総勢109名参加の『第6回大分オフショアジギング大会』に潜入 トップは87cmブリ
2023年04月01日 06:00
抜粋
3月5日、大分市家島港を拠点に遊漁船11隻が集結し、「第6回大分オフショアジギング大会」が開催された。参加者は109人と満員御礼。国内でも最大規模のジギング大会となり、メインフィールドとなる豊後水道で良型ブリを求め、上位入賞を狙ってメタルジグをシャクり続けた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 西岡宏祐)
オフショアジギング大会開催
午前6時30分の開会式と乗る船を決める抽選の後、7時に各船が一斉に出港し、豊後水道のポイントへと向かった。なお、参加船は第一SOYAMARU&第三SOYAMARU、釣吉丸、オッターテイル、照陽、新漁丸、奏羅翔、光太郎、栄光丸、ちどり丸、海王丸の11隻。
今回、乗船した第三SOYAMARUは、1時間40分ほどで最初のポイント(水深約75m)に到着。ここで無線に連絡が入ったようで、「他船で5~6kgくらいのが1~2尾上がっているみたいです」と三ヶ尻船長。リアルタイムで他船の情報が次々に入ってくる。
厳しい状況に苦戦
ここは大会前週にブリが数上がった好実績のポイントとのこと。スパンカーを張って流していくが、潮行きが悪く0.4~0.5ノット程度で流れる。片舷に6人ずつが釣座を構えてメタルジグ180~200gを落とす。
釣り方は、スピニングタックルでのワンピッチジャークの人が大半だが、電動ジギングでメタルジグをシャクって狙う人もいる。ターゲットがブリなので、超高速でのピッチではシャクらず、やや抜きぎみに誘っている人が多い。しかし、潮が効いていないため、アタリがない状況。ベイトはイワシとのことで、カラーはシルバー系を使う人が多い。
直近で実績のあるポイントを流していくが、参加者に聞くとジグには触りもしないとのこと。海況はやや波こそあるが、コンディションは良好な印象を受ける。あとは潮だけといった感じだ。三ヶ尻船長は流すたびに水深と遊泳層を参加者に伝えつつ、小まめに船を立て直したり、着け直したりと、フレッシュな状態からメタルジグ投下の合図を出す。
待望の3kg級ブリヒット
正午ごろ、「他船でヤズが入れ食いらしいです……」との情報が入ったが、三ヶ尻船長が「ブリ釣りたいよね?」と参加者に確認、全員一致で豊後水道の実績あるポイントをラン&ガンしていく。
しかし、近くを流している第一SOYAMARUと釣吉丸でもブリが連発で上がっている様子はない。白波が立っているポイントには鳥もいて、いかにも釣れそうな雰囲気だが、なかなか口を使わない状況が続く。
大きなウネリが出ているポイントを流した際、ようやくトモの参加者がロッドを曲げた。待望のヒットに持ち込み、響き渡るドラグ音にメタルジグをシャクりながらほかの参加者も注目する。慎重なやり取りの末、上がってきたのは3kg級のブリ。三ヶ尻船長が「いま入ってるよー!」と言った数秒後のヒットだった。
それから1kg級のヤズがアタり、連発を期待したが反応はあっても不発。午後1時30分にストップフィッシングとなり、家島港へ帰港した。
優勝者はブリ87cm7055g手中
他船も続々と帰港し、参加者の釣果を見せてもらうと良型ブリをキャッチした人の姿も。全体的にはやはり渋い状況だったようだが、ブリ~ヤズ交え数釣りをした船もあった。
検量ではブリ1尾の重量と長さを測り、全て終えたところで表彰式。結果、尾渡公敏さんがブリ87cm7055gで優勝(照陽)。目玉商品のSTELLA8000PGとトロフィーを手にした。準優勝は平山武史さんで88cm5740g(海王丸)、3位の立花勇介さんは83.5cm5600g(栄光丸)だった。
同大会は、参加者全員に賞があり、1人ずつ名前を呼ばれて表彰され、トラックに積まれた超豪華賞品が手渡された。
最後に三ヶ尻船長が締めのあいさつをし、「来年も開催します!」と次回開催を告知し、今大会は閉幕した。
<週刊つりニュース西部版 西岡宏祐/TSURINEWS編>
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