解禁直後の芦ノ湖を新釣法で攻略 『テンヤトラウト』で60cm級ニジマス
2020年03月13日 06:00
抜粋
3月2日に解禁されたばかりの神奈川県芦ノ湖にて、同月7日(土)に仲間とボート『レイクトラウト』ゲームへ出かけた。前情報ではかなり渋いとのこと。確実に釣果を出すために、ルアーと併せてエサも準備。新釣法?の「テンヤトラウト」で58cmニジマスをキャッチした。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・渡辺)
芦ノ湖でレイクトラウトゲーム
釣行当日は朝6時に芦ノ湖に到着。早々に受付を済ませて6時半に出船。解禁直後のレイクトラウトゲームに期待が膨らむ。
まずは、ボート屋スタッフから教えてもらった早川水門付近のエリアからスタート。ポイントに着きアンカーを降ろすと、先行しているボートで魚を掛けている様子を目にすることが出来た。気配は良好のようだ。
「テンヤトラウト」釣法
とりあえず釣果を出して精神的な安心が欲しい私は、ルアーではなく、「テンヤマダイ」ならぬ「テンヤトラウト」仕掛けで挑戦。
ロッドは7.4ftのメバリングロッド。ラインはPE0.5号にリーダー1号を結び、スナップスイベルを介して餌専用ジグヘッド「虫ヘッド」3gを装着。
エサにはブドウ虫、イクラ、オキアミを用意したので、まずはブドウ虫を付けてスタート。アクションはテンヤマダイのように、着底後糸ふけを取り1mほどシャクる→テンションフォール→ステイ2秒を繰り返す。
すると数投目でフォール中にアタリがあり。30cmほどのニジマスをゲット。新釣法(?)「テンヤトラウト」で好スタートを切る。
朝の時合いで全員安打
今回同船する友人2人も各々ルアーと併せてウキ釣り仕掛けなどエサ用の道具を持ち込んでいるフリースタイル派。悪く言えば節操がないタイプだ。
ルアーで始めていた2人に、虫ヘッドを共有するとすぐさま船中全員安打達成。私はこの時合いで2尾のニジマスをキャッチ出来た。
ただ、驚くほど時合いは短く、すぐに沈黙の湖に・・。
ワンドをミノーでランガン
最初のポイントを見切り、今度は元箱根方面へ移動しつつ、ワンドのファーストブレイクをミノーメインで攻めることに。シャローでは時折ライズが出ており魚の気配はあるがアタらない。
そこでスプーン、バイブレーションなど持っているルアーを軒並みローテーションするがダメ。
かっこよく言えばハイブリッドな思考を持った我々。ルアーでダメならと、すぐにエサ釣りに。
虫ヘッドのただ巻き、リフト&フォール、ウキ釣り、ぶっこみと釣れれば何でもありとばかりに友人と試すが全て外れ。誰もアタリを出せないまま時間だけが過ぎていった。
元箱根方面で久々のヒット
昼過ぎになり、最初のポイントへ戻ろうと移動している際、別艇の仲間から元箱根方面で釣果が出たとの連絡があった。すぐに方向を180度転換し、教えてもらったポイントへ移動。アンカリングして釣りを再開した。
シャローでは魚がライズしていて、魚の気配は濃厚。先ほど移動していた際に、ブレイクラインで魚探に反応が出ていたことを思い出し、岸に向けてキャストした後、1つ目のカケサガリ攻めることに。
仕掛けはもちろん、虫ヘッド+ブドウ虫=「テンヤトラウト」だ。
投入後糸ふけを取りつつカーブフォールさせていると早速アタリが出た。やり取りして上がってきたのは30cmほどのニジマス。サイズは小さいが久しぶりの魚の感触にテンションが上がる。
「テンヤトラウト」のフォールで連発
狙い通りブレイクラインに着いている魚をゲット。フォールで食ってきたため、風が出てきた中ギリギリ操作できそうな1gまでジグの重量を落とし、より落とし込みの釣りに特化させる。
その後、ピンポイントでかけ下がりに投入すると、投入後のフォール中や着底からのリフト&フォールに高確率でアタリが出て30cm~40cmサイズが連釣。
友人も虫ヘッドに変えるが、フォール中に出る糸ふけが張るような微妙なアタリを取りやすいタックルセッティングが奏功して、私ばかりに釣果が集中する。
58cmニジマス浮上!
バラシも何度かありつつも5匹ほど釣り上げることに成功。しかし釣り人とは欲深いもので「もう少し大きなサイズが欲しい」などと思いつつ再投入。
竿を立てて道糸をゆっくりと落とし込んでいくと明確なアタリ。アワセると今までとは違う強い引き。グングンと頭を振る感触が伝わって来て、願望どおりに大物が掛かった。
ロッドがライトなメバリングタックルなので、ドラグは緩めで時間をかけつつ慎重にやり取り。3分ほどファイトして上がってきたのは58cmのニジマス!良型をゲット出来た!
この後は、今のやり取りで魚が散ってしまったのか、それとも信頼のエサ「ブドウ虫」が底をついたからなのかアタリがなくなってしまった。
新釣法「テンヤトラウト」で8尾
その後、最初の早川水門付近へ移動するも、ここでも反応はなく15時半頃に納竿。
最終釣果はニジマス8尾と、好釣果とはいかないものの、厳しい状況のなか独自の釣法アタリを引き出せて大満足の釣行となった。
帰港後は、別挺のルアーマンの仲間から皮肉8割の祝福を受けることが出来たことを、最後にお伝えしておこう。
<渡辺/TSURINEWS・デジタル編集部>
芦ノ湖