磯フカセ釣りで40cm超えメジナ手中【西伊豆】50cm級ヒットもラインブレイク
2023年03月10日 06:00
抜粋
一年中渡船宿の釣果情報はチェックしているが、特にこの時期はメジナ釣りシーズンの中でも最も大好きな季節なので、欠かさずに見て、併せて気象予想サイトとにらめっこ状態である。理由はもちろんいつ出陣(釣行)出来そうか予定を組むため。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)


水温が下がらない伊豆半島
例年2月の声を聞く頃になると、厳寒期とまではいかないまでも、水温が低下してエサ取りもほとんど気にせず本命のメジナ狙いができる季節である。
しかし、今年の伊豆半島はなかなか水温が下がらずにエサ取りが少し厄介な釣り場も多いように感じる。日によってムラはあるが17℃台後半の日がある。本来ならば15℃台前半くらいで安定する時期なのに。
仁科の沖磯群(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)そうはいっても、これから産卵期を前にしたメジナにとって、エサ取りがまきエサに群がっても、体力を付けるべくしてエサ取りを蹴散らしてエサを食べに上がって来るので、エサ取り対策をしっかりしている人は良い釣果が上がっているようだ。
西伊豆仁科でメジナ釣り
今回釣行計画を立てた日程は2月14日と15日の2日間釣行。そして、選んだ伊豆半島の地区は西伊豆の仁科。風向きが北東風、それもやや強い予想が出ていたため、風を背にできる西伊豆地区を選んだ。それと通い慣れた仁科の渡船龍海丸さんへ行くため。

車中泊で体力温存
自宅から仁科までは高速道路利用で夜中走ると3時間ほどで着く。そこで、現地の港に早めに着いて車中泊をすることで、少しでも身体を休めて釣りに集中できるようにした。出船時間は6時30分。釣りの支度時間など少し余裕を見て5時30分には起きて準備を始めた。
大勢のフカセ釣り師
伊豆半島でも人気の西伊豆仁科地区だけあって、この日も多くのメジナ釣りファンが来ていた。ただ、まだコロナウイルス感染予防対策としてマスクの着用等が必要である。気を付けながら釣りを楽しみたい。
「フジマガリ」へ渡礁
船長の指示で順番に各磯に渡礁していき、私は高島という大きな島の北西側に位置するフジマガリに上がった。この磯は収容人員1名と釣り座は狭く、海に向かってとんがった足場の高い磯形状をしている。沖15mほどに大きな被り根があり、その溝の中や周辺で良型のメジナが狙える。
前夜通過した低気圧の影響なのか、朝からウネリが少し高くできていた。被り根周りは大きなサラシで真っ白になっている。
タックル
フカセ釣り仕掛け(サラシ場狙い)(作図:TSURINEWSライター塩田哲雄)海の状態を見てタックルを組んだ。竿はがま磯インテッサGⅤ1.25号5m。リールは2500番のフロントドラッグ付きレバーブレーキタイプ。ミチイトは銀鱗SSXO1.75号。サラシの大きさを見て、仕掛けを安定させるためウキはB号。ハリスは2号10mを道糸と直結して、ハリスの中にウキ仕掛けを組んだ。
サラシ攻略に挑む
釣り始めに気を付けたことは、まきエサを撒く位置を慎重に見極めた。何故かというと、サラシの払い出しであちこちにまきエサが散らばってしまい、まきエサにメジナを集めにくい状況を作ってしまうから。それと数投仕掛けを投入して、仕掛けの流れ具合も観察した。
龍海丸のお弁当(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)あれこれ考えながらやっていたら、釣り始めてからもう1時間以上もサラシをどう攻略したら良いか格闘していた。その甲斐あってか、被り根右沖に投入した仕掛けにアタリが出た。水温が高いせいか尾長メジナの25cmが食ってきた。一応メジナの顔を見て一安心。しかしなかなか後が続かない。
38cm口太メジナ登場
しばしサラシをどう攻略するか格闘が続いた。すると、投入した仕掛けが馴染むと同時にウキが沈み出して、ウキが見えなくなった辺りで竿先まで来る良いアタリを捉えた。
ここまで40cmクラスのアイゴが連発でいささか参っていた。引きの具合からすると本命のようだ。サラシの中から浮いた魚は口太メジナ。まあまあ良い型のようだ。
沖磯で上がったメジナ38cm(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)早速取り込んで計ると38cmあった。サイズには満足できないがまずまずの太ったメジナだ。昼前辺りから上潮の水温は高く、底潮が冷たい潮況となり、他魚のみの釣果で磯上がりの時間となってしまい初日の釣りを終えた。
2日目は「タカハナ」へ
昨日なかなか落ちてこなかったウネリであったが、今日は少し落ち着いてきたようだ。この日も熱心な寒グレ釣りファンを乗せて龍海丸さんは港に近い磯から順番に釣り人を降ろしていく。
沖磯「タカハナ」(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)私の番になり若船長が呼んでくれた。「塩田さん降りるよ!」。渡礁したのは断崖絶壁の上に建っているホテルの眼下に点在する磯群の中のタカハナという名前の磯。全体的に磯は低く、磯の周りは至る所に沈み根があり、根と根の間の溝を狙う。いかにも寒グレを狙うには打ってつけの地形をした釣り場だ。
沖磯「タカハナ」の釣り座(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)まきエサ
用意したまきエサは、まだ水温は高いとはいうものの、メジナの活性を上げて少しでも食い気を高めやすい配合エサ3袋をブレンドした。オキアミ6kg、「アミパワーグレスペシャル」、「グレパワーV9スペシャル」、「爆寄せグレ」各1袋。
フカセ釣りで使用したエサ(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)磯の上ではこれらを一遍に混ぜて作れないため、40cmバッカンに入れて作れる量として、其々半分の量を前半用と後半用の2回に分けて作った。水分量は軟らかくし過ぎると、遠投できなくなるのでやや硬めに仕上げた。
仕掛け
仕掛けは、主に溝の中を狙うことになるため、ウキ浮力は軽めで、魚がエサをくわえたときに抵抗を極力感じ難いノーシンカーに近いものを組んだ。
フカセ釣り仕掛け(根の際狙い)(作図:TSURINEWSライター塩田哲雄)状況に合わせたまきエサワーク
釣り始めは、離れとの間が幅6mほどの溝の中を狙った。磯際ギリギリに仕掛けを入れて行く狙い方。しかし、沖からゴミなどの浮遊物が中に溜まってしまい狙えない。
フカセ釣りタックル(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)そこで、沖の沈み根周辺にポイントを変更。まきエサを撒いてもエサ取りは全く見えない。磯際にエサ取り用のまきエサを数杯撒き、溝の中にも狙えるタイミングが来た時用にまきエサを撒いておいた。
フカセ釣りで使用したウキ(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)その後、本命ポイントに仕掛け投入前にまきエサを撒くようにした。結果は意外に早く出た。まきエサを撒いた位置にウキとハリが重なるよう(フリーフォールして仕掛けが沈む)に投入。そうすることで、仕掛けの馴染みが速く、まきエサの帯の中につけエサが漂う時間が長くなるため、潮況次第ではメジナの食いが良い場合がある。
フカセ釣り仕掛け(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)今回はこの狙い方がマッチしていた。仕掛けが馴染んだあと、ゆっくりウキが沈み出し、その後加速するように竿先までひったくるアタリが襲ってきた。至る所に魚が隠れやすい根が沈んでいるせいか魚の引きも半端ない。何とかこちら側に有利な態勢に持ち込もうと試みたが、根にハリスが擦れて切られてしまった。
40cm級本命が浮上
気を取り直しての数投目。今度は沖に投入した仕掛けが当て潮で手前に戻ってきた。仕掛けが戻った分道糸を巻きながら、できるだけ道糸がたるまないようにメンディングしてアタリに備えた。
沖磯で上がった良型メジナ(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)一気にウキを消し込むアタリが出た。先程の二の舞は踏まないよう、根ズレには十分気を付けたやり取りで取り込んだのが40cmはありそう。磯の上では正確な計測はできにくいから、帰港後船長に計測してもらうこととした。
フカセ釣りで上がったタカノハダイ(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)すぐにサイズアップを狙い仕掛け投入を繰り返す。時折40cm前後のアイゴやタカノハダイなどが釣れてくる。
大型ヒットも無念のバラシ
そのうち、溝の中のゴミは綺麗になくなっていることに気が付いた。「いまだ!」溝の中のベタ際。それも、オーバーハングしている下へつけエサを入れ込めたら、きっとデカイ奴がいるに違いない。
思った通り、仕掛けを入れやすくなった。パラパラと少量のまきエサを海面に音が出ないように撒いてから、仕掛けもハリから順に音が出ないよう細心の注意を払って投入。
狙いはズバリ的中。ウキが見えなくなるまで入れ込んだ途端、竿先が海面に突き刺さるほどの強烈なアタリがきた。磯の先端部までオーバーハングしているようで、魚はその中をズンズン走って逃げようとする。こちらも糸を出さないで竿先を海中に入れた状態でやり取りを暫く行った。それでも、奴のパワーのほうが勝っていた。何度目かの走りでラインブレイク。反省しきり。
45cmサンノジ手中
それでも今がチャンスと同じ攻め方で狙うと、今度の奴も先程の奴にも負けない強烈さ。もう3度目はないぞと必死にやり取りしたものの、何と浮いてきたのは45cmのサンノジ。
沖磯で釣れたサンノジ45cm(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)不思議とサンノジは取れるのに、メジナとなると?それでも取るという積み重ねがいつかまた会える超大型口太メジナの50cmアップに繋がると納得した。磯上がり直前に25mほど沖に浮きグレの群れが見えたので、ダイレクトに仕掛けを遠投して狙い口太メジナの35cmを釣り上げることができ、この2日間の釣行を楽しく終えることができた。
沖磯で釣れたメジナ35cm(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)磯上がりして船長さんに最大魚を計測してもらうと嬉しいことに40.4cm1.12kgあった。
寒グレシーズンの今後
3月に入ると、そろそろ早い固体だと産卵を迎えるメジナも出てくる。水温も低下するだけでなく不安定な状況の日もある。いろいろな気象条件も含めてメジナの食いにムラが多くなる頃でもある。
もしかしたらたった1匹のオキアミエサで十分だなんて日になるかもしれないし、いとも簡単に40cmオーバーが連発なんて日に巡り合うかもしれない。
地元のグルメ・肉丼(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)釣れても釣れなくても、寒グレ釣りの魅力は雄大な磯という自然の中でメジナと知恵比べしながら遊ぶ楽しさがある。さあ、寒さ対策を万全に、磯釣りへ行きませんか。
<塩田哲雄/TSURINEWSライター>
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