冬のツツイカを陸から狙う『邪道エギング』入門解説 通常エギングとの違いは?
2023年02月25日 16:30
抜粋
ケンサキイカ、ヤリイカ、スルメイカ等のツツイカ系をターゲットとした『邪道エギング』を解説していく。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堤洋一)
邪道エギングとは
エサ巻きエギ「早福型邪道編」の背中にエサを巻いて堤防等ショアから狙う新感覚のエギングを「邪道エギング」と呼ぶ。
タックル
普段通りのエギングタックルを使用する。
リール:2000番~3000番クラス
ロッド:7ft.~9ft.ML、Mクラス
ライン:PEライン0.5号~1.0号
リーダー:フロロカーボンライン1.75~2.5号
使用エサと注意点
キビナゴ、サバの切り身、鳥のささ身等を用いて塩で締めておくと、身崩れしにくくなる。早福型邪道編は、キビナゴ1匹分の重量に合わせてベストバランスに調整してある。エサの乗せ過ぎは、着底したときにエギが寝てしまうので注意。
エサの巻き方のコツは巻くときにテンションをしっかりかけながら巻くことで、特に両端はしっかりと巻いておく。
カラーと号数の使い分け方
カラーについては、まずグロー系を使用するのをおすすめする。群れが入り活性が高いときは発光力が一番強い「フルグローホワイト」。活性が低く渋いときは微発光の「ピンクグローホワイト」や「ブルーグローピンク」と状況により試すと良いだろう。
号数
号数については、邪道エギには沈下速度が数種類あり地磯シャローエリアではベリースロータイプ(V0)、水深がそこそこある防波堤やテトラ帯ではスタンダードタイプ(V1)、風が強い時やディープエリア、急流なポイントではベリーファーストタイプ(V2、V3)とポイントや状況によって使い分けするとよい。
ポイントの選び方
ツツイカ系は夜にベイトを求めて接岸するので、常夜灯周りが好ポイントとなる。あと、潮通しの良い堤防の先端やテトラ周り、ベイトが溜まる地磯のワンドなども狙ってみると良い。
誘い方について
普通のエギングのようなシャクり方で問題ないが、激しくシャクってしまうとエサがずれてしまうので注意すること。潮に乗せて沖のポイントを攻めたり、ボトム放置でもエサの効果で乗ってくるので効果的だ。
通常のエギングとの違い
「気付かないうちに、エギに噛み跡だけ残っていた」エギングをする誰もが経験があるのではないだろうか。イカは一瞬のうちにエギに抱きつき噛み、違和感を感じると即、エギを離すことがあるためと考えられる。
しかしイカは、一度エサに夢中になると、離そうとしない。通常のエギングと違いエサが乗っているため、匂いや味でアピールし警戒心の高いイカに対しても違和感なく長く抱かせることでキャッチ率が上がる。アタリがわからなくても抱いている時間が長いので、エギング初心者の方にもおすすめである。
釣行の注意点
夜の釣りになるので、ライフジャケットの装着を徹底すること。駐車場所に気を付け、立ち入り禁止エリア侵入や騒いだり近隣住民の迷惑にならないよう気を付けて邪道エギングを楽しもう。
<堤洋一/TSURINEWSライター>
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