イワシ泳がせのヒラメ釣り 本命の他マゴチにワラサと多彩釣果【直栄丸】

2020年03月13日 11:00

[TSURINEWS]

抜粋

2月21日、会社の同僚と昨年の12月から毎月乗船している、愛知県・南知多町片名港の直栄丸にイワシの泳がせ釣りで出かけた。前回釣行はアタリに恵まれず、今回はリベンジを誓い気合十分で船へ乗り込んだ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘)

直栄丸でイワシ泳がせヒラメ釣り

今回のイワシの泳がせ釣りには、イシグロ半田店の店長・鈴木さん、船釣りマイスター・吉田さんも乗船。プロ級のテクニックを拝見できるだけでも実りある釣行となりそうで、出港前から気持ちが高ぶった。

いざポイントへ向けてイワシを十分に積み込み進む直栄丸。10分ほど走ったところで磯部船長より、「ベイトの反応がかなり出ているので、ここらでちょっとやってみようか」とのアナウンス。各自がすぐにイワシを付けて開始となった。

気配はあるもアタリ遠く

ポイントには、他の船もベイトの反応に誘われ次々と集結し、師崎沖は一瞬にして大船団の風景と化す。ベイトの層は、底付近から10m以上の範囲に伸びているとのことで、広範囲を探ってみたがアタリは遠い。同船者、周囲の船も釣れている感じはなかった。

30分ほどでベイトの反応が消えて多くの船が伊良湖沖へ向かうなか、直栄丸は15分ほど移動したポイントでの流しとなる。船を流すライン付近には、時折鳥の群れが水面を差して期待が高まり、近くに魚がいる気配を感じつつも、ここでもアタリは遠かった。

3回ほど流し終わってから「沖に移動します」とのアナウンスが入り、伊良湖沖へ移動。

筆者に良型マゴチヒット

伊良湖沖のポイントには午前9時すぎの到着となり、船長の合図とともに再開となった。水深60mほどのポイントで、根掛かりの心配はないとのこと。

ベタ底に近い状況で、時折誘いを入れながら集中すると、開始から5分ほどで一気にサオ先が引き込まれるアタリ。大きくアワセを入れると、確かな魚信が伝わってきた。

「キタ~」と自然に声が出てしまい、それを聞いた左舷ミヨシの吉田さんがタモを準備。鈴木さんもサオを置いて、私のやり取りを見ながら声をかけてくれる。初対面の2人に囲まれて、何ともいえない緊張感でのやり取りとなった。

無事に水面へ上がってきたのは良型のマゴチ。吉田さんの素早いタモ入れが決まり、うれしい1匹目。吉田さんにお礼を言い、すぐ次の投入への準備を進めた。

船中マゴチラッシュ!

1匹目の余韻を感じながら集中していると、先ほどと違う細かなアタリ。焦らず食い込むまでゆっくり待ち、大きくアワセを入れると、これもうまく乗った。

その直後、奥田君もアワセを入れてサオを曲げる。私と奥田君が上げたのは、1匹目と同サイズほどの良型マゴチ。

2人そろって、またも吉田さんが落ち着いて取り込んでくれる。その後、私はマゴチとイネゴチを1匹ずつ追加。奥田君も同様にマゴチとイネゴチの追加となった。

マゴチが船中連発(提供:週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘)

待望の本命ヒラメ顔見せ

コチのラッシュが続いて、本命のヒラメが上がらない状況のなか、またも絶好調の奥田君がサオを大きく曲げる。吉田さん、鈴木さん、私が見守るなか本命のヒラメが顔を見せ、これも吉田さんがタモ入れ。ヒラメの顔が見えたことでやる気となり、それぞれがサオ先へ集中する。

絶好調の奥田さんの良型ヒラメ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘)

すると、私に久しぶりのアタリ。焦らず十分待ったところでアワセを入れ、伝わる魚信と直前でヒラメが上がったことで、次こそは本命を期待しながら上げると、自身1匹目となる待望のヒラメが姿を見せ、吉田さんに取り込んでもらった。

高級魚ヒラメをゲットした筆者(提供:週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘)

60cmオーバーのヒラメ登場

潮止まりが近づきアタリが遠のいたところで、次の場所へ移動。

ポイントの水深は90~100mで、時折ベイトの状況を船長に確認しながらの釣りとなった。すると、吉田さんにアタリがあってサオが曲がり、上がったのは良型のイネゴチ。

吉田さんは良型イネゴチにドヤ顔だ!(提供:週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘)

その後ポツポツとアタリが続き、吉田さん、奥田君、私がヒラメを1匹ずつ追加したが、型は30~50cmとばらついていた。

そんななか、鈴木さんにかなりの大物らしき魚が掛かった。幾度となく穂先が引き込まれ、デカいヒラメの期待が。やり取りの末に上がったのは、60cmオーバーの立派なヒラメ。しばしの写真撮影タイムの後、釣り座へ戻った。

鈴木さんはグッドサイズにこの笑顔(提供:週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘)

75cmのサワラにワラサも!

鈴木さんの大物ヒラメを目の当たりにして、念のため仕掛けをチェックすると親バリ、孫バリともにハリスがささくれ状態となっていたので、仕掛けを取り替えての再開とした。

再開直後、吉田さんが「突き上げたで。サワラだ」と叫ぶ。深場からの引き上げ、落ち着いたやり取りの末に最後は磯部船長が素早くタモ入れ。75cmで幅広の立派なサワラだった。

吉田さんのサワラを見てワイヤー仕掛けも考えたが、仕掛けは替えたばかりで、残り時間も考慮してそのまま続行を決意。周囲の船で青物が上がっていたこともあり、仕掛けを底から5mほど上げての流しに変えた途端、一気にサオ先が引き込まれた。

素早くアワセを入れた瞬間、左へと走ったので青物だと確信。サワラであれば切られるかと焦りつつも、魚は少しずつ上がってくる。

「たぶん、ワラサやね」 と吉田さんの言葉に落ち着きを取り戻し、数分後に水中に見えた魚体にワラサだと確信。最後は吉田さんのタモ入れで無事に船上へと。70cmジャストのワラサで、この日一番の手応えを堪能させてもらえた。おそらく、ささくれ状態の仕掛けを使っていたら、上がらなかった魚だと思う。

当日一番の手応えを堪能させてくれたワラサ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘)

その後もポツポツとアタリがあり、終了の午後1時直前にヒラメらしき魚がハリ掛かりしたものの、残り20m付近で痛恨のハリ外れ。若干アワセが早かったことと、終了時間に気を取られ、巻き上げにも焦りが出てのバラシ。何とも悔やまれる納竿となった。

最終釣果

魚をおいしく食べるための大事な一手間の神経締め(提供:週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘)

天気に恵まれ、風もなくほぼナギ状態だったこの日、伊良湖沖への移動後はアタリも頻発し、前回のリベンジは十分に果たせた釣行となった。

私の最終釣果は50cmほどのヒラメ2匹、55~60cmのマゴチ3匹、54cmのイネゴチ1匹、70cmのワラサ1匹だった。今回は鈴木さん、吉田さんにタモ入れ、ハリ外し、神経締めとお世話になり、心より感謝。また、毎回お世話になっている船長の判断にも感謝、感謝だった。

全体の釣果(提供:週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘)

<週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
直栄丸
出船場所:片名漁港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2020年3月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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