日立沖の船タチウオ釣りで良型本命連発【釣友丸】数はジグで型ならテンヤ
2023年02月22日 11:00
抜粋
ドラゴン級の大型タチウオが釣れる茨城の日立沖は、ホットスポットとして注目が集まっている。ただ、今シーズンは少し様相が違って、群れの移動が例年よりも目まぐるしい。神出鬼没のタチウオを狙い、日立市久慈漁港の釣友丸で釣行してきたのでレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 菅野順也)
釣友丸でタチウオ狙い
ドラゴン級の大型タチウオが釣れる茨城の日立沖は、ホットスポットとして注目が集まっている。ただ、今シーズンは少し様相が違って、群れの移動が例年よりも目まぐるしく、三日間爆釣となったあと、三日間群れがどこにも現れなくなるなんてことも。それでも「神出鬼没のタチウオは、出船してみないとわからない」。そのことを釣り人は十分承知で、人気に陰りは見られない。
私は、今シーズンすでに3回チャレンジしているが、空振りはない。4回目も当たることを願いつつ、1月27日(金)、日立市久慈漁港の釣友丸に乗船した。
群れに出会えて連続ヒット
舵を握る若林一船長は「まずは群れを見つけることからですね」と船を走らせる。2時間ほど経過した7時、水深26mのポイントで群れを確認。「底から5mの範囲に反応が出ています」と、若林船長からゴーサインが出ると、船上は一気に慌ただしくなった。当日の乗船者は8人。ジギングが6人、テンヤは私を含めた2人が選択。
スローでもハイピッチでもジギングが得意な佐藤さん(高萩市)は、自分でロッドを操作して、ルアーが理想の動きになったときのヒット。「答えが出たと実感しますよ」と、こだわりのアクションで良型をキャッチした。
釣り仲間3人で釣行の野中さん(宇都宮市)は、「今日はヒットレンジの手前からサミングしてゆっくり落とすと食ってくるパターンですね。ピンクとオレンジのゼブラカラーにヒットが集中しています」と連続でロッドを曲げた。
筆者に120cmヒット
テンヤの私にもゴツンとタチウオ特有の押さえ付ける感触で、120cmがヒット。ワンピッチの早い動きよりも、ゆっくりとした巻き上げの誘いに反応してきた。
数はジグ、大型はテンヤ
若林船長によれば「ジグは手返しよく数が釣れます。テンヤは大型が掛かる率が高いのが特徴ですね。どちらを使うかは自由に選択してください。両方に言えますが、誘いはその日によって反応がいいパターンが変わります。いろいろ試す人がいい釣果です」とのこと。
終始にこやかに竿を振っていた鈴木さん(鹿沼市)は、「今日はたくさん釣れたので、食べるのが楽しみです。刺し身や寿司などで味わいたいですね」と追釣。
同行の村岡さん(宇都宮市)は「ヒラメ、ヤリイカ、アカムツなど、現在は釣り物が多く選択に悩みますね。タチウオは手応えがいいので好きな魚です」と数を伸ばした。
最終釣果
当日のトップはジグで21尾。テンヤの私は15尾。今回もタチウオの群れに出会うことができ、これで遭遇率は100%だ。
<週刊つりニュース関東版 菅野順也/TSURINEWS編>