プールでのテンカラ釣りでニジマスが連発【埼玉・加須はなさき水上公園】
2023年04月03日 16:30
抜粋
3月11日(土)「加須はなさき水上公園」にJOFI東京メンバーの木下さんと妻と3人で釣行してきた。ネットでは「あまり釣れない」との情報もあったが、3人とも目標を達成して大満足となった。釣果のポイントも併せて紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
プールフィッシング釣行
筆者が所属する東京都釣りインストラクター連絡機構(略称:JOFI東京)のメンバーの木下さんとの会話の中で、お互いプールフィッシングに興味があることが分かった。さらには埼玉県には格安な料金で遊べるところが、いくつかあるとの情報を頂いた。ちなみに妻もJOFI東京のメンバーということもあり、3人で「加須はなさき水上公園」への釣行が決まった。
3人ともこれがプールフィッシングのデビューとなる。その後、当地についてネットで調べると、あまり釣れないとの情報があったことや前回の放流から、かなり日数が経過してしまっていることから苦戦が予想されたので、目標は皆弱気で木下さんと筆者は5匹、妻は3匹の設定となった。
加須はなさき水上公園プールフィッシング
加須はなさき水上公園のプールフィッシングは、公益財団法人埼玉県公園緑地協会が管理しているので民間企業が運営している管理釣り場と比べて料金設定が安いと言うのが大きな魅力の一つとして挙げられる。
対象魚はニジマスのみで、フィッシングエリアは「さざ波プール」と「流水プール」、「多目的プール(今シーズンは工事の為使用不可)」がある。さざ波プールでの釣り方はルアーとフライ、流水プールではルアーとテンカラ、流水プールの一部ではエサ釣りも可能だ。
タックルレンタル可能
ルアーフィッシングはタックルのレンタルが可能で、エサ釣りはレンタルロッドからエサまで全て料金に含まれているので気軽に利用できる。またランディングネットもレンタル可能だが、数に限りがあるとのことなのでできれば持参されたい。
周囲にレジャー施設も
もし釣りに飽きてしまったとしても、敷地内には芝生広場やパターゴルフ(有料)等の遊び場もあるのでファミリーフィッシングには最適だ。
当日の状況
数日前から暖かな気温の日が続いていた。当日も埼玉県は最高気温が20度を超えて風もなく穏やかな最高の釣り日和となった。
9時の施設オープンに合わせて木下さんとは現地で待ち合わせ。受付を済ませて、まずはルアーとテンカラができる流水プールへと向かうと想像よりも空いている。しかし、好ポイントと思われる所には既に人がいたので、受付から一番奥の場所で始めてみることにした。
流水プールでニジマスゲット
開始から数投目で早速木下さんにヒット。無事に取込みに成功して綺麗なニジマスをゲット。それを見て筆者も妻も気合いが入る。
筆者がルアーのタックルを準備している間に、今度はテンカラで釣りをしている妻が1投目からヒット。しかし長いラインの扱いに大苦戦。取り込み方が分からないと言うので「ラインを手繰って」とアドバイスを送るがダメ。結局代わりに筆者がラインを手繰ってランディング。
その後彼女はルアーに変更することになった。
ルアーで連発に妻大喜び
今年1月にすそのフィッシングパークに釣行した際に大活躍した「フェザージグ」と「トレーラー」、「エッグフライ」は、当施設でのレギュレーションにより禁止されているので、今回新兵器として「バベコン」と言うルアーを入手。彼女はこちらを付けて釣りを再開すると、またしてもすぐにヒット。
その後も入れ食いが続き大喜び。アタリの数はその何倍以上もあるようで楽しそうだ。
同行者もルアーで連発
一方、木下さんは持参した6種類のルアーをローテーションしながらの釣りを行っていた。ブラックバス釣りを得意としているだけあって、初めてのプールフィッシングにも関わらず慣れた手つきで次々に釣り上げられていた。
筆者はテンカラでゲット
筆者はテンカラロッドでハリにはフライフィッシングに使用するストリーマーを使用してボトム付近を狙っているとヒット。オデコから逃れられたと思うとホッとした。
さらに追釣するが、その後アタリが無くなったのでこの日のために用意しておいた逆さ毛鉤にチェンジしてみることした。
その頃木下さんは「5匹目が釣れて目標達成できた」とご満悦。
逆さ毛鉤で連発
逆さ毛鉤には1投目から魚がアタックしてきたがバラシ。次の投入もバラしてしまったものの、先程までの状況とは全く違い毛鉤に頻繁にアタックしてくる。
その後入れ食いで短時間に4匹釣り上げることに成功!少しアタリが減ってきたので、普通のテンカラの毛鉤に変えてさらに3匹釣り上げた。
100均ルアーがアタリ?
3時間券を購入の木下さんはタイムリミット10分前にツ抜け達成で納竿。
「一番高いルアーが一番釣れなかった。100均で購入したルアーの方が釣れた(笑)」と言っていた。
さざ波プールでは不発
午後はさざ波プールに移動して、膝下まで立ち込んでフライフィッシングで狙うことにした。妻は一度立ち込んではみたものの、「足が冷たく感じるので見学している」と言って休憩。
筆者は数投してみたものの、ポイントが分かりにくく、遠投の必要性もありそうな為自分には釣れる気がしない。仕方なく早めにこのプールを諦めることにして午前中の流水プールへ戻ることとした。
午後は魚がスレ気味
流水プールでは釣り方をテンカラに戻して再開。ストリーマー、逆さ毛鉤、普通毛鉤とどのハリにもアタリは多いが、午前中よりもスレるのが早く感じた。そこで小まめに毛鉤のローテーションを行い、結局6匹追加して14時半に納竿することにした。
妻はルアー(バベコン)で再開したが、午後はアタリが激減で残念ながら追加ゲットとはならなかった。
最終釣果
木下さん(3時間券):ニジマス10匹(目測20~30cm)
筆者(1日券):ニジマス15匹(目測20~30cm)
妻(1日券):ニジマス6匹(目測20~30cm)
皆、目標を大幅に超える釣果に大満足!
釣果に繋がったポイント
初めてのプールフィッシングで好釣果に結びついたポイントを挙げてみたい。
流水プールでテンカラ強し
流水プールは魚が泳いでいるのが見えるのでサイトフィッシングも可能なことと、軽くキャストする程度で十分なことから釣りやすかった。
キャストができなければその必要性もあまり感じることはなかった。と言うのもテンカラならば足元に毛鉤を落とすだけでも簡単に釣ることができきたからだ。釣り初心者にはルアーよりもテンカラをおすすめしたい(レンタルがないのが残念だが……)。
お助けルアー
そして、今回妻は終日リールのライントラブルに悩まされてしまい、釣る時間が短かったがそれでも6匹釣ることができたのはバベコンのお陰だと感じたようだった。
彼女が言うには、軽くキャストしてからのズル引きや着底直前にヒットすることが多かったようだ。木下さんもセニョールトルネード等のお助けルアーで釣果を上げていたので、やはりこれらのルアーは効果的だと思った。
こまめなローテーション
プールフィッシング(管理釣り場)の特徴と言えるのかも知れないが、魚がスレやすいので、小まめにルアーや毛鉤のローテーションをすることは欠かせないと感じた。逆にほぼ一日バベコンで釣り続けていた妻は、釣り開始こそは入れ食いだったが、魚がスレてからは、全く釣れなかった……。
アフターフィッシングも堪能
1日券を購入すると一人3匹まで持ち帰りが可能なので、持ち帰って食べることにした。翌日はニジマスの塩焼きと昨年釣って冷凍にしておいたマダコの刺身で妻と乾杯。
また別の日にはニジマスのムニエル(バターソース)で白ワインがすすんだ。
初めてのプールフィッシングをとても楽しい思い出にすることができて、木下さんには感謝。今回プールフィシングにチャレンジしてみて、その魅力がよく分かった。釣り場や釣り方などを色々研究して、また来シーズンに挑みたい。
<藤倉聡/TSURINEWSライター>
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