プールでトラウト釣り？ 魚影の濃さ抜群【まつばらフィッシングパーク】
2020年03月13日 06:00
抜粋
2月23日、シーズンオフの市民プールを利用したエリア『まつばらフィッシングパーク』に行ってきた。トラウトフィッシングといえば人里離れた山奥で楽しむものという固定概念を覆す立地で、アクセス楽々。釣り自体も魚影が濃く、数釣りが満喫できた。
（アイキャッチ画像提供：WEBライター・上杉貴人）
まつばらフィッシングパーク
ここ最近、私がハマりにハマっている釣りが、管理釣り場での釣り、通称エリアトラウトフィッシングだ。極めて簡単でありながらとんでもなく奥深く、どんどんのめり込んでいる。
ところがこういった釣り場は関西圏、さらに都市近郊になるとほとんどなく、意外と身近とは言えない部分もあった。
しかし、ここ数年、秋から春にかけてシーズンオフのプールを利用したトラウトフィッシングエリアが大阪にできている。その中でも最も新しいのが、松原市にある『まつばらフィッシングパーク』だ。2月23日はそんな都市近郊の釣りを体験しようと、友人を迎えに行ってから現地に向かった。
冬場のプールを管理釣り場へ
この日は日曜日であったがスイスイと走れて、自宅のある泉南から1時間足らずで到着。開場1時間ほど前に着いてしまった。ホント釣り場が近いと気分的にも楽である。
とりあえず駐車場で準備していると、続々とサオを片手に来場者がやってくる。こちらの予想を遥かに超える人気となっているようだ。朝8時に開場してからまずは25mプールに入ったのだが、アッという間に満員となった。
1投目から中層でヒット
まずはロッドを使って水深確認。朝イチなので活性の高い個体を狙うために重めのスプーンから投げる。
見た感じ表層に浮いてる感じがなかったので、中層少し上を巻くイメージで巻くと1投目であっさりとヒット。その後もポンポンと釣れる。水質がやや悪くて魚影の確認はできないが魚影自体は濃いようで、流れるプールに入った友人も着々と釣り上げているようだ。
スプーンでの基本攻略法
スプーンの場合、カラーは最初に派手なカラーの赤金やオレンジ金から、そして徐々にトーンを落としていき、最後にペレットカラーに移行していくといいだろう。重さは2gくらいから0.8gくらいまであればほぼカバーできる。
基本的にアタリがなくなってきたらリアクションか、スローな動きの方が口を使ってくれることが多い。ただしスプーンにアタリはあるが掛からず、フックがラインに絡む場合は巻きスピードが遅いので、その時は重くして少し巻きスピードを上げてやるとフッキングするようになる。
スプーンの次はプラグ
そして魚が少し落ち着いてきたタイミングでプラグに交換する。スプーンで各レンジを引いてきた感じから魚は中層付近に居る感じなので、そのレンジを引けるクランクをチョイス。これをギリギリ泳ぐスピードでゆっくりと巻いてやると再び釣れだした。
トラウトにプラグというイメージはあまりないかと思うが、スプーンと違い、よりゆっくり引けるので魚にプレッシャーがかかったり、スローな展開になると威力を発揮する。逆にスプーンはレンジを自らコントロールしたり、ロッドの構え方で動きがかわってしまったり、軽くなると操作感がなくなってくるので、少し慣れが必要となる。
最初はそういった細かいことが分からないだろうし、子供や初心者はレンジキープが容易なクランク系の方が楽に釣りができるだろう。
最後は軽量スプーンで
昼くらいまでで十分釣ったので、そこからは最近あまりやらなかった0.5gの軽量スプーンで流す釣りをしてみる。そうするとアタリが増えるがフッキング率が下がったので、1gのスプーンに交換、アタリは少し減るがフッキング率が上がり、順調に数を伸ばすことができた。
その後もクランクと1g前後のスプーンを併用しながら釣り、大満足の釣果を得た。
まつばらフィッシングパーク魅力
管理釣り場に興味はあるが、タックルがないという方も多いと思うが、タックル自体はアジングロッドで大丈夫だし、ここまつばらフィッシングパークには、レンタルタックルもある。ルアーも各種販売してしているので現地で購入することも可能だ。
また、ルアー以外にエサ釣りもできるので、ルアーはまだ少し早いかなという感じの小さな子供でも楽しめる。
都市近郊でこれだけ十分な釣果も出せるまつばらフィッシングパークにぜひ足を運んでいただき、釣りの楽しさ、管理釣り場の気軽さと面白さを知っていただきたい。
＜上杉貴人／TSURINEWS・WEBライター＞
