磯フカセ釣りで45cm頭にクロダイ11尾【千葉・富浦】沈み根周辺で連打
2023年02月22日 17:00
抜粋
1月28日(土)、千葉県内房・富浦の南ケイセンに、クロダイやメジナなどの上物狙いで釣行した。当日は午前中は厳しい状況だったが、午後から潮が動きクロダイが入れ食いとなった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・澤田朝寛)
南ケイセンでウキフカセ釣り
5時ごろ駐車場に到着して釣り場へ向かう。南ケイセンは大房岬の駐車場から距離は近いが、高低差があるため背負子があると便利だ。しばらく歩いて、安全な地磯に釣り座を設置。釣り人はまだいないので、ゆっくり準備する。
当日のエサと仕掛け
当日のコマセは、オキアミ3kgにマルキユーのチヌパワームギスペシャル1袋とオカラだんご1袋を混ぜ合わせてものを2セット用意。付けエサは生オキアミと加工オキアミを準備した。
この日の潮回りは小潮で、館山地区は9時18分に144cmで満潮、16時1分に67cmで干潮となる予定。北風がやや強く吹いていてウネリが少しあるが、釣りには問題ない。遠投性と感度を重視したウキ・エイジアマスターピース01を使った全遊動仕掛けで開始。
序盤はアタリなし
潮が思ったよりも澄んでいるので、上物狙いには厳しそう。磯際を中心にコマセを撒きながら仕掛けを振り込むが、エサ取りはまだ少ない。そこで、ウキの周囲にコマセをガンガン打って本命を寄せる。
しばらくアタリがなく、付けエサが残っている状態が続く。磯場から出るサラシの先端に、辛抱強くコマセを撒き続けるが、状況に変化はない。潮はいい感じで流れているので、コマセが効いてくると本命が現れると期待し、黙々と打ち返していく。
厳しい状況の中で本命浮上
潮がさらにいい感じで動き始め、ウキがドンドン流れていく。集中してウキを見ていると、スルスルと消し込んだのでアワせると32cmクロダイが。やっと釣れた本命にホッとして次を狙う。
しかし、午前中はアタリがまったくないので、昼過ぎにランチ休憩。少しすると北風が弱まってきたので再開。相変わらずエサ取りが少ないので、ウキの周囲にコマセをパラパラ撒いて本命からのアタリを待つ。
サラシが出はじめ良型クロダイが登場
ときどき大きなウネリが入り、不安定なサラシも出ていて釣れそうな気配。不安定なサラシに仕掛けが引っ張られているので、自重があるウキ・征黒を使用した半遊動仕掛けに変更。サラシの状態に合わせてガン玉を付けたり、外したりする。
少し遠投して沈み根周辺をダイレクトに狙う。すると、ウキがスルスルと海中に消えていった。頃合いを待って大きくアワせると、竿がグイッと曲がり重量感のある引き込み。何度も沖に向かって走り出そうとするのを止めて魚との距離を近づけると、良型クロダイの姿が確認できた。
仕掛けが細いので、足元に来てからも慎重に誘導してタモ入れ成功。きれいな魚体の43cmだった。
後半戦は入れ食いの時間も
魚を手早くキープし、時合いを意識して再開。すると、ほどなくして連続ヒットとなり、短時間に35~43cmクロダイ6尾を追加できた。
連続ヒットに驚きながらも楽しんでいると、次第にアタリが途絶えて夕マヅメを迎える。太陽が水平線に沈んでいく風景を見ながら期待していると、ウキがユラユラと消えていった。ひと呼吸おいてからアワせると、沈み根に向かって走り出す。
慎重に竿を操作し、ゆっくり浅瀬に誘導。やがて銀ピカのクロダイの姿を確認。滑る足場に注意しながら無事タモ入れに成功したのは45cmの本命。
最終釣果
その後、2尾追加して計11尾。17時を過ぎるとウキが見づらくなってきたので、足場をきれいに流して納竿した。
南ケイセイは、小磯ながら条件に恵まれると爆釣も期待できる。足場もよく、家族連れでも楽しめる小磯が複数あるが、崩れた堤防の一部は立ち入りが制限されているので注意が必要だ。
<週刊つりニュース関東版 APC・澤田朝寛/TSURINEWS編>