テナガエビをエサにしたエビ撒き釣りで75cmスズキをキャッチ【愛知】

2023年01月06日 16:00

[TSURINEWS]

抜粋

釣行前日、夕食時に父親から「明朝はどこへ釣行するんだ」と質問があり、迷っていたが、「衣浦がいい」の一言で12月10日は愛知県の衣浦海底トンネル西側に決定した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

テナガエビをエサにしたエビ撒き釣りで75cmスズキをキャッチ【愛知】

衣浦港でエビまき釣り

地元でエビを採取し、名古屋市の高砂屋で虫エサを購入した。

釣り場に到着、残念ながら先客がいたので、前から釣行したかった港務所の500mほど西側に入った。潮は引いており、堤防から3mほど下のコンクリートブロックがむき出しになっていた。

テナガエビをエサにしたエビ撒き釣りで75cmスズキをキャッチ【愛知】タックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

仕掛けを準備したら、魚を寄せるために採取してきたエビをまく。エサは大きなテナガエビの尾っぽを切って尾掛けにする。立ち入り禁止の中をのぞくと、虫エサパックと思われる残骸が捨ててあった。釣り師の皆さん、お互いに道徳心を忘れずに精進しよう。

仕掛けを投げ込む場所は30mほど北側。正面近くまでウキが流れてきたらまたエビをまく。

スズキ狙いの3ポイント

以前、テレビ番組でプロの釣り師が話していたが、スズキ狙いのときは、次の3項目を行動に移している。

(1)エサの臭いが魚に届くとスイッチが入り活性が上がって食いにくる。→エビの臭いは期待できないので、虫エサと交互に使っている。

(2)魚は海中の地形を記憶しているので、魚のパワーと波に負けないように慎重に引き寄せること。→海に引きずり込まれそうな大物と勝負がしたいと切に願っている。

(3)魚がエサに見向きもしないときやスレているときは、トリッキーな動きが魚を引き付ける。→潮に仕掛けが流されるだけではなく、簡単なことだが時々サオをしゃくってエサの動きを魚にアピールしている。

エラ洗い制し本命キャッチ

何の変化もなく1時間が経過。高砂屋の大将が選んでくれた虫エサは、ちぎれないようにハリ上部までたくし上げて遠投する。何度も遠投しているとエサは弱ってしまうので、生きの良いエサに交換しながら繰り返す。

3度目のエサ交換を終え、仕掛けが潮に流される途中にアピールしようとサオをシャクリ上げると、海面に寝っ転がったウキが海中に消し込んだ。本日初めての魚とのバトル。マダカ系特有の引きで、イトは一直線にピンと張り、サオはギシギシと鳴りっぱなしだ。

テナガエビをエサにしたエビ撒き釣りで75cmスズキをキャッチ【愛知】ポイント図(作図:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

主導権を取らないと、いつまでたっても獲物確保につながらない。といってイトを緩めるとエラ洗いして海中へ消え去ってしまうので引きは止められない。なんとか私の方に向かって泳いできてくれないだろうか。

そんなことを思っていると、一気にイトを巻くことができた。途中、何度もエラ洗いの洗礼を受けたが、暴れる獲物を真下まで手繰り寄せ、落とし網で無事にゲット。上唇に刺さっているハリを外し、発泡スチロールの箱に入れた。

パワー補充しつつアタリを待つ

気持ちを切り替えるため、ここで休憩を取る。家内の作ってくれた弁当で早めの朝食だ。温かい弁当箱に冷やしたサラダとフルーツのデザート。本当に頭が下がる。釣行スタート時より集中力も体のパワーもみなぎった。

今度はエサをテナガエビに替えて仕掛けを遠投する。潮に合わせてウキ下を少し長くし、仕掛けを巻き上げるたびに生きのいいエサに取り替える。何度も流したが、なかなかアタリは出ない。

テナガエビをエサにしたエビ撒き釣りで75cmスズキをキャッチ【愛知】ポイント風景(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

この時期の魚はおなかの中に白子や卵を持っており、これを煮付けると冷酒のツマミに最高だ。「食べたいなあ~」と卑しいことを思っていると、南側の20m沖まで流れたウキがポツンポツンと消し込み始め、やがて一気に海中へと消えた。

マダカ2匹目を確保

イトを強引に引っ張り2度目の戦闘モードに突入。今回もマダカ特有の引きで、先ほどより引きが強く、リールを巻くどころかサオまで海中に引きずり込まれそうだ。

まずは強引にサオを持ち上げる。イトはそれほど出ていないが、浅瀬になるスレスレの場所なので根掛かりに注意が必要だ。重い引きを堪能しながら少しずつ海中から引きずり出す。獲物はハリを外そうとジャンプしてエラ洗いを繰り返した。

落とし網ヘ入る寸前まで右へ左へと逃げまくったが、なんとか確保。満足のいく釣果だが、本当に疲れた。無理はいけないので休憩を取った。

予想外の良型キビレ登場

次は息子(卒業生)のお土産だ。25cm前後のセイゴやカサゴは嫌というほど釣れる(リリース)ため、このままではエサが底をついてしまう。

スタート時に比べて潮の流れが落ち着いてきたため、サオをシャクリ上げる回数を増やして獲物にアピールしたところ、ウキが変な動きをし始めた。獲物がハリに乗って海面方向へ逃げているのか、ウキは横に傾き、潮の流れとは反対方向に動くではないか。

テナガエビをエサにしたエビ撒き釣りで75cmスズキをキャッチ【愛知】衣浦港でゲットしたキビレ46cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

静かにサオに聞いたところ、間違いなく何かがハリについているが、マダカ系の逃げるような動きではない。やがて海中から見えてきたのは良型のキビレ。落とし網を沈めて慎重に確保。まさかまさかの土産ができた。

75cm良型スズキ浮上!

さあ後半戦だ。潮はじわじわと高くなってきた。虫エサも残っているので房掛けにすると、海面にいたはずのウキがなくなりイトが一気に張った。マダカ独特の引きの再開。先の獲物に比べて小ぶりだが立派なマダカが落とし網に入った。

残りのテナガエビと大きめのモエビで勝負する。何度も同じ場所へ仕掛けを投げ込んでいると、ウキが海面に立ったと同時に消し込み、本日最後の大物との戦いが始まる。疲れてきたせいか、本日の獲物の中で一番逃げるスピードが速いような気がしたが、なんとか仕留めることができた。

テナガエビをエサにしたエビ撒き釣りで75cmスズキをキャッチ【愛知】エビまき釣りの釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

その後、高砂屋へ移動して大将の検寸で75cmのスズキと分かり、記念に魚拓を取ってもらった。

刺し身ほか絶品料理を堪能

帰宅途中、春日井市の加藤君に75cmのスズキをクリスマスプレゼント。2人のお嬢様も調理に参加したとのことで、成長期の子供たちに食べてもらえることは釣り師として何よりの喜びだ。

テナガエビをエサにしたエビ撒き釣りで75cmスズキをキャッチ【愛知】スズキ&キビレ料理(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

わが家の昼食はキビレの刺し身とあら煮と卵の煮付け、夕食はスズキの潮汁とキビレ・スズキのカマの塩焼きが冷酒のツマミになった。スズキの白子の煮付けは期待を裏切らないおいしさ。前日の父親の言葉が大正解だったと家族でカンパーイ。楽しい宴となった。

料亭佳代ちゃん1年間ありがとう、また来年もよろしくね。

<週刊つりニュース中部版APC・永井博文/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
衣浦港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年1月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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