陸っぱりシーバスフィッシングに【スモールルアーがおすすめの3つの理由】
2023年03月11日 17:00
抜粋
ビッグベイト、近年シーバスフィッシングにおいて人気上昇中のカテゴリーだ。ボートシーバスはもちろん、陸っぱりでも投げている方を見かける。試しに買ってみようと思ったが、1個3000~5000円もするのであきらめた。ルアーが大型化するこの時代に、筆者が使用するルアーのサイズは3~7cmのルアーがほとんど。スモールルアーで一年中釣れるものなのか?その理由を話してみたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
スモールルアーを使う3つの理由
筆者がスモールルアーを多用するにはそれなりの理由がある。そこでわかりやすい理由を3つ上げてみる。
1.いつでも釣れる
当たり前だが、これが1番の理由だ。
春、夏、秋、冬、いつでも出番があるのがスモールルアー。とくに、春~初夏にかけてのハクパターンのような、マイクロベイトの状況では無敵のルアーだ。
また、ベイトの大きくなる秋のディゲームでも見切られにくい。そして、冬もボトムのハゼやエビパターンで、スモールバイブレーションが活躍する。
まさにいつでも釣れるのがスモールルアー。使わない手はない。
2.価格がスモール
とにかく安い。価格高騰の現代においてコスパ重視はありがたい。
バイブレーション、ミノー、シンキングペンシル、どれを選んでも安い。なかには高いものもあるが、ビッグベイトよりは確実に安い。
しかも、根掛かりでなくすことがほとんどない。仮に絶望的な根掛かりでも小さい針が使えるので、力技でほとんどが外れる。安くて長持ちするから使う。
3.持ち運びが楽々
スモールルアーは小さいので、かさばらない。ちょっとしたことだが、荷物を少なくできるのは陸っぱりアングラーとしてはありがたい。ルアー自体が小さいので、ボックスも小さくて済むし、数を持ち歩ける。しかも重くならない。
場所、季節、潮のタイミングさえ合えばだが、ポケットに入るくらいの小さいボックスで釣りが可能。これなら歩きでも電車でも、いつでもどこでもシーバスが仕留められる。これ以上楽しいことはない。
スモールルアーの弱点
これまでスモールルアーのよい点ばかりを上げて来たが、当然ながら弱点もある。
風に弱い
それはなにと言っても風だ。
しかも強風。少しくらいの風ならルアーのウエイトや腕力でカバーできるが、川に白波が立つほどになるともはやどうにもできない。
絡む
しかも糸に絡みやすく、ルアー交換の際に風でどこかへ飛ばされてしまう危険もある。
飛ばされる
ましてやボックスも軽いので、風に吹き飛ばされてルアーが全滅、なんてことも当然ありえる。
なくす
さらに挙げるなら、小さいのでなくしやすい。夜に水に落ちても音がしないので気が付かない。ナチュラルにルアーがなくなっている感じだ。
これらのことが、ボディが小さいがゆえの最大の弱点だろう。しかし、それらの弱点を外しても、まだスモールルアーのよさのほうが勝っていると筆者は思う。
ルアーと魚のサイズとは無関係
スモールルアー=サイズの小さい魚が釣れる。これは勘違いだと筆者の経験からいえる。
大きなベイトに目が慣れた、記憶された魚にとってはむしろ小さくて波動を出すルアーは新鮮に映るのだと思う。
実際のボイルでも他のルアーには反応しないが、サイズを落とした途端に食ってくることはよくある。そのくらいスモールルアーは使い方しだいで大きな威力を発揮するのだ。
ビッグベイトがダメではない。ビッグ、スモール、両方のよい点を見極め、お財布と相談しながら釣りの視野を広げてみるとよいだろう。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>
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