ゲスト魚代表【ボラ・ネンブツダイ・トウゴロウイワシ】のレシピ8選
2023年02月19日 17:00
抜粋
伊勢志摩地方の漁港や堤防からも気軽に楽しめるサビキ釣りなどでは、メインターゲット以外にトウゴロウイワシ、ネンブツダイ、ボラなどのゲストフィッシュがたくさん釣れてくる。どうしても釣り人に敬遠されがちだが、水質のキレイな場所で釣れるゲストフィッシュたちは臭みも少なく食べてもおいしいはず。今回はそんなゲストフィッシュを料理して食べてみよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)
ボラのレシピ6選
ボラは生態から臭みが出やすく敬遠されがちだが、実はとてもおいしい魚。食べ方を紹介するので、水質のキレイな場所で釣れた際はぜひ食べてみてほしい。
ボラの下処理
ウロコを取って頭を落とし、内臓を取り除いてきれいに洗う。このときにヘソ(幽門と呼ばれる消化器官)は残しておく。三枚に下ろし、腹骨と血合い骨を除去する。皮付きの身と、皮を引いてサクにした身を準備する。
ボラの刺し身
下処理してサクにした身を刺し身にカットすれば出来上がり。引き締まった身は程よい弾力があり、淡白で上品な味わい。タイにも負けないおいしさだ。
ボラのにぎりずし
酢飯を握り、ワサビをつけてボラの刺し身を乗せ、軽く握って形を整えれば出来上がり。酢飯とよくなじみ、うま味が口の中で広がる。
ボラのなめろう
ボラの身をザクザクと包丁でカットしてしょうゆ、みそ、みじん切りにしたショウガ、ニンニク、大葉、ネギを包丁でたたきながら混ぜればOK。身と薬味がマッチしてうまさアップ。
ボラのフライ
皮付きの身を食べやすい大きさに切って塩こしょうする。小麦紛、溶き卵、パン粉の順につけて170度の油でカラッと揚げれば出来上がり。外はサクサク、中はジューシーでおいしい。
ボラの塩焼き
皮付きの身を適当な大きさにカットする。塩を振って30分ほど置いておく。表面の水分を拭き取り、熱したグリルでこんがり焼けばOK。皮の香ばしさと、しっかりした肉質がおいしい。
ボラのヘソ焼き
ヘソを切って中の内容物を取り除き、丁寧にこすり洗いしたら適当な大きさにカットして串に刺し、塩を振って焼けば出来上がり。コリコリした食感があっておいしい。
ネンブツダイのレシピ
ネンブツダイは小型な上、骨が多いのが特徴。唐揚げなど骨ごと食べられように調理するとおいしく食べることができる。
ネンブツダイの唐揚げ
ウロコを取ってエラと内臓を出し、きれいに洗って水分をキッチンペーパーで取り除き、塩こしょうする。小さな魚体でも予想以上に頭の骨が硬いので2度揚げする。唐揚げ粉をまぶし、1度目は150度の油で揚げて取り出し数分放置。2度目は180度の油でキツネ色になるまで揚げれば出来上がり。見た目もオレンジ色でおいしそう。パリポリと丸ごと食べられる。
トウゴロウイワシのレシピ
トウゴロウイワシはイワシよりもボラやトビウオに近い魚と言われていて、イワシと比べて硬いウロコが嫌われがち。ただ身はおいしい魚なので、ぜひ食べてみよう。
トウゴロウイワシの酢漬け
ウロコを取って頭を落とし、内臓を取り除いてきれいに洗う。ウロコは硬く力を入れ過ぎると魚体を傷つけるので注意が必要。塩を振って1時間ほど置いた後、洗って水気を取る。酢200mlに砂糖小さじ1を溶かし、ここにトウゴロウイワシを入れてひたひたに漬け、1晩から1日冷蔵庫で寝かせれば出来上がり。あっさりした透き通るような白身で、骨まで食べることができる。
さぁ釣り人の皆さん、釣れたゲストフィッシュもしっかり血抜きして氷で締めて持ち帰り、レッツクッキング♪
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>