すと、それぞれのアイテムのポイントを押さえて選ぶ「眼」を持つことがお宝発見に繋がる。そう、自分独自の眼、それこそが独眼流だ。
壱ノ巻:リールはベールが命
それではさっそく筆者の「独眼流」による、中古釣り具選び方のポイントをリール、竿、ルアーの3つに分けてご紹介したい。まずは中古リールについてだ。
中古でリールを選ぶのが1番難しい。そう思っていないだろうか?お店で巻いてよくても、実際に使ったら壊れるんじゃないか?確かにその通りかもしれない。しかし、それもポイントを押さえれば高確率でお宝発見となる。それは何処か?ズバリ、ベールだ。
ベールを起こしたり倒したりして、調子を見るといいだろう。巻きもよく、見た目もキレイなのに、ベールの動きがやけにスカスカする。戻りが悪い。こんなリールは絶対止めよう。逆に少々他に傷はあっても、巻きの感度もよくベールの戻りも良好なら買いだ。
もちろん、価格や他にも見るべき所はあると思うが、専門家でもない限りこのくらいシンプルで良いいのだ。いや、正直言えばそのくらいしか確実な所は分かりにくいとも言える。
中古リールはベールを中心に見る(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)弐の巻:竿(ロッド)はガイドだ
竿(ロッド)に関しては、リールより簡単に思えるが、だからそこ慎重になりたい。やはり、見るべきところはガイドだ。曲っているのはもちろん、間隔が不自然なのも避けたいところ。先が折れて補修してあったり、別のガイドが付いていたりと、全てが悪いわけではないが、何かしら手が入っているものは止めておいた方がいい。
お店によっては”補修あり”などの表記がある所もあるが、ない所も多い。店内で竿を曲げてもさすがに折れた竿は店頭には並ばないので、感覚だけで実はほとんどわからない。それなら、ガイドを中心にしっかりと見る眼を持とう。ガイドに補修などの手は加わっていないか?曲がったり、サビはないか?裏側もチェック。繋ぎ目はしっかりしているか?など、実戦で使って不具合がないかを1番に考えるのがポイントなのだ。
ガイドは裏側までチェックしたい(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)参ノ巻:ルアーは見た目や人気に惑わされるな
ルアーについてはとにかく種類が多いので、選ぶのに時間と体力が必要だ。店内で屈んだり立ったりすると、それだけで体力も使う。重要なのは、見た目やブランド、人気に惑わされないことだ。
目玉が取れていたり、ハリやリングがサビサビだったり、ありえない大きさのスナップが付いていてり、塗装が剥げて地が見えていたり……中古ルアーは様々だ。しかし、それがどうしたと言いたい。目玉なんかなくても釣れるし、その気になれば付けられる。ハリやスプリットリングなどは交換すればよいし、汚れは落とせばいい。塗装など剥げていても釣れるし、むしろ、剥げていた方が釣れるものもある。自分の求めているルアーなのかどうかが重要だと思うのだ。決して見た目で選んではいけない。
人気ルアーに要注意
そして、人気のルアーだからと飛び付いてもいけない。半額ならいざ知らず、新品と数百円しか違わない。そんなこともあるからだ。希少品ならわからなくもないが、価格がほとんどかわらないなら新品を買える機会を待つ方が賢明だ。そもそもそんな希少品ルアーなら無くすのが怖くて私なら使えない。見た目、人気、価格、これらに惑わされず、じっくり吟味する眼を持とう。
中古ルアーで釣ったシーバス(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)中古釣り具の魅力
今や人気カテゴリーの、中古釣り具。そもそもリサイクルの精神は素晴らしいと思うが、中には全くの新品で、どこも何も悪くないのにかなりお安くなっているのもある。悪い予測だが、盗品という可能性もなきにしもあらずだ。しかし、中古市場とはそんなところだ。竿やリール、ルアー、ハリや糸さえも前に誰がどのように使っていたかはわからないのだ。
確かに新しいリールの方が故障などのリスクは低いし、長い眼で見ればそちらの方がいいかもしれないが、それは景気のよかったころの話しだ。釣り具店に行けばわかるが、釣り具の価格は決して安くない。年末年始のセールやポイントを地道に貯めて使えばダメージを減らせるが、気軽にタックルを一新できる時代ではなくなりつつある。そこで中古釣り具の出番となるわけだが、やはり抵抗のある人も多いだろう。なんだそのリール、中古かよ……そんな眼で見られるのが嫌なのだろう。しかし、全てはイメージや先入観なのだ。
中古ルアー選びはワクワクする(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)お宝発掘感が楽しい
筆者は中古で買ったコンパクトロッドをもう何年も使っているが、そもそもブランドで選ぶ方ではないので、買って十二分に満足している。まさにいいお宝を掘り当てた気分だ。そう、中古釣り具の楽しみ方はこうでなくてはならない。イチかバチかみたいなところもあるが、しっかりした眼を持てば、お宝を発見できるのだ。これが何より楽しい。そして、今や手に入らないルアーを低価格で見つけた時などは新作を買うよりワクワクする。お宝発見とワクワク感こんな気持ちこそ、いい釣り具と巡り合う最大のポイントなのではないだろうか?物価上昇のこの時代、中古釣り具を上手くゲットし、新しい釣りの楽しみ方をぜひ発見してほしい。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>
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