堤防フカセ釣りで43cm乗っ込みクロダイ手中【静岡・清水港】産卵本格シーズン到来か
2023年04月05日 17:00
抜粋
3月20日、筆者のホームグラウンドの清水港で、乗っ込みのクロダイを狙ってきました。清水港は乗っ込みクロダイの開幕が早く、今シーズンはすでに本格的な乗っ込みがはじまっています。訪れたのは、乗っ込みシーズンには欠かせない深場と隣接した浅場のポイント。産卵に向けて、やや神経質になったクロダイを得意のフカセ釣りで攻略します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)


清水港の乗っ込みクロダイ
今シーズン(2023年)の清水港のクロダイは、2月時点で卵の小さな魚が多く、当初は乗っ込みが遅れるのではないかと予想していました。
ところが、3月に入り急激に乗っ込みが本格化し、すでに一部の魚は産卵モードに入りはじめています。
なぜなら、産卵行動に入ったと裏付けるのが、お腹がへこんだ魚の出現です。産卵行動を終えたクロダイが姿を見せはじめ、すでに乗っ込みが最盛期を迎えていると思われます。
今シーズンは例年と比較して、2月から急激に海の季節が進行したような印象を受けました。
クロダイフカセ釣りのタックルとエサ
3月20日、のんびりと正午前から釣りを開始して、夕方までの4時間勝負。
この日の干潮は11時前、そして17時ころにかけて潮が動きます。潮の動き出すタイミングは最大のチャンスタイムです。
浅場のポイントには、春先にかけて海底に藻が生えてきます。底トントンでタナを合わせてしまうと、場所によっては大量の藻が針に絡まって取り除くのがたいへんです。
藻が引っかからないギリギリの高さまでタナを上げるのがコツで、全遊動(スルスル)仕掛けやハリスを這わせる釣りはおすすめできません。ただし、場所や位置によって藻が少ない箇所も存在するので、そのような場所が見つかれば十分釣りが成立します。
今回は円錐ウキを使いましたが、穏やかな日は視覚的にアタリが見やすい棒ウキもおすすめです。
タナ取りオモリでウキ下を設定(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)使用タックル
・ロッド:がま磯 アルデナ0-53
・リール:インパルト2500SH-LBD
・ウキ:円錐3B
・道糸:ナイロン1.5号
・ハリス:カーボンライン1.5号(約2ヒロ)
・針:チヌ2号
当日のタックル(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)コマセ配合(約4時間分)
・オキアミ:約1kg
・市販配合エサ(白色系):半袋
・米ぬか:700g
・押し麦:200g
・スイートコーン:180g
・サナギ粉(細挽きタイプ):200g
コマセは警戒心を解く濁りを重視した配合内容です。押し麦とスイートコーンを混ぜることで、足止め効果を高めています。
コマセ配合は警戒心を解く濁りを重視(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)さしエサ
・生オキアミ(コマセから拾って使用)
・加工オキアミ
・スイートコーン(コマセから拾って使用)
今シーズンに入ってからはスイートコーンが絶好調。1月からの釣行を振り返ると、オキアミよりもヒットした回数が多くなっています。スイートコーンはコマセに混ぜ合わせて、適量をさしエサに確保しておくとよい反応を得られる可能性が高いです。
今シーズンはスイートコーンのさしエサが絶好調(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)近場では当たりなし
釣り開始からしばらくはエサ取りの反応すら乏しく、ファーストフィッシュはフグ。
数日前に釣行した際には、マダイ混じりで魚からの反応が多く得られたものの、この日は静かで厳しい状況です。たった数日で、状況がガラリと変わってしまうのも、乗っ込みシーズンらしさを感じます。
魚が警戒しているのではないかと考え、仕掛けを流すのは普段よりやや遠目の位置。近くには寄ってこなくても、遠くにクロダイがいると信じて、コマセと仕掛けの投入を繰り返します。
コマセと仕掛けの投入の繰り返し(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)潮流れると43cmクロダイ顔出し
13時を過ぎたころ、ようやく潮が緩やかに流れ出しました。
すると、沖を流れていたウキが突如として凄まじい勢いで消し込み、穂先までひったくる強烈なアタリ。
やり取りの最中は、マダイかと思わせるほどのパワフルな引きでぐいぐいと泳ぎ回ります。ロッドを立てて、耐えているとようやく魚が落ち着いて攻守交代。
海面に見えたのは、乗っ込みらしい綺麗な本命クロダイの姿。タモ入れの瞬間まで粘り強く抵抗した元気なクロダイでした。
サイズは43cmとまずまず、それ以上に体高と体色のどちらも素晴らしい魚です。卵を抱えているようで、お腹がぷっくりと膨れているのが確認できました。
体高と体色のどちらも素晴らしい43cmクロダイ(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)最終釣果と今後の展望
ここから追加…といきたいところでしたが、残念ながらアタリが続かず時間だけが過ぎていきます。結局、最初の1枚のみでコマセが切れてしまい、今回は潔く納竿としました。
釣果は1枚と寂しい結果となったものの、乗っ込みらしい本命をキャッチできました。非常にパワフルで引きを楽しませてくれたクロダイに感謝です。
撮影後はタモを使って丁寧にリリース。タモの中で元気に泳ぎ回るほど力強い魚でした。
タモを使って丁寧にリリース(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)今後の展望
魚が産卵モードに入り、乗っ込みが本格化している清水港。これから4月中は、乗っ込みのクロダイ釣りを楽しめます。
清水港では、クロダイの産卵がさらに本格化して、釣果も落ち着いてくると予想されるので、早めの釣行がおすすめです。
前日の釣果(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)<杉本隼一/TSURINEWSライター>
清水港

















