真冬のエギング釣行でアオリイカ3尾【熊本・上天草】 厳寒期の場所選びのコツとは?
2023年02月06日 16:30
抜粋
今回陸っぱりエギングに選んだフィールドは熊本県の天草エリア。エントリーしたポイントは潮通しもよく、春には大型が期待できるエリアでもあり、アジなどベイトも豊富で安定して釣果をあげられる場所だ。エギのカラーをローテーションしつつ本命アオリイカをキャッチできた釣行をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターふくしま りょうた)
当日の状況
釣行日は1月23日。天候は雨。この日は大寒波前日ということもあって雨と風が吹き付け、海面も少し荒れ模様だった。今回はハイヤ大橋すぐ横にある小さな港にエントリー。
潮通しもいいが、1番のポイントは防波堤がカタカナのノ字に曲がっており、潮目にヨレができる。そのためベイトも溜まり、それを狙ってアオリイカが回遊してくる。
当日の作戦とタックル
雨にも濡れて寒いので、短時間で釣果を上げたいところだ。今回は潮目にキャストしてテンションフォールにてヨレにエギを流し込むドリフト作戦で挑戦してみるつもりだ。
タックル
ロッド: エメラルダス STOIST RT IL 81M(インターラインモデル)
リール: EXIST LT2500S-H
スプール: ノーマル
ハンドルノブ: LIVRE f
バランサー: LIVRE カスタムバランサー シマノ1000~C2000用 C2タイプ
ライン: UVF エメラルダスデュラ センサー×8 LD +Si2
リーダー: エメラルダス リーダー エクストリーム II 10lb.
エギ
エギ王K 3.5号 ムラムラチェリー
ヨレの中から300gアオリイカ
午前2時44分にスタートフィッシング。海をじっくり観察すると沖合に潮目を確認。潮目に向けてキャストをする。作戦通りキャスト後にすぐにベールを下ろし、テンションフォール開始。
潮の流れに合わせて左にキャストしたエギがどんどん右方向に流されていく。もちろんラインテンションを張ったままだと手前に流されてくるのだが、手前には狙ってるヨレがあり、見事ヨレの中から300gほどのアオリイカ(水イカ)を釣り上げることができた。
その後しばらく反応がなかったため、アピール力の高いエギにカラーをチェンジ。選んだのは、エギ王K 3.5号490グロー ホタルエビ。すると、5時ごろに2杯目のイカを手にすることができた。500gほどのアオリだ。朝マヅメにはサイズアップが期待できそうだ。
合計2杯釣り上げることができた。
エギカラー変更でオスのアオリイカ
夜も明け、辺りがすっかり明るくなり海の状態も悪くないようだ。深夜のうねりも弱くなりエギングの天敵である風もかなり収まってきている。これは今にも釣れそうだ。
釣り方は深夜と同じ作戦でアオリイカを狙って行くが、エギのカラーを少し工夫してみることにした。紫外線で発光するタイプのエギだ。セレクトしたのは、エギ王K 3.5号ネオンブライト クラクラウッディー。
このエギは紫外線を浴びると赤く発光し、イカに強烈なアピールをする。時刻は午前7時30分、港には夜居なかった釣り人の姿がちらほらと見受けられる。再び同じポイントに探りをいれていく。
数投したところですぐに反応が現れた。オスの立派なアオリイカを追加することができた。
最終釣果と今後の展望
この日は4時間ほどの釣行で合計3杯釣り上げることができた。雨風が途中酷くなり車で待機した時間もあったが、短時間で十分な釣果を得ることができた。
今後の展望
気候も少しずつ暖かくなり、大型が期待できる時期が待っている。それまで大型が回遊してきそうなポイントを押さえておきたい。
厳寒期のポイント選び方3選
最後に、厳寒期に短時間で釣果出すポイント選びを紹介する。
潮通りのいいエリア
小さい島と島で形成される天草は複雑な海流が生まれる。ここ牛深もその一つだ。天草本渡と下須島を結ぶ大きな橋ハイヤ大橋の下では激しい潮の流れに合わせてイカが海遊してくる。
街灯がある場所
夜エギングにて最も重要なのがこの常夜灯だ。夜間、プランクトンは明るい場所に集まり、このプランクトンを狙ってアジや小魚が寄ってくる。そして、この小魚を狙ってアオリイカも寄ってくるのだ。ポイントを絞る場合はぜひ参考にしてほしい。
ベイトやイカの回遊
極論にはなってしまうが、イカが居ないと釣れない。いつもポイントを選ぶ場合は、まず港を観察してまわる。その時、何をみるのか?ずばり足元だ。イカが釣れてれば濃いイカ墨があることが多い。長い期間釣れてなければ。イカ墨も薄くなりいつかは消えてしまう。まずは足元を観察して、イカの有無を確認してみるころが釣果への第一歩だ。
<ふくしまりょうた/TSURINEWSライター>
ハイヤ大橋