シマアジ攻略法をエリア別に徹底解説!近場から遠征までまるっと網羅!【前編】
シマアジは遠征釣りの人気魚とされていますが、実は近場でも結構釣れることがあります。ここ数年で一気に釣り場と認知度と釣果が急上昇しているシマアジは次に大ブレイクする予感漂うターゲットです。関東の有望シマアジエリアを近場から遠征までまるっと大特集します。
船釣り専門WEBメディア「船釣りマガジン」2023年03月25日 11:30
シマアジ攻略法をエリア別に徹底解説!近場から遠征までまるっと網羅!【後編】
遠征釣りの人気魚、あこがれの高嶺の花でありながら実は近場でも結構釣れていたりする。
ここ数年で一気に釣り場と認知度と釣果が急上昇しているシマアジは次に大ブレイクする予感漂うターゲット。
今回は関東の有望シマアジエリアを近場から遠征までまるっと大特集!
シマアジは遠征釣りの人気魚とされていますが、実は近場でも結構釣れることがあります。ここ数年で一気に釣り場と認知度と釣果が急上昇しているシマアジは次に大ブレイクする予感漂うターゲットです。関東の有望シマアジエリアを近場から遠征までまるっと大特集します。
船釣り専門WEBメディア「船釣りマガジン」シマアジは遠征釣りの人気魚とされていますが、実は近場でも結構釣れることがあります。ここ数年で一気に釣り場と認知度と釣果が急上昇しているシマアジは次に大ブレイクする予感漂うターゲットです。関東の有望シマアジエリアを近場から遠征までまるっと大特集します。
船釣り専門WEBメディア「船釣りマガジン」4月1日、遠征釣りのメッカ「銭洲」が解禁となり、伊豆半島などから遠征船がスタートする。
銭洲の多彩なターゲットの中で、シーズン初期の狙いがずばりシマアジだ。
4~5月がシマアジの好期
銭洲は伊豆半島から南へ約75kgに位置した広大な瀬。
その一部は岩礁として海上に顔を出し、ネープルス、ヒラッタイ、ダルマの3つの岩礁群で構成される。
30kgオーバーのカンパチやヒラマサ、モロコ(クエ)を始め、シマアジ、マダイ、アオダイ、ウメイロ、イサキなど多彩なターゲットが潜むロマンあふれる絶海の釣り場だ。
本誌船宿データベースで銭洲遠征船を出す船宿は南伊豆須崎港・宝栄丸、西伊豆土肥恋人岬・とび島丸など。
釣期は4月1日の解禁から12月末までの9カ月間。
釣り時間は協定で7~13時に定められている。
シーズン初期の4月はシマアジを主とした五目釣りが狙い目で、オキアミやサバの切り身などのエサを使う。
シマアジは1kg前後を中心に3~7kg級の大型も期待でき、アオダイ、ウメイロ、マダイ、イサキなどを交えた高級五目が楽しめる。
一方、大型のカンパチやモロコなどを狙う泳がせ釣りも同船で楽しめる。
もちろん両方狙うのもおすすめ。
このように銭洲では同じ船で五目釣り、泳がせ釣り、ルアーなども楽しめるが、ここからは特集テーマのシマアジを主とした五目釣りに話を絞り、銭洲遠征のエキスパートで沖釣り専門の釣具店「海狩人(シーハンター)」店主・湊みなと鷹成さんにアドバイスしていただいたタックルと仕掛け、釣り方を紹介しよう。
五目釣りのタックルは全長2.1~2.7m、オモリ80~120号対応のシマアジ竿や遠征五目竿に、小~中型電動リールを組み合わせる。
仕掛けは図の3種がベースになる。
シマアジ狙いでは、ウイリーバリと、空バリにオキアミエサを付ける場合とでは食いのよしあしが変わるため、先バリが空バリタイプのウイリー仕掛けと、空バリ仕掛けを用意する。
ハリスは6号を基準に、大型に備えて8~10号もあると安心。
また、空バリ仕掛けはサバやイカの切り身を付けて小型のカンパチ狙いに転用できる。
ウメイロやアオダイ用の3本バリ仕掛けはハリス6号と8号、各4.5と6mを用意。
8号4.5mでスタートし、食いが渋いときは6m、もしくはワンランク細いハリス6号の仕掛けに交換する。
加えてマダイ狙いに備えたロングハリスもあれば万全だ(泳がせ釣りのタックル例は図参照)。
ウメイロやアオダイ用の万能タイプがいわゆる遠征五目仕掛け。銭洲のシマアジ用ウイリーバリのカラーは白、ライトグリーン、水色が定番
シマアジ専用モデル ムーチング軟調 銭洲・金洲 遠征五目 シマアジロッド
ミヤエポック COMMAND X MEDALISTER 泳がせ 180
ポイントの水深は狙う魚種により変わるが、シマアジを例にすると水深30~50m付近が中心。
シマアジのタナ取りは海面から、もしくは底からの2通りでケース・バイ・ケース。
アナウンスされた指示ダナを聞き逃さないようにしよう。
海面からのタナ取りは、タナからハリス分落とし、小刻みにシャクって誘い上げ、タナに合わせてしばし待つ。
活性が高いときは誘い上げているときにガツンと食ってくる。
タナに合わせてアタリがなければ手返しをしてエサを確認。
シマアジはポイントの周りを回遊しているので、船下に群れが入ってくるタイミングに仕掛けが下りていることが重要。
エサ取りが多いときは、先バリが空バリタイプのウイリー仕掛けで手返しの効率を上げ、エサ取りが少ないときは空バリ3本仕掛けにオキアミを付けて狙う人が多い。
一方、底からのタナ取りは〝ベタ底〟を狙う。
底から2~3mの範囲で小刻みなシャクリを繰り返し、一定のペースで手返しする。
◇
銭洲遠征船の乗船システムや一日の流れは東伊豆の遠征船とおおむね同じだが、必ず集合時刻や船宿のルールを事前に確認していただきたい。
シマアジのポイントは根が荒いのでドラグ調節は強めが望ましい。魚が走ったら竿のためでしのぎ、電動リールの中速よりやや遅めで巻き上げる
隔週刊つり情報(2022年4月15日号)※無断複製・転載禁止