磯フカセ釣りで41cm頭に良型クロ好捕【大分・屋形島】 渋々状況も拾い釣り
2023年02月24日 06:00
抜粋
ここ最近の大分県南は、クロ(グレ・メジナ)釣りがとても厳しくなっており各渡船の船長さんも、どのエリアが良いか困惑されているようです。大会開催でも、クロの顔が見れる方は全体の2割程度だとか……。果たして今回の磯フカセ釣りでクロは釣れるのでしょうか。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤本みどり)
早々に同行者に35cmクロ
2月4日の土曜、久しぶりにふかしま丸さんにお世話になり、深島エリアではなく屋形島エリアの粒島という場所に釣友3人と上がりました。
この日は、磯釣りが久しぶりだという古希を迎えた磯崎さんにどうしても釣ってほしくて、朝一番は藤井さんと共に竿を出すことなく、磯崎さんの釣りを見守りました。
ベテランの磯崎さん、何のことはなく竿1本先のポイントですぐに本命のクロを釣り上げました。35cmのまん丸で美味しそうなクロです。タナは2ヒロ、クロの活性は高いかなと期待で胸が膨らみます。
尾長メインで拾い釣り
釣りを開始した藤井さん、すぐにクロが釣れるだろうと思っていましたが……。つけエサすら取られない厳しい状況なのです。半誘導の仕掛けではどうもアタリが出ないと判断したらしく全誘導仕掛けで、深く沈めていく作戦のようです。
そう、クロの活性が高いと思ったのは最初の1投だけで、その後は1枚を釣るのになんとも時間がかかることに。
そんな中でも、熟練の藤井さんはポツリポツリとクロを拾っていきます。30~37cm、口太よりも尾長クロの方が多い割合でした。
根魚狙いでアカハタにカサゴ
私は初めての磯だったので、まずはロックフィッシュからのスタートです。10gのシンカーで根魚を探っていきます。海に向かって右側の端まで歩いていきました。そこは針先に海藻が引っ掛かってきます。ここは、イカも多いかもと思いました。
ファーストアタックは、28cmの良型のカサゴです!続いては26cm。なかなかの型揃いのカサゴたちです。
そうこうしているうちに、本日一番の鋭い突っ込みと同時に重量感!すぐにわかりました。「これはアカハタだ!」海面からふわりと綺麗なルビー色の魚、アカハタの登場です。思わずガッツポーズ!
フカセ釣りに転戦
そして、いよいよ私もフカセ釣りにチェンジです。まずは餌作りからです。沖アミ1角に、「グレナビ」1袋と「プレミアムレッドグレ」を半袋。こちらを2セット準備しました。
縦の拡散に強い集魚力、釣研のスーパーエキスパートUEの0cの浮きで深ダナのクロを探っていきたいと思います。先にフカセをしている磯崎さんと藤井さんからヒントを頂いているので助かりました。
37cm頭に4枚のクロ手中
遠投をし、仕掛けが馴染み、しばらく待つと……ラインにほんの少し張りが出ました。慌てて合わせると、重量感のある引きです。浮きが見えるくらいまで魚を引き寄せますが、フワッとラインが浮きました。あっ、痛恨の針外れです……。
迷うことなく、もう一度同じ場所を狙います。しばし待つと、再度ヒット!
今度は慎重にやりとりをして、タモ入れしたのは37cmのクロでした。クロの数が少ないのか、本当に時間をかけて、4枚の釣果となりました。
仲間に41cm良型クロ登場
納竿間近、藤井さんの竿が大きく弧を描きます。この魚はパワーが強く、なかなか磯側に寄ってくることなく抵抗を見せています。藤井さんは落ち着いた様子で、竿の弾力を活かして、ゆっくりと浮かせにかかります。
姿を現したのは、とてもきれいなブルー色のクロでした。体高がぽってりの41cmに立派なクロでした。このサイズが上がれば、大満足ですね!!厳しいと言われていた時期でも、なんとか3人とも全員安打の釣行日となりました。
<藤本みどり/TSURINEWSライター>
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