「水汲みバケツ」の知っておくべきオプション機能と工夫5選

2020年03月13日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

様々な釣りのジャンルで必須とも言えるのが水汲みバケツだ。海や池などから水を汲んで置いておき、手や足場を洗ったり、魚を入れて置いたりと、同じバケツを使ってもその用途は盛りだくさん。そんな、水汲みバケツにも様々な便利な機能が装備されている。今回は、水汲みバケツを選ぶ際に筆者が気になる機能を紹介したい。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

水汲みバケツの基本装備

水汲みバケツはその名の通り、釣りをしている時に防波堤や磯場、船などの釣り座から、足元の海水などを汲み上げておくために釣り人が用意するアイテムだ。船釣りなどでは船に装備されている場合も多々あるので持参は不要だが、防波堤や磯釣りなどでは必携アイテムとなっている。

しょせんバケツ、されどバケツ。釣り人にとっては実はかなり重要なアイテムだ。

水を汲むと言う事を考えると、まず、形のしっかりとしたバケツに水面までバケツを下ろすロープが付いているだけで、水汲みバケツに必要な機能は事足りる。

バケツ+ロープが最低限の機能である事にはかわりないが、あるとさらに便利なオプションアイテムや機能を紹介していこう。

1.ロープ巻き

水汲みバケツにつなぐロープは、ナイロン製やテトロン、ポリエステルなどいくつかの種類があるが、いずれにしても持ち運ぶ際にコンパクトで、実際に使う時(ロープを伸ばす時)に絡むなどのトラブルがないようにしたい。

市販品でもバケツとロープがセットになったタイプでは、ロープ巻きにロープが巻かれた状態で売られている。このロープ巻きにもちょっと注目をしてみると良い。

大きな仕掛け巻き

いわゆる、仕掛け巻きのようなものだが、あまりに大きいと持ち運びに不便だし、小さいと使用後に巻き取った時、どうしてもロープが溢れてしまう。やや余裕のある大きさのロープ巻きが扱いやすい。

また、ロープ巻きを手で持ちやすい形状になっているものがよく、手で掴むための輪があれば、手が滑ってロープごと海へ・・・なんて事が防止できる。そして、さらに欲しいのは、ロープがバラバラとバラけないようにロープを挟んで止めるストッパーが付いている事。

持ちやすいロープ巻き(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

同クラスの水汲みバケツ購入に迷ったら、この辺りをよく見て判断材料にしてもいいだろう。

使いにくければ別購入

ロープ自体は単品でも売られているので、別購入したものと取りかえる事も簡単なので、セット物でバケツが気に入って購入した後で、ロープが使いにくければ別購入して使う事も考えてみよう。

2.ロープの手滑り防止

前述のようにロープの素材はいろいろあり、それぞれにメリットデメリットがある。素材の詳細はあまり気にする事はないのだが、気にしたいのは扱いやすさだろう。

たとえば、ナイロンロープは表面がツルツルで滑りやすいので、実際に水を汲んで手繰る場合に滑りやすいのが難点。逆にロープが絡んでしまった時に、絡んだ結び目が締まりにくいのでほどきやすいメリットもある。

滑らない綿糸(タコ糸に代表される素材)の場合は、滑りにくいのだが、しなやかで絡みやすく、結び目が締まりやすくほどきにくい点がある。

ロープ上のコブを利用

解決方法はいくつかあると思うが、その代表的なものがロープに付いているコブだろう。ロープにプラスチック製の小さな玉などを付ける事で、ナイロンロープ使用時でも、その玉を掴むようにすれば滑りにくいシステムになっている。

プラスチック製の玉が滑り防止に(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

実はその玉が付いていないロープでも、一定の間隔でロープに結び目を入れていくと、結びコブが滑り止めの役目を果たすので、試していただきたい。

3.バケツとロープの接続

バケツとロープの接続に関しては多くの市販品で、カラビナやスナップフックなどの取り外しがしやすいフックを使用している。これは、波止の上などに置いておく時に、フックでロープを外せば、ロープが邪魔になって、仕掛けのハリが引っ掛かったりしないようにできるものだが、水汲みバケツが数個必要な時でも、取り外ししやすいロープが1本あれば、水を汲む時のみ接続すれば事足りるので便利だ。

金属製のフック(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

使用後の放置はNG

さて、このスナップ部分は、金属製やプラスチック製などがあるが、それぞれ使用時には気を付けたい点がある。

まずは金属製のフックだが、釣具として販売されているタイプならたいていは、海水耐性を持たせた、防錆加工がされていると思うが、それでも海水での使用後に放っておくとすぐに固着してしまう。そのため、使用後はしっかりと真水で洗って乾かしておきたい。

またプラスチック製のフックは錆や固着はほとんどないのだが、これも放っておくとプラスチックが劣化して、水を汲んだ時やフックを外そうとした時に、ポキンと折れてしまう事態になる。

筆者も長らく使っていない水汲みバケツを持参して、いざ使おうとした時に、プラスチックが割れてしまい、仕方なしに直接、バケツにロープを結んで使用した経験がある。もちろん、それでも使えるのだが、ほどけてしまったらどうしようと不安になったものだ。

4.水汲みバケツの形状

水汲みバケツと言っても、サイズもいろいろ、形は円形や四角いものなど何種類かある。これに折りたたみタイプがあったりと、本当に数多くの店頭に市販品が並んでいる。

やや丸い形状のバケツ(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

サイズとしては、自分が持ち運ぶ際にどのように収納するのか・・・で決める。たとえば、持参するクーラーや道具を入れるバッカンにピッタリと収まるタイプを利用したり、折りたたんで持ち運びするのか・・・など。

大きすぎるバケツはダメ

形状による使い方の違いはほとんどないのだが、水を汲む上での便利、不便はある。もっとも簡単なのは、垂直護岸などの波止釣り。この場合は、どんな形状でも十分なのだが、気を付けたいのはあまりに大きな水汲みバケツを使うと、水を汲んだ時に重すぎる点。

重すぎると、ロープが滑って手を火傷したり、結び目がほどけて海にバケツを落としてしまったり・・・。一度バケツに満タンの海水を汲んでしまうと、それを出すのは大変なので、自分の体力にあったバケツを選ぶ。

大きなバケツに水を入れたいなら、大小2つのバケツを用意して、小さなバケツで何度も水を汲むのがオススメだ。

さて、磯場などでどうしても垂直な部分がない場合は多少やっかいだ。そのまま磯伝いに引きずり上げている内に、水がどんどんこぼれてしまい、手元に来た時にはあまり残っていない・・・なんて、効率が悪い事態になる事もある。

口がふさがるバケツ

そのような状況を鑑みて、最近では水を入れて持ち上げるとバケツの口がふさがるような形状の水汲みバケツも数多く販売されている。これは通常は、四角や円形なのだが、ロープを通す場所が工夫されていて、ロープを引き上げると口が閉じるように働く。

ロープを引くと口がふさがる(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

磯伝いに上げてきても、ほとんど引っ掛かる事がないのもありがたい。ただし、口が閉じる分、バケツいっぱいの量を汲み上げる事はできないのでご注意。

5、バケツ反転の工夫

波止釣りなどで見ていると、よくあるのがバケツを海面まで下ろしたは良いが、バケツがひっくり返らずに、水がなかなか汲めずに苦労しているシーン。慣れてくるとロープの操作で簡単にバケツをひっくり返せるのだが、なかなか難しい点もある。

バケツの縁にオモリを

そこで、考え出されたのがバケツの口に1カ所だけオモリを付けている工夫。オモリが付いているので海面に浮かした時、バランスが崩れて転んでしまうから、簡単にバケツの口が水没して水が汲みやすくなっている。

このシステムが付いていないバケツでも、例えば、大きめの割りダマオモリをバケツの縁に止めるだけでOK。海面でバランスを崩して転んでくれればその役目は十分なのだ。

また、六角オモリなどを水汲みバケツのとっての穴に、太い糸で結びつけるだけでも十分役目を果たす。このオモリ1個で非常に便利になるのでぜひお試しを!

六角オモリをぶら下げる(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

ただし、軟らかいタイプのバケツだと、重いオモリを付けたままにすると、オモリの重さでバケツが崩れてしまう事もあるのでご注意!

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>

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