【フローティングベストとフィッシングベルト】で渓流釣りが快適&安全に
2023年03月03日 11:30
抜粋
間もなく解禁を迎える渓流釣り。大自然を満喫できるこの釣りは実に素晴らしいものだが、渓流だからこそ起こりえる危険なトラブルも存在する。今回は、自分自身の身を守ることができて、かつ機動性アップも見込める、オススメアイテムを紹介する。
(アイキャッチ画像提供:荻野祐樹TSURINEWSライター)
渓流釣りの注意点
渓流という場所は、大自然の息吹を一身に感じられる素晴らしい場所だ。
スマホの電波も届かない、山奥の渓流を訪れることもある。場所によっては、人の手が入っていなくて人の目につきづらい、そのような大自然の河川に入るということの、危険性を常に理解して行動したい。
流れと水深に注意
渓流は水が透き通っている上に水量が多いため、水深を見誤りやすい。浅いと思っていたら実は深い、なんてことは多々ある。
また、はじめて渓流に入る方はその激流ぶりにたいへん驚くことになるはずだ。
熊との遭遇も考慮
山奥に入る渓流釣りは、自然の野生動物と遭遇するリスクがある。熊鈴やスプレーなどを携帯するのもよいが、もし時速40kmを誇る熊が突進してきた場合、逃げるのはほぼ不可能だ。万が一のために、なんらかの対策を考えておく必要がある。
荷物はコンパクトに
渓流釣りは魚を求めて歩き回る釣りのため、カバンなどは動き辛くて扱いづらい。できる限りコンパクトに纏めておいたほうが、釣りに集中できる。
体の疲労感
激流の中、足場の悪い場所を歩き回るがゆえに、緊張感・疲労感はほかの釣りとは比較にならない。特に腰の疲労は避けて通れないので注意が必要だ。
フローティングベスト
渓流は海と違ってベスト未着用者が目立つが、「川は浅いから安全」という認識は大間違いだ。安全確保は必須となる。
転倒時の安全確保
渓流という場所は、足元の岩がグラつく浮き岩が多数あるうえ、河原のコケなどで滑って転倒しやすい。想定以上の流れの速さに足元をすくわれることもあるだろう。渓流の深みに、はまることだってある。
こういった時にベストを着用していれば水に浮くので安心なうえ、フロート材がクッション材となり、打撲の重傷化を防げることをつけ加えておきたい。
熊と遭遇した際の安全面
もしも、熊が一直線に向かってきたときには、ベストを頭部に移動させて伏せることが出来れば、多少なりとも後頭部を守ることができる。熊は初撃を加えてから逃げることが多いとされているため、この一撃を回避できるかどうかが非常に重要になると筆者は考える。
アイテム持ち歩きが便利
昨今発売されているフローティングベストは、ポケットやDカンといった収納が大変充実しており、正に「歩くタックルボックス」と呼んでも差し支えない。小物ケースや予備のライン、プライヤー等を収納することで、気軽に持ち運べるので歩き回る渓流釣りには最適だ。
フィッシングベルト
フィッシングベルトは、メバリングやアジングを楽しむルアーマンに愛用者が多い。このベルトは、さまざまなアイテムを装着しつつも、身体を支えてくれる渓流釣りには最高のアイテムとなる。
自分好みにカスタマイズが可能
フィッシングベルトには往々にして、多くの収納スポットが用意されている。こちらに同一メーカーのドリンクホルダーやプライヤーホルダーなどをセットしてもいい。
また、カラビナやピンオンリールで、フィッシュグリップなど思い思いのグッズを装着するのもよい。当然、タモも装着できる。
フローティングベストとあわせれば、大幅な機動性アップが見込めるのだ。
腰を支えてくれる
渓流釣りは、足場の悪い場所を遡行することが多いために、どうしても不自然な姿勢になるので腰痛になることも多い。
このフィッシングベルトの内側は厚手のクッションとなっており、腰回りをガッチリサポートして簡易サポーター代わりになる。これが思いのほか快適だ。腰痛持ちのアングラーは、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。
細身の方はウエスト周りに注意
フィッシングベルトのウエスト周りは、かなりゆったり目に作られている。そのため、細身の方にはブカブカになってしまう可能性もあるので、着用可能かどうか購入前にサイズを確認しておこう。
ちなみに、ズボンが29~30インチの筆者はチェストハイウェーダーの上からなら着用できるので、ご参考までに。
安全で快適に楽しむために
釣りに夢中になっていると、ふとしたときに突然転倒したり腰痛に見舞われたりということが少なくない。
安全に渓流釣りを楽しむためにも、自分自身の身を守ってくれて、かつ快適な釣りが可能となるこの2つのアイテムを導入してみてはいかがだろうか。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>
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