堤防での前打ち釣りでチンタ（クロダイ）を連打【静岡・新居海釣り公園】
2023年03月23日 11:30
抜粋
2日ほど暖かい日が続いたので、そろそろ魚たちが動きそうだと思い3月1日、浜名湖の新居海釣り公園へ釣行した。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版 立山和良）
新居海釣り公園で五目釣り
午前11時、かなり遅めに駐車場に到着。釣り公園となっている1～5番のT字堤を見ると、平日にもかかわらず各釣り場はかなりにぎわっている。皆さん考えていることは同じのようだ。
新居海釣り公園のT字堤3番（提供：週刊つりニュース中部版 立山和良）入れそうな3番の外側でサオを出すことにする。タックルは前打ちロッド3.3mに小型片軸リールをセット。ミチイト1.5号、ハリス1号、チヌバリ3号、オモリ3B、エサはモエビでスタートした。
まずはササノハベラヒット
思っていた状況と違い、時折強い西風に見舞われてアタリが取りにくいが、堤防際を丁寧に探り続けているとコッとエサ取りらしき小さなアタリが出た。しかしタイミングが合わずに素バリを引く。
魚がいることは確認できたので、先釣者の邪魔にならないように探り続けると、先ほどと違い明確なアタリが出た。即アワセを入れると、まずまずの引き。
新居海釣り公園でヒットしたササノハベラ（提供：週刊つりニュース中部版 立山和良）チンタでもきたかと期待していると、姿を見せたのは20cm超のササノハベラだった。続いてヒットしたのは10cmほどのクサフグ。意外に魚の活性が高いので、これなら期待できそうだ。
常連はダンゴ釣りでチンタ連発
堤防際を探り続けていると、堤防の両端に陣取っていた常連が立て続けに20cm弱のチンタを抜き上げた。釣り方はダンゴ釣りで、エサはオキアミのようだ。1人は寝ウキ仕掛けで釣っていたので、しばらく拝見させてもらう。
ダンゴ投入→着底→ダンゴ割れ→前アタリ→寝ウキが立つ→アワセ、実にリズミカルな動作でチンタを連発していた。
新居海釣り公園で顔を見せたカサゴ（提供：週刊つりニュース中部版 立山和良）やはりこのポイントでチンタを釣るにはダンゴ釣りが一番かと思っていると、サオ先をギューンと持ち込むアタリがきた。これはチンタだろうとリールを巻くと、姿を見せたのは15cmほどのかわいいチンタ君。
すぐにリリースして仕掛けを投入すると、今度はサオ先にモゾッと前アタリがきた。少し送り込んだ後に聞きアワせると、よし乗った。今度は当日のレギュラーサイズの17cmのチンタ。
チンタ狙いはダンゴ釣りに軍配
この調子でどんどん釣っていこうと思ったが、正午を迎えると常連たちが次から次へと帰っていくではないか。もう十分釣ったので満足したのだろうか。
ところが、このころから急にチンタのアタリが遠くなった。常連が釣っていたポイントを探ってみたがさっぱり。チンタどころかエサ取りのアタリも全く出ない。どうやら時合いが終了したようで、常連たちが納竿したことに納得した。
常連たちの釣果を確認すると、ほとんどの人が15～20cmのチンタを20匹前後釣っていた。潮回りを見てもう少し早めに来なくてはと反省。それでも久しぶりに魚の引きが楽しめたので満足だ。
新居海釣り公園での常連の釣果（提供：週刊つりニュース中部版 立山和良）これからゴールデンウィークにかけ、新居海釣り公園ではクロダイをはじめグレやコウナゴ、今切口ではルアーでシーバスと魚種多彩に楽しめる。ただし、本格的な釣りシーズンになると場所取りが大変。特に釣り公園はかなり早い時間に行かないと好ポイントに入れないので注意を。
新居海釣り公園はトイレや自販機もある（提供：週刊つりニュース中部版 立山和良）公園内には駐車場（一日400円）があり、売店やトイレ、飲み物の自販機なども常設されている。女性や子供連れで訪れる場合も安心だ。
＜週刊つりニュース中部版 立山和良／TSURINEWS編＞
