タチウオジギング釣行で本命30尾【沼津・勘栄丸】 単純ワンピッチではダメ
2023年02月24日 16:45
抜粋
年末から年明けにかけて、静岡県沼津市・戸田湾内に入ってきたタチウオ。パッと現れパッと消え、完全に復調の兆しは・・・ナシ。が、自宅より近い沼津沖は好調の様子。これは行かない手はない。1月31日、仕事を早めに切り上げ、急遽、タチウオ釣行を決めた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山口 悟)
勘栄丸でジギングタチウオ釣行
2月1日、休日の夕方、ジギングタチウオ釣行の予定を立てた。日中のんびりと支度をしながら、夕方からの釣行に臨もう。気がかりは、凪が怪しい・・・。
前日、静浦の勘栄丸に予約の電話を入れると・・・。「明日は時化て出れないよぉ~!今日乗れば」。冬のタチウオあるあるだ。同行する仲間に連絡を入れると、OKとの事。行くしかない!
当日の状況
釣行当日は小潮、干潮19:53、下げ止まり直前からのスタート。西風による時化の間での出船。比較的凪は良いが、日付が変わる頃には風が強くなってくる予報。ドラゴンサイズこそ混じらないが、指3~4本クラスの数釣りが連夜続いている。
当日のメインタックル
ロッド:MGTC-632T
リール:グラップラープレミアム
ライン:PEライン1号
リーダー:テーパードリーダーナイロン8→20号
ルアー:ウロコジグ80g、アンチョビミサイル80g、アグラーム80g、八十郎 他
単純なワンピッチには無反応
集合1時間前、仕事を切り上げ、支度の為帰宅。タックル、防寒着をかき集め、急いで出発。自分が乗船後、直ちに出航。
前週は由比方面まで走るとの事だったので(前週も乗ろうとしていたが、凪悪く持ち越しになっていた)コンビニおにぎりで遅い昼食中、予想に反して15分程度で船足が落ちた。片浜から原の間くらいか?
18:00スタートフィッシング。指示棚は50~40m。最初はウロコジグ80gのワンピッチから。水中で緩いドッグウォークで誘い上げる。思った通り反応なし。近年の駿河湾のタチウオは、単純なワンピッチで通しても好釣果は望めない。
フォールおり混ぜタチウオ5連発
次の一手は、細かいキレのあるジャーク×3回からのロッド1本分のフリーフォール。ジャークで追わせて、フォールで食わせる。フォール中のラインが止まる。すかさずアワセを入れる。ファーストフィッシュは指3本クラス。同パターンで連チャン。5尾追加。徐々に反応が鈍くなる。
エサ釣りも苦戦模様
お次はフォール重視のパターンを試す為、ジグを80から130gにチェンジ。指示棚まで”ストン”と落とす。指示棚通過後、ただ巻き→落とすを繰り返す。無反応。
エサ釣りの方も、針掛かりしない浅いバイトに苦戦中。エサの先を舐める程度のアタリばかりとの事。なるほど。全てリアフックでのヒットだった。
ステイで連発
見かねた船長が移動のアナウンス。小移動。指示棚は変わらず。年のハダカイワシパターン時は、シルエットを抑えたタングステンがアタっていたのを思い出す。タングステン60gにチェンジ。反応なし。
エサ釣りの方は、ヒットが出始めている。って事は・・・。移動距離を抑え、反応のあるレンジに長くとどまらせられるパターンに移行。アンチョビミサイル80gにチェンジ。指示棚まで落として竿先を細かくシェイク→ストップからのステイ。暫く漂わせる。待望のヒット。エサが好調なのにルアーへの反応が良くない状況では、往々にしてこれが効く。ここから暫くヒットが続く。
キャストで広範囲探る
このまま最後までやりきるつもりだったが、アタリが止まる。ヒット時の電動リールのモーター音が止まった。つまり、エサの方もアタリが遠のいたって事だ。
再び小移動。反応の方は、25m付近まで上ずってきている様子。引き続き、アンチョビミサイルを漂わす。ぽつぽつと拾えるが、決定的パターンではなくなっている。
直下の群れの反応が鈍くなっていると判断。アグラーム90gにチェンジ。ミヨシよりキャストをして手付かずの明暗部を攻める。斜めに入れながら、スタート時のパターンに戻す。再びバイトが出始める。サイズも上がった。残り30分でラストスパート。思考フル回転して、何とか帳尻を合わせれたか?22:00沖上がり、納竿となった。
最終釣果と今後の展望
終始釣れ盛った感じではなかったが、数えてジャスト30尾。サイズは3本ちょい欠け~4本クラス。残念ながらドラゴンサイズは混じらなかったが、まずまずの釣果。
2月8日現在、単日だが4~6本指サイズで揃った夜があったそう。ムラはあるだろうが、まだ暫く釣れ続くと思われる。次こそは、ドラゴンサイズを捕りたい。
<山口 悟/TSURINEWSライター>
The post タチウオジギング釣行で本命30尾【沼津・勘栄丸】 単純ワンピッチではダメ first appeared on TSURINEWS.