船の泳がせ釣りで4.5kg級筆頭に大型ヒラメ乱舞で船中全員安打【千葉】
2023年02月26日 11:30
抜粋
外房の大原沖では、寒ビラメ狙いが絶好調。大型ビラメが連日のように上がっている。今回は大原港の春栄丸での、船中オデコなし、最大4kg超ビラメも浮上した釣行の様子をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)
春栄丸で泳がせ大ビラメ釣り
外房大原では、寒ビラメ狙いが絶好調。イワシの回遊が多く見られ、それを追った大型が連日のように上がっている。イワシの回遊=大型ビラメの方程式が確立されており、まさに大型狙いの最盛期。
当地の海底は広範囲にわたって豊富な根や砂地、ゴロタなど変化に富んでいる。狙う水深も極浅の4、5mから15m前後をメインに、沖の深場までポイントは数知れず。今回大ビラ浮上を目の当たりにして、その絶好調ぶりを感じ取った。
出船前、大原港の春栄丸の白川永一若船長に様子を聞くと、前日は4.13kgと3kgが上がり、ゲストに良型スズキが4尾。27日も3.3kgなど、連日3kg超が顔を見せているとのこと。イワシの群れのなかを釣るだけに、1.5kg以上、2~2.5kg級の良型が主体で、小型はあまりこないらしい。
今後は5、6kgの期待も十分。過去には10kg超えも見られたので、まさに自己記録更新の大チャンスだ。
スタート早々にヒラメ2kg超
1月29日(日)、まだ暗い5時半すぎに出港。港を出ると右に進路を取る。ものの5分もしないうちにスローダウン。ポイントは港から至近で、堤防の先端がすぐ近くに見える場所だ。竿入れが6時なので、それまでスタンバイ。
6時にスタート。水深は13m。多少根があるので、底ベッタリではなく、ひと巻きするよう注意のアナウンス。
ヨーイドンで始まり、まだエサを付けている人がいる状態で、左舷では2kg級が取り込まれる。この日は風が弱く、横流しには不利と思われたが、すぐに右舷ミヨシの藤田さんが2kg級でつづく。
若船長は、助手時代の経験からヒラメは釣るのも釣らせるのもお手のもの。当日も貸し竿の3人組が乗船していたので、エサの付け方からアタリのアワセ方などをていねいに指導。
その甲斐あって、加藤さんは人生初ヒラメをゲット。陸釣りはしたことがあるが船は初めてらしく、「魚の引きが全然違う」と驚きの表情を見せていた。
2kg超主体に船中オデコなし
藤田さんは10分後に2尾目。これも2kg近い良型。船長も「イワシの反応が出ているよ。デカイのくるよ」と、威勢がいい。
フグにイワシを真っ二つにされただけで、なかなかアタリがこなかった私だが、8時40分に竿先がもたれるような感じが出た。
それから少し間をおいて竿先が一気に入り、けっこうな引きを見せて上がってきたのは3.09kg。久しぶりに大型を釣ることができた。ほぼ同時に、藤田さんに3尾目がヒット。
船中で徐々にオデコがなくなっていく。2kg超主体と言っていいくらいに良型が上がる。
大ビラメ4.44kg浮上
9時20分、右舷ミヨシ3番の落合さんにヒット。船長から「はい、どうぞ」の合図が出て投入したら、着底と同時にガツンときたと言う。だましだまし上げてきたが、最後は沖に向かって横っ走り。後検4.44kgのまさに大ビラが浮上した。
自己新記録のチャンス
同沖のヒラメ狙いは、5月のゴールデンウイークまで。今後は深場も攻めるようになり、高級ゲストのマハタも期待できる。間違いなく大物が潜んでいるので、防寒対策をしっかりとって、ぜひ自己記録更新を目指していただきたい。
1月20日には、航程12分の太東沖水深5~10mで竿頭の3.8kg頭に8尾。
30日には午後テンヤマダイで出船して岩船沖水深10mで5.3kgをキャッチ。
<週刊つりニュース関東版 坂本康年/TSURINEWS編>