3泊4日の伊豆半島ぐるり旅釣行で本命メジナに多彩ゲストと対面【静岡】
2023年03月12日 17:00
抜粋
久々に4日間の連休が取る事ができましたので、今回は連泊して釣り三昧することになりました。少しだけ遠い所で釣りを楽しみたいと思ったので、結果として伊豆半島ぐるり旅釣行になりました。1日2日目は知り合いの方々と釣り練習、3日目は伊豆下田地磯を本命として4日目は天候次第の予備として楽しむことにしました。結果は果たして?
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター桂宏樹)
1日目は西伊豆・田子の沖磯へ
外洋側に様々な沖磯が並び、漁港近くの内海側には足場が良い沖堤防がある西伊豆の田子。
今回私達が乗り込んだ沖磯『カツオ』は終日苦戦。自分含め4人の内、メジナを釣れたのは連れの1人(41cm)だけ。私含め他3人は試行錯誤で釣り座替え、仕掛けを替えるも効果がありませんでした。波も激しく、風強く、殺伐とした空気が仲間内でマシマシになるあの雰囲気……たまりません。
40cmフエフキダイ登場
サラシとサラシがぶつかって潮が沈む場所を攻め続けた結果、自分はなんとか40cmのフエフキダイ1匹を釣り上げました。
完全坊主回避を逃れましたが、初日から冬の厳しさを夕日と共に噛み締めながら初日を終えました。
まさかのロッド置き忘れ
1日目の釣りを終え、車と電車で伊豆伊東の宿に向かいました。が、寝不足と疲労で注意力が散漫だったのか……途中伊豆多賀駅でロッドケース丸ごと置き忘れたことに気づかないまま宿で即寝する筆者。起きた時はもう焦りましたね、竿がどこにもないですから(笑)
田子の沖磯
2日目は東伊豆宇佐美漁港へ
朝まだ夜が空けないうちに伊豆多賀駅でロッドケースを回収(笑)。1月18日の午前8時30分頃東伊豆宇佐美漁港に到着しました。この宇佐美漁港は国道135号から少し逸れていて、港周りに飲食店が非常に少なく、堤防側から手洗いまで距離があるといった条件のためか、比較的空いている漁港です。
何も釣れない
現地合流の知り合いと3人で早速釣りを始めました。が、メジナが全く釣れません。メジナどころか何も釣れない状況が昼過ぎまで続き、試行錯誤の末にようやくウキが沈んだらと思ったら立派なアイゴ。
本命ではありませんが、フエフキダイ同様引きの強い魚が掛かると気持ちがリセットできます。残念ながらこのアイゴを最後に夕方まで何も釣れない状況が続きます。
メジナは小型のみ
どうせ釣れないならと終わり際に知り合いの指導の元、二段ウキ仕掛けを借りてあたり取りの練習に費やしました。16時30分、20cm前後のメジナ3匹釣り上げて釣納。知り合い全員と別れ、明日の本命に向けて単身伊豆下田に向かうことにしました。
夜はポイント確認へ
宿にチェックインした後にヘッドライトだけ持ち、明日入る地磯のルート確認をすることに。
これはフカセ釣りに於いて荷物運搬時のルート間違いを防ぐとともに、当日登り下りの無駄な体力消費を抑えることに繋がります。ルアーキャスティングに比べてフカセ釣りはまきエサが重く、日中釣りし続けるとその量は自分だと6kgから13kg(撒き方にもよりますが)。コレに釣り道具追加して小山登ったり地磯歩いたりします。
初めて釣りする場所で人気のないところは事前確認が大事です。ネットからの地形確認で大体把握出来ますが、森とか山の中だと詳細が分からないものです。実際、今回も道を一度間違えて砂浜にたどり着きました……。
途中、潮の満干でできたタイドプールには、10cm前後のチビメジナが沢山住み着いていました。メジナがたくさんいることに期待しつつ宿に戻り、寝ることにしました。
エサの準備は前日までに
伊豆下田はクロダイ狙いの各種釣りが盛んなためか、扱うまきエサもクロダイ用が主流ですが、メジナ専用のまきエサを取り扱う店もあります。釣りで入る現地のお店は地域や人柄で特色があって入る時にはワクワクします。
が、伊豆下田の場合、朝8時以降から開店の店がほとんどなので、朝マヅメ狙いなら前日にエサ準備が必要になります。
宇佐美漁港
3日目は伊豆下田・赤根島へ
伊豆急下田駅から歩いて20分、タクシーで5分ほどで入口に到着する半島状態の釣り可能ポイントです。下田海中水族館が隣接している関係で、元々は島みたいですが、道路が舗装され地続きになっています。
磯に入るためには階段を登り、獣道を通って地磯を降りていきます。真鶴半島の戒崎等への入磯と比べるとロープを使わない分、楽にポイントに着けます。
当日の状況
沖合に大きな堤防はあるものの、潮の流れは早く、この日は終日左から右へ川のように流れていく状態でした。
天気は曇で時々小雨。磯に吹く風はやや強くて指先は少々冷えますが、問題なしと判断。午前10時頃釣りを開始しました。
午前中はチビメジナのみ
釣り始め1時間弱は全く魚の気配もなく、足元に撒いても魚の姿は見えない状態が続きます。まだ温かいとはいえ冬なので、午前中はメジナを寄せる時間と割り切り、黙々とまきエサをあちこちに撒いて様子をみます。
昼前ぐらいからチビメジナが盛々釣れる状態になりました。20cmにも満たないチビグレ達れ出しました。メジナ釣りのセオリーに従い、ウキの真下にG6ガン玉1つ追加して様子を見ます(メジナは小さいサイズの群れの下にサイズアップがいることが多いらしい)。
半誘導ですが、ウキ上側の半誘導部分まで沈みきると、G6ガンダマの影響でごくわずかに仕掛け全体が沈んでいく仕様に変更しました。
仕掛け全体がわずかに沈んでいくような仕掛けにしてしばらくすると今度は25cm前後のメジナがポツポツ釣れるようになりました。この時点でメジナがヒットするポイントとエサの流し方がほぼ確定。ピンポイントで攻めていくことにします。
仕掛け再変更でサイズアップ
ここで仕掛けを再度変更します。
サイズの小さいメジナ層を速く沈下させ、通過後にゆっくり仕掛け全体が沈下するようなイメージの仕掛けです。
32cmのメジナ
更なるサイズアップを目指して、マーキングストッパー下にガン玉G6を1つ追加します
もう仕掛けがガン玉だらけの状態です。すると、なんとか尺超えの32cmメジナをキャッチすることができました。
48.5cmクロダイが登場
流石に仕掛けが早く沈むためかしばらくアタリがない状態が続きます。仕掛けを元に戻そうと竿をたてた瞬間、海中でかすかに見えていたウキが一瞬で斜め横に消え去りました。直後にサオにやってきた強くて重く暴れない引きを味わいます。
久々の大きな引きにワクワクしつつ、ゆっくり距離を詰めていきます。そして姿を見せたのは、48.5cmの立派なクロダイでした。そこはメジナでてきてくれよ。とちょっと思ってしました。(笑)
とはいえ、良型サイズの魚に心が弾みます。雨足が強くなってきましたが、この1匹で報われた気がします。でも狙いはあくまで良型のメジナですので、ここで満足せずに釣りを続行です
サイズダウンで納竿
しかし以降メジナのサイズがダウンし続け、16時30分頃にはサイズが20cm近くまで戻ってしまいました。
雨も強くなりつつあり、風も出て周りも暗くなってきたため、ここで納竿し、まだ日が沈み切らないうちに再度茂みを通過して宿に戻りました。冷えた体を温泉で温め、明日に備えて早めに寝ます
赤根島漁港
4日目は伊豆下田の雁島へ
3日目のクロダイでかなり満足してしまいましたが、まだ良型グレに出会えてないため、4日目も別の磯場へ足を運びました。
最終日はのんびりした気持ちで、現地で出会った隣の釣り人とフカセ釣りの話をしながら釣りを開始。天候は晴れですが、向かい風が強く、大型ボラが釣り場周辺を回遊してまきエサを食べまくる、何とも言えない状況です。足元の底は見えていて目測6〜7mぐらい。
まきエサワークと仕掛けを重たくしてボラを回避し、下にエサが届くとタカノハダイが釣れました。
強力な引きでアイゴ
エサが底ギリギリすぎるのかなと、若干仕掛けの高さを50cmほど上げると強力な引き。合わせると良型のアイゴが釣れました。
ここにもいるんだなぁと感じながらささっとリリース。
クロダイ狙うもフグ
エサを撒き続けてしばらくすると、足元磯際で良いサイズのクロダイが深さ2m前後でエサを食べているのを視認。余裕をもってエサを食べてるので、早速ウキ止め位置やハリスを調整して際に仕掛けを落してみたらウキが急速に沈んだ!……のですが、クロダイは足元で優雅にエサを食べ続けています。引きの衰えも速く、あげてみたらボヨヨンなフグ。
しばらくしてクロダイは姿を消してしまい。気持ちを一旦リセット。昼食を取って昼に備えます。
食事しながらボラをどうするか、いっそ掛けてやろうかなどと考えつつ、ご飯を楽しみます。
32cmメジナキャッチで納竿
午後は気持ち切り替えて足元から15mぐらい先にひたすらまきエサを撒いてさしエサを投入。途中1mサイズのボラを掛けて竿先を折る等のトラブルでかなり凹みつつもモチベーションを無理やり持ち直し、予備の竿で最後は何とか杓越えメジナを釣り上げました
ここで気づけばもう16時。道具を片付け、隣の方に挨拶して釣り場を離れ、陽が沈みつつある下田の海を振り返りつつ、18時には伊豆下田を後にしました。
4日かけた釣り遠征でしたが冬の良型メジナに合うこと叶わず悔しい思いですが、時間が取れればまたチャレンジしたいと思います。折った竿の修理代を考えると回数はしばらく減ると思いますが。(笑)
雁島
<桂宏樹/TSURINEWSライター>
The post 3泊4日の伊豆半島ぐるり旅釣行で本命メジナに多彩ゲストと対面【静岡】 first appeared on TSURINEWS.