脂ノリ抜群の激うまマイワシが絶賛回遊中【新潟】泳がせ釣りとセットで満喫
2023年03月14日 16:30
抜粋
今、日本海で話題の激うまマイワシ釣りに出かけました。2月の天候不順および、サバとイルカの猛攻撃の中、新潟間瀬で泳がせ釣りも含めて楽しんできた模様をお届けします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荒木清)
新潟でイワシ絶賛回遊中
今、日本海の色々な場所でイワシが話題になっています。糸魚川や富山、新潟など大量に網にかかったり浜辺に打ち上げられたりと各地で豊漁情報が舞い込んできます。2月初旬に新潟の間瀬港、光海丸(こうかいまる)の船長から入電。
「今イワシすごいから、泳がせ面白いよ~」とのことなので、行かない手はないっ!と思い。イルカの動向も気になりますが、2月の後半に新潟間瀬発、光海丸にて激うまマイワシと、根魚狙いで出船したのです。
当日の状況
前日に天気が悪く、雪も降りどうなのかと思われながらも当日は曇りで風が南西で少し吹いていますが、波も少しあるぐらいで釣りには支障ない程度です。流石ですね、イワシを求めわざわざ他県からくるほどです。
泳がせ釣りも人気の高い釣りなのでこの日は土曜日とのこともあり満船12人です。まだ暗いうちのAM6:00出船、まずはビールのお供にカタクチイワシ唐揚げをと、船長のアナウンスでやることに。お土産釣りからスタートです。
朝イチはカタクチイワシ狙いサビキ釣り
間瀬沖の水深60mスタート。棚は40mで30mから誘い下げて40mで食わす感じで狙います。やり方は簡単、30mになったらリールのスプールを抑えて1mごとに落としていき、40mまでやるイメージです。
アタリが無ければ再度同じことの繰り返しでやります。イワシは口が弱いので合わせはいらなく、向こう合わせの釣りです。イワシを釣るためのサビキは針が何本もあるため、取り込み時に十分注意して取り込むことをおすすめします。サビキ専用針外しがあると慣れていない方は楽です。
カタクチイワシ釣りのポイント
針にかかったらゆっくりと上げて来ると良いと思います。電動リールでの早巻きはあんまりおすすめできないです。勢い良く上げて来ると、イワシの口から針が外れてしまうからです。
イワシを釣るときはゆっくりと誘い下げで掛け、巻き上げはスロー気味で上げて来ると無事に取り込むこができます。多点掛けを狙うときは1匹かかったらそのままにするか、ゆっくりと巻き上げてくると、いっぱいイワシが針にずらずら状態になります。
続けてマイワシ狙い
1時間位カタクチイワシを釣った後に、本題のマイワシ狙いです。船長が「サバと一緒にマイワシいますからやってみてください」とのことですが……サバ、サバ、サバ、のオンパレードであえなく移動。
水深70mで棚40m。ですが……またサバの猛攻、しまいにはイルカがいるとのことで、移動を繰り返します。
移動して大型マイワシゲット
移動、移動の繰り返しでしたが、やっとここでマイワシ登場です。しかも大きい……脂ノリノリで最高に美味なので、喜びもひとしおです。
サイズは30cm近いものばかりです。これを機に一斉に釣れだし、周りを見渡すとマイワシがあちらこちらでズラズラです。もうここまでくると楽しい!の一言です。
そんな中にも30cmオーバーのマイワシも釣れ、あっという間に50匹を超える釣果となり、クーラーボックスと泳がせ用と分けて入れるのも、ひと苦労です。(笑)
泳がせ釣りに転戦
マイワシも結構釣れたので、泳がせで根魚狙いましょうとのことなので、仕掛けを泳がせように変更です。この時サビキ釣りもやって良いとのことなので、サビキ派と泳がせ派に分かれてやります。
自分とZさんは泳がせ釣りに変え、ポイントも移動して少し南下。そこは根が凄いとのことなので、気をつけてくださいとのことです。20分位走りポイントに到着、昼の12時過ぎに少し風が吹いてきた感じで少し寒く、波も多少出てきた感じです。
根周りを狙う
水深60m~ここで驚きの言葉が船長のアナウンスで聞かされることに。「根がすごいです、自信のない方は7m自信ある方は落として1mあげて下さい」。
え?……そんなに激しい根回りなんてやったことないです!恐る恐るいつも通りの釣り方でやります。水底まで落として1mあげて反応が無ければ少し上げ、ゆっくりと落としていき定位置に戻し、それでも反応なければ底まで落として底取り直しです。
流し変えで即ヒット
少しやりましたが反応なく、船長が渋いと判断して移動します。まさに船のラン&ガンスタイルで反応がないと即移動です。釣り人もエサのマイワシも忙しい感じでやっていきます。
やっぱり船長凄いと思ったのが、「ここいいかもしれない」なんて小言を、たまに言うことがあります。そこでヒット!面白いくらいに……さすが海のプロです。
待望のヒットも根潜り
こまめに底を取り直してやりますが、想像以上の根回りの激しさです。周りを見渡すとすでに根がかり多発。
そんな時でした。一瞬Zさんの様子を確認して、棚取り直そうとロッドを上げた時、既に根に引っ掛かりアウト……です。仕掛けも船にあるので大丈夫だと思いますが、心配なら朝、少し多めに買った方が良いと思います。
船長が「根の上に来たよ~落として棚取りして~」とアナウンス。棚取りをして、直ぐに前あたりがきます。慎重に食い込ませて合わせます。重い……結構重い……。
その時にドラグが一気に滑り出し、根に潜られ時間をかけ、船長も参戦。ですが……外れない……魚が出てこないです。船長が悔しいけど諦めようとのことで諦めて気持ち切り替えて再度投入です。
急勾配の根を攻略
ここは急勾配の根回りです。頭で色々なことを考えながら、攻略するのも釣りの楽しいところでもあります。まずは高い根をどう攻略するかを考え……即実行です。
まずは底取りの間隔を短くすることと、オモリを落とす際に、よりスローに底に落とします。スローに落とすことにより、根が高くなるとすぐ棚の取り直しが可能となります。早く落としてリールのクラッチを入れたらもう根がかりなんてことあります。そこの部分を極限に抑えるためです。
もちろん、船長がいう7mや10mで置き竿でもいいのですが、自分はあえて険しい道が好きなので色々攻略しながらやります。勿論リスクはありますが、それが一番楽しいところでもあります。
45cmのマゾイ浮上
船長の合図で投入して1投目、根の頂上から一気にポイントが下がったり、上がったりの戦いです。常に底取りをしつつ、根と根の間に落ちて1m上げた際に、イワシに違和感を感じ根に走られると怖いので、少しエサをあげて待つと……明らかにエサを加えて抑え込んでいる感じです。
竿は少し上げ気味で待つと「ぐぃ~っ」と魚が乗った重みが竿に伝わります。ゆっくりと、聞き合アワセ~本アワセを入れ乗ったのを確認して、根を避けるため一気に上げます。ゆっくりとやっていると根に入られて切られます。魚が出てこないため、切らないといけない状態になることもあるので注意が必要です。45cmのマゾイが登場です。
親針と孫針がいいところにかかり、この掛かり方はだとばっちりです。やっぱり根魚系の引きもパワフルで面白いです。この後すぐに40cmのウッカリカサゴを追加、満足のいく釣行となったのです。
釣果へのポイントと反省点
今回のポイントはサバの猛攻にどう対処し、イワシを釣るのか?と、急勾配の根回りを攻略することだったと思います。底取りの感覚やスピードが、後半仕掛けをなくさずにできたと思います。
サバは結構動いているものに反応するので、あえて落とし込みの誘いはせず、棚で動かさず置き竿に船の揺れだけでやっていると明らかにイワシのほうが多く釣れたのです。
反省点は間瀬沖の急勾配の根回りを甘く見ていたため、仕掛けのロストがあったことです。次回は仕掛けのロストがないよう頑張りたいと思います。
今釣れている、間瀬沖の脂ノリノリの激うまイワシ&泳がせ釣りを皆さんにも堪能してもらいたいと思います。ちなみに魚は食べる分だけ持ち帰り、あとは自然保護のためリリースしてあげることをおすすめします。
<荒木清/TSURINEWSライター>
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